【特集|お花と上手に暮らすコツ】第2回:まず知っておきたいお花の基本その2。
編集スタッフ 二本柳
フラワー&グリーンスタイリストのさとうゆみこさんに教わる、お花と上手に暮らすコツ。
第2回の本日は、前回に引き続き、まず知っておきたいお花の基本第2弾をお届けします。
お花を長くたのしむために
お家でできる基本のアレコレ。
1.新聞紙を使って、
首が垂れてしまったお花を元気に。
<手順>
1. お花を新聞紙などの紙でくるみ、テープでとめる。
2. 茎を斜めに切り戻す。
3. たっぷりの水を入れた器に入れる。
4. 1時間ほどしたら新聞紙は取りのぞく。
「花を買って帰宅すると、くたっと花首が垂れていることがありますよね。そんな時には、新聞紙でくるんで、斜めに切ってから水の中に1時間ほど入れてあげてくださいね。
そして、水が揚がったら新聞紙を取るのも忘れずに。長く放置しておくとシミなどが付いて逆に傷んでしまうんです」
「花首が垂れた状態では水が上にあがりにくくなるのですが、垂れ下がった花が自力で立ち上がるのは難しいんです。新聞紙で巻いてあげることで、花首の立ち上がりを手助けするんですよ。
さらに、新聞紙が濡れてくることで、湿度を上げることができますよね。加湿効果があるんです」
2. 水換えごとに切り戻す。
◎ フレッシュな状態で水につけることが大切
「水換えのタイミングで、毎回斜めに切り戻してあげてください。導管にバクテリアなどが付着した状態だと水の通り道をふさいでしまい、水が入りにくくなるので、その部分を切り落としてあげるんです」
◎ 乾いたら切り戻す
「水換え以外でも、花を買ってきて、活ける準備をしている間に切り口が乾いてしまっていることがあります。やはり、導管の入り口が乾いてしまうと、水が入らないということになるので、乾いた分をまた切ってあげてから水につけてくださいね」
3. 長持ちさせたいときは
延命剤を活用してみる。
◎ 糖分補充と抗菌効果がある
「延命剤には、花の美しさを維持したり、つぼみを開かせたりするために必要な糖分が含まれています。さらにバクテリアなどの菌を抑える抗菌成分も入っているんです。使うことに抵抗がある方もいるかもしれませんが、延命剤の効果は大きいですよ。長く楽しみたい方はぜひ使ってみてくださいね」
◎ 量を守ることも大切
「あげる量は多すぎても、少なすぎてもいけません。説明書きにある量をしっかりと守ることも大切ですね」
今日のまとめ
1. 花首が垂れたお花は新聞紙でくるんで水揚げする。
2. 水換えごとに切り戻す。
3. 延命材を活用してみる。
お花屋さんで買った後にちょっと寄り道してから帰ったりすると、なんとなくお花がくったりと元気なく見えることってありますよね。
そんなときも、新聞紙で1時間くるんでお水に浸けるという簡単な作業ひとつで、とても元気になりましたよ。
それでは次回もどうぞお楽しみに!
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