【5グラムへの情熱】「おいしくない」も大切?新作ジャムへの大事な一歩

バイヤー 山根

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新作ジャムの試食会を前にして

入学試験の当日、ピアノの発表会、愛の告白……緊張する瞬間は、あなたならどんなときですか?

この日、ジャム工房のスタッフ3人はまさに緊張していました。

なぜなら自らアイディアを出して作ったジャムを、これから大勢に試食してもらうから。

それに今回の試食会はスタッフにとってはもちろん、KURASHI&Trips JAM LABORATORYにとっても初めての試みがつまっていたのです。

いったいどんなことが起きるのでしょう?

今回の「5グラムへの情熱」は、ものづくりにとって大切なひとつの工程を、新作ジャム試食会の様子とともにお届けします。

みんなの反応やいかに!

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今回の試食会は、KURASHI&Tripsの新作ジャムを生み出すために特別に開かれたものです。

ふだんジャムのレシピを考案するのは、プロデューサーであるフルタさんの専門の仕事。しかし今回のジャムはどれも、工房スタッフ3人が一から考えてつくったジャムなのです。

ジャムは全部で6種類。どれもKURASHI&Tripsではこれまで使われていなかったスパイスやリキュールなどを組み合わせてつくられたものでした。

rDF2_0033-2試食するのは総勢約30名(!)のクラシコムスタッフたち。

クラシコムスタッフ達はあらかじめ、自分が味見するジャムを6種類のうち1種類だけ割り当てられてスタートしたのですが……

DF2_0072-3はっきりとした感想を口に出すと他の人の感想に影響してしまうので 「わぁー!」「ん〜!」そんな声がたくさん聞こえてきます。

いつの間にか担当などおかまいなし!全部のジャムを試食しようとみんなあちこち食べて回ることに。

会場となったオフィスのミーティングスペースは、賑わいを見せていました。

DF2_0063-3プロデューサーであるフルタさんも、この日はジャムの試食に専念。

会場のこの盛り上がりから、きっとみんなそれぞれお気に入りの味を見つけたんだろうなと思います。

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スタッフたちの熱い感想を受け止めるのは、専用のアンケート用紙です。

みんなジャムを味わうのと同じくらい、アンケートを記入するのにも集中していました。

つくることの楽しみと緊張

DF3_4639ジャムへの熱い声がどっさり集まりました。写真はアンケートのほんの一部。

後日ジャム工房を尋ねると、あのアンケートが集計されていました。

集計結果を見せてもらったところ、「これは好き」「ぜったい買う!」といったたくさんの好意的な声が集まっていました。

しかしその一方で、「もっとこうしたら?」「これはちょっと…」といった言葉も少なくありません。

そんな反応に対して、ジャム工房のスタッフたちはどう思ったのでしょうか?

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「厳しい意見もあって、悔しさを感じましたね。同じジャムでも、好きっていう方と、もういらないっていう方がいたりして。今はもっと改良できるイメージが浮かんでいます(辻村)」

「自分が思ってたのと違う意見は、消化するまでに時間がかかりました。『おいしい』っていう反応はやっぱりうれしいし、そんな意見ばっかり探して見ちゃう自分にも気がついて。
でもそれじゃあ進歩しないから冷静にアンケート結果を受け止めるように努めました。率直な意見をもらえたことがとてもありがたかったです(松井)」

「同じ味でも人によって感じ方が全く違うことがわかりました。その反応の中で自分が思う“おいしい”の道筋を見つけるんだな、と。それが面白みでもあり、醍醐味でもあるなと感じました(福成)」

DF1_3846-2アンケート結果を元に、商品化に向けて改善点を話し合いました。

試食会を実施するジャム工房スタッフたちのがんばりを、僕は自分自身の経験と重ねて見ていました。

僕もものを作ることが好きです。これまで音楽をつくったり、文章を書いたりと自分なりに挑戦してきました。

その中でいつも思っていたことがあります。それは受け取った人たちの率直な感想を聞きたくても、その機会を得るのがそう簡単ではないということ。

だから今回の試食会は、ジャム工房スタッフたちにとってすごく貴重な体験だったのではないでしょうか。

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ものづくりが上達するには、なによりフィードバックを受け取ることが大切。

僕は強くそう思います。

自分がつくったものがどんな風に受け止められるのか、そう感じさせたのはどの要素なのか、周りの反応からしっかりと掴むこと。

そして自分の実現したいことと、そのフィードバックを少しずつリンクさせていくこと。

ときには思い通りに受け止められず悔しさや恥ずかしさを感じることもありますが、自分の意図がちゃんと伝わってすごくうれしい気持ちになることもあります。

これが作り手であることの一番幸せな瞬間ですし、だからこそ反応を待つ瞬間は緊張してしまいます。

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スタッフ作のジャムの試食会は、KURASHI&Tripsにとってこれまでになかった初めての試みでした。

この試食会での反応を受けて、どんな新しいジャムが出来上がるのでしょうか。

新作ジャムは今、商品化に向けた改善がコツコツと進行中です。

こんな風に新しいものをつくることに集中できるって「ちょっとうらやましいなぁー」と思う、元ジャム工房スタッフ山根なのでした。

待望のあのジャムが再販です!

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今週ジャム工房からお届けするのは、「いちじくとアーモンドのジャム」。

先日発売したときにはすぐに売り切れてしまい、お問い合わせや残念なお声をたくさんいただきました。そんな期待にお答えして再発売いたします!

いちじくとアーモンドのジャムの魅力は、なんといってもその香り。トーストやクラッカーなど載せるものの味と相まって、至福のハーモニーを感じられますよ。

もちろんいちじくのジューシーさも魅力です。ぜひ味わってみてくださいね。

なお今回ご購入いただける数量をお一人様につき3個までとさせていただいてます。なにとぞご理解くださいませ。

▼商品ページはこちらからどうぞ。jam_itijiku_armond_l_201609


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