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【スタッフコラム】子どもと一緒にどこまで実現できる?旅のマイルール
編集スタッフ 寿山
本日から公開している「子連れ帰省のイロハ」という旅じたくの読みものを担当して、すっかり旅に出たくなりました。
20代の頃は、月に1回ほどふらりと一人旅に出るのが恒例行事。家庭を持った今、娘がまだ1歳なので長旅は出来ませんが、これから一緒にどんな旅をしようと想像するのも楽しいものです。
旅を重ねるうちに、いつの間にか決めごとのようになった習慣がいくつかあります。
地元の常連客に愛される喫茶店へ
どこに行くよりも先に、まずは地元の常連客に愛される、昔ながらの喫茶店へ。
あたたかいココアを飲みながら、その日のプランに思いを巡らせて。浮ついた気持ちを少しだけ落ち着かせます。
マスターとお客さんのなにげない会話に耳を傾けたり、ローカルペーパーに目を通したりして。
少しずつ土地の空気になじめるよう、ちょっとだけ心の準備をしてから街を歩くことにしています。
お店にマッチがあれば持ち帰ります。かわいい旅の思い出たちです
歴史ある建物を見たり、古い街道を歩いたり。
はじめての土地で必ず訪れるのは、歴史ある建物があるところ。インテリア好きが高じて、いつしか建築を見るのが楽しくなりました。
ゆうに100年以上はそこに佇む、歴史ある建造物を見ながら、そのストーリーに思いを馳せるのが好きです。
それに「ブラタモリ」気分で、昔ながらの道を歩くのも楽しくて。古い街道は見晴らしのいい立地にあることが多く、歩いているだけでなんだか清々しい気持ちに。
道すがら、美しい器や暮らしの道具に出合えることも多く、予期せぬ幸せが待っているような気がしています。
それからここ数年、旅先で買い集めているのが日本各地の郷土玩具たち。
調べてみると、どこにも個性ある昔ながらのおもちゃを作っている職人さんがいるもの。手仕事が好きなので、ついつい手にしてしまいます。
どれも思わずクスッと笑ってしまうような愛嬌があって、いつしか娘も気に入って遊ぶように。幸か不幸か買う理由ができて、増えるいっぽうです。
その土地ならではのユニークなものを探し求めて
子どもの頃から本のある場所が大好きで、旅先でも無意識に本屋や図書館を探してしまいます。
おのおの個性があって、記憶に新しいのが屋上に観覧車があった書店。子どもも大人も楽しめるようにとの店づくりが印象的でした。
その土地でしか食べられない、地元の人が好んで食べている郷土料理も気になってしまいます。
地域によって使っている塩や砂糖、味噌やしょう油が違ったりするので、食べながらあれこれ作り方を聞いてしまうこともしばしば。
どこに行っても取材する癖は、もう自分でもどうしようもありません(笑)
お店でも食べ物でも、その町のユニークなものを見つけられると、ちょっとだけ得した気分になるから不思議です。
いつもと変わらない空が美しく見えたり、なにげない町の景色が特別なものに思えたり、旅するだけで別人みたいな晴々とした気持ちになる瞬間ってありますよね。
そんな気持ちを、いつか娘とも分かち合えたらいいな……
子どもと一緒に、どこまでこんな旅の習慣を続けられるかわからないけれど、自分らしさは無くさないようにしたいものです。
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