不定期連載|北欧てくてく旅日記 その16:フィンランド編4 ミュールマキ教会とアアルト巡り2

編集スタッフ 齋藤

フィンランドの旅も後半へ。
本日も、ずっと行ってみたかった
あの場所この場所へ参ります!

あ〜わくわく。気合いを入れて、
朝早くから電車に乗って行きます。

幻想的なミュールマキ教会

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中央駅から15分ほど電車に揺られ、
Louhela駅で下りて向かったのは教会です。
ここは音楽家でもある建築家
“ユハ・レイヴィスカ”の設計。

この日は曇り空で、さらに駅に着いた途端
ものすごい霧に覆われていて
教会の外観も幻想的。

教会の神父さんに声をかけ、
中へ入れていただくと…
さらに幻想的な空間が広がっていました。

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真っ白い壁と天井、
パイプオルガンや椅子類。
無数に吊られた照明からもれる光が
ふわーっと教会全体に広がります。

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祭壇の方を見ると
エメラルドグリーンの布が掛けられ、
後ろの壁にも天井から優しい色合いの
ファブリックが吊るされていました。

このカラーが本当に柔らかくて
美しかったです。

ぼんやりと座っていると、
パイプオルガンの練習が始まり
一層幻想的に。

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入り口近くには、
アアルトの椅子が並びます。

こんな風に、フィンランド中の
教会や施設・デパートや
お店の片隅などにアアルトの家具は
さりげなく溶け込んでいました。

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次は、
そんなアアルトのアトリエへ
向かいます!

 

アアルトの、アトリエ。

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ヘルシンキ中心街からトラムに
乗って終点へ。
着いた先は閑静な住宅街。

アアルトははじめ自宅で設計の
作業をしていたようですが、
手狭になり自宅から数百メートル
離れたこの場所にアトリエを構えたそう。

中庭を囲むように建てられた
建物は、夏の間はほぼ毎日
見学ツアーが組まれていて、
開始時間に合わせて向かいました。

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現在このアトリエは
アアルト財団の事務所として
利用されているようです。

こちらは製図室。
は〜。なんて気持ちが良いのでしょうか。
理想的すぎるオフィスです。

窓からはさんさんと自然光が
差し込みます。ちょっと暗くなった
様子も気になりますね。

机や椅子は木でできているので、
ファイルやパソコン類がたくさん
置かれていても、冷たい印象がありません。

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ペーパー類の収納も、
なんだかかっこいいのです。

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こちらは奥にあった倉庫。
たっくさんの図面が収納されていました。

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こちらはアトリエスペースです。
大きな模型やアアルトデザインの椅子、
照明が並んでいました。

中庭を囲むようにぐるりと
カーブを描いた窓があり、
そこから光がたっぷり注ぎます。

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入って正面の壁面には蔦が這って、
曲げ木のサンプルがぺたり。
外の緑に繋がっていくよう。

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ここでアアルトをはじめとする
スタッフたちが色々な意見を
交わしながら建物をつくり上げ
られていった様子を思い浮かべると
なんだか胸がいっぱいになりました。

今もこうして建物が残され、
新しい使われ方をしながらも
たくさんの人が
その様子を見に来られること。
そしてそれぞれに胸をいっぱいにして
希望を見つけられること。それって
なんて素敵な事だろう、 と
アトリエを後にしながら
じわじわと感動していました。

この日のお昼は住宅街を彷徨っている
ときに偶然見つけた、
サラダが自慢というカフェ。
ということで迷わずサラダとキッシュを
オーダー!たっぷりかかった
ドレッシングが美味しかった〜。

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家族で経営されているようで、
店内もアットホームな雰囲気。
常連さんが多く居心地が良かったです。

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アアルトの自邸へ。

ヘルシンキへ転居したアアルトが
1937年に建てた住宅がこちらです。
私たちが行った夏の間は、アトリエと
同じようにほぼ毎日ガイドツアーが
組まれていたので、スタートの
時間に合わせて向かいました。

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アトリエと同じく、豊かな中庭がある自邸。
家の中は世界中の国からやってきたような
色々な素材の道具やちょっぴり
オリエンタルな雰囲気の家具、
友人のデザイナーから贈られたという
照明などが気持ちよく調和していました。

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カゴに入っているのは
ホオズキでしょうか。

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特に窓辺が、気持ちいいんです。
絵や家具の置き方も
とても参考になります。

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大好きな雰囲気の窓辺。

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棚の上には、不思議な
オブジェや小物もたくさん。

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2階にも自然光が
ぐんぐんと入ります。

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こちらは1階のスタジオスペース。
抜けた天井が気持ちよく、
窓の全てから外の緑を
眺めることが出来ます。

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暖炉の脇の階段を数段のぼると、
小さな倉庫があります。
ここにはなんと隠し扉があり、
こっそりルーフテラスに出られる
のだとか。
アアルトさん、お茶目です。笑

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暖炉の上にざらざらと置かれた
美しい貝殻や石。

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妻エリッサとアアルトの写真も
飾られていました。すてきです。

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翌日はフィンランド最終日。
現代美術館、そして海の近くの
市場へ向かいました。


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