【はじめての手芸】第1話:持ちものはケータイとサイフだけ。ご近所用のかわいいチビバッグを作ろう♪

編集スタッフ 青木

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作ってみたかったのは、ご近所用のかわいいチビバッグ。

空気が少し冷たくなり、あったかいお茶がおいしい季節になると「縫い物してみたいな〜」という気持ちがふつふつと湧いてきます。

それと同時に、せっかく作るのだから毎日使えるものがいいなという思いも浮かんできます。

「ランチタイムや近所へのお散歩、お買い物の時に毎日気兼ねなく使える小さめのバッグ。しかも自分好みのものを自由に作れるようになれたら。。」

そこで、各地でお裁縫のレッスンを開催している、布作家の石川ゆみさんを講師にお招きして、小さなワークショップを開催する事にしました♪

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石川さんに教えていただくのは、ちょっとそこまでのおでかけにピッタリな「チビバッグ」。ケータイとお財布が入るくらい小さな、ご近所用バッグです。

チクチクのんびり手縫いで作っても1.5時間ほどでできますし、ミシンがなくでも大丈夫という手軽さが嬉しいレシピなんですよ。

生徒は当店スタッフの、田中と岡本。それではさっそくレッスン開始です♪

DF3_2745 のコピー▲(右)時々アクセサリーを手作りしている田中。お裁縫は久しぶりだそうです。(左)時々ミシンを出してお裁縫を楽しんでいる岡本。

 

チビバッグのレシピ

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こちらのバッグはリバーシブルです。裏と表どちらも主役になるバッグだから、ぜひ好きな生地を組み合わせて作ってみてくださいね。

「縫い目が表に出ない縫い方」など、リバーシブルバッグを綺麗に仕上げるためのポイントも教えていただいたので、みなさんも一緒に作ってみませんか?

材料と準備するもの

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・20cm × 40cmの布 2枚
・22cm × 7cmの布 2枚
・縫い針
・縫い糸
・マチ針
・裁ちバサミ
・糸切りハサミ
・チャコペン
・定規

作り方

[1]持ち手をつくる。
cとdを中表にかさね、端から1cmのところを両端とも縫い、表にかえす。
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[2]aとbそれぞれを半分にたたみ、本体の両脇(端から1cm)を縫う。
aは両脇を縫い、bは返し口を5cm開けておく。
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[3]a(赤)に持ち手を仮止めする。このとき c(赤)の面が下になるようにする。
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[4]a(赤)に b(シマ)を中表に入れ、マチ針で仮止めし、上から1cmのところをぐるりと縫う。
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[5]b(シマ)が表になるよう裏返す。返し口から布をやさしく引っぱり、形を整える。返し口を閉じたらできあがり!(閉じ方は下記の “コの字とじ” をご覧下さい。)
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縫い目が表に出ない縫い方

“コの字とじ” とは、2枚の布を折り山で縫い合わせる方法です。糸が表に出ないので、縫い合わせたところがキレイに見える縫い方です。

*コの字とじの針の運び方*
[1]折り目を付ける。
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[2]内側から折り山にむかって針を出す。
2_返し口を閉じる_2811 _1

[3]もう一方の折り山に針を刺し、0.3cm~0.4cm先に針を出す。
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[4]交互に折り山に針を刺し、縫い進める。
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[5]縫い上がったら、ゆっくり糸を引っぱる。
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[6]糸をゆっくり引っ張ると写真のように上の布と下の布がキレイにくっつき、縫い糸が目立たなくなる。
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糸の色は、布の色に近づける。

糸の色_2722 のコピー

石川さん:
「全ての縫い目が内側に隠れる作り方だから、縫い目を均一に揃えようとしすぎなくても大丈夫。糸と生地の色を合わせると、縫い目が更に目立たなくなるので近い色で縫ってくださいね」

 

糸のちょうどいい長さって?

糸の幅_2645 のコピー

石川さん:
「あんまり長いと糸が絡まりやすく、縫いづらくなるんです。糸の長さは縫う幅の2倍もあれば大丈夫ですよ。このくらいかな」

 

手で押さえればOK!アイロンは不用です。

手アイロン_2676 のコピー

今回のレッスンでちょっと驚いたのは「いちいちアイロンしなくていいんだ!」ということ。

作るモノの大きさに関わらず、お裁縫にはアイロンが必須!と思い込んでいたので、 手で押さえるだけでいい手軽さに驚きましたが、お裁縫へのハードルが少し下がったのも事実。

石川さんは、縫い上がったパーツを手で押さえてなでることを「手アイロン」と仰っていました。

 

1時間30分で完成しました〜♪

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ちくちく縫い進めて出来上がったチビバッグ。

可愛いものができあがり、参加したスタッフ田中と岡本の表情もほっくほく。久しぶりに手縫いに挑戦した2人に、感想を聞いてみました。

岡本:
「ひと縫いひと縫い、ていねいに針を通していく作業に、なんだか心が落ち着きました。

ミシンも楽チンでいいけれど、こうして時間をかけて作ったものだといっそう愛着がわきますね。

石川さんから教わる、心地よいゆるさのある手芸を体験して、改めて楽しさを思い出しました!」

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DF3_2785△仕上げ作業中の岡本。返し口からちょっとずつ引っぱり出した布のフォルムをみて「この状態がすでにかわいい!」と喜んでいました。

田中:
「じつは、お裁縫が久しぶりで糸を針にとおすところから苦戦したんです(笑)。

でも石川さんがやさしく『焦らずにね』っておっしゃるので、初心に戻って、糸通しを使い無事に成功。ちくちく縫い進めるのがとてもたのしかったです」

優しく見守られる_2744 のコピー

田中:
「ちょっと気を抜くと縫い目も乱れるのですが、またしても『いいのよ、いいのよ』って言っていただきながら、のんびりと、でも気持ちのいい緊張の時間でした。

お裁縫って、集中できるし、のんびりできるし、楽しい!もっと何か作りたいと思いました」

DF3_2621 のコピー△「糸が、糸が……」と糸通しに苦戦する田中。久しぶりにやると難しいですよね〜。

DF3_2668 のコピー△けれど、パーツが出来上がるたびに嬉しそうにしていました。

 

石川さんのお裁縫箱、見せてください!

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「シェーカーボックスをお裁縫箱にしています」

今回、石川さんがお使いの裁縫箱を見てみたくて、持ってきていただいたんです。

赤くペイントされたシェーカーボックスの中には、少数精鋭の道具たちが。

大人の女性が持つ「赤」って、なんてかわいいんでしょう。存在自体がハッピーな雰囲気の明るいお裁縫箱でした。

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それをお弁当箱のように包んでバッグへ。包む布までとってもキュート♪

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石川さんのお裁縫箱の可愛さに心奪われてしまった私達は、実用的なのはもちろん、道具の可愛さも大切にしたいな〜と思ったのでした。

そこで第2話では、針しごとの傍らに置いておきたいアイテムをご紹介します。

細々した手芸アイテムを収納しつつ、インテリアにもなるボックスや、優雅な時間をプラスしてくれるアイテムが登場しますよ〜。イメージを膨らませながら、楽しい時間を過ごすためのアイテムを探してみましょう。どうぞお楽しみに!

(つづく)


もくじ

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布小物作家 石川ゆみ

青森生まれ。1999年より布小物の作家として始動。
2003年7月、器と雑貨、自作の布小物などを扱うお店「Ekoca」を器好きの友人と始める。2008年7月、お店を離れ独立。各地で開催されるワークショップが人気。「四角い布からつくる服 (天然生活ブックス)」など著書多数。

▽石川ゆみさんの著書はこちら

 


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