【店長コラム】子どものためのモノ選びには、お母さん一人一人にフィットしたカタチがありそう。

店長 佐藤

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『ユルリナ』発行人のshachiさんと
5年ぶりに再会しました。

先日公開となったシリーズ特集「選びとる人、そのカタチ」に出てくださった小冊子『ユルリナ』の発行人shachi(シャチ)さん。

今回の取材にはわたしも「ついて行きたい!」と言って同行させてもらったのですが、それはshachiさんと5年ぶりの再会を果たしたいというのが目的でした。

わたしたちが出会ったのは2008年なので、今から7年ほど前のこと。

当時の「北欧、暮らしの道具店」は、まだ北欧のヴィンテージ雑貨だけを取り扱っていた頃だったのですが、わたしがひょんなきっかけから『ユルリナ』の存在を知り、ぜひお店で取扱いたいと思ったのが出会いの始まりでした。

erabu_shachi_13(小冊子「ユルリナ」は7号まで発行。現在は休刊中です。)

たしかshachiさんに「お店で扱わせてほしいんですけど」というような内容のメールをわたしから突然送ったんですね。

とても好意的なお返事をくださって、とあるカフェで待ち合わせお会いすることになったのですが、はじめましての挨拶後からすぐに3時間くらいお互い猛烈にトークした記憶があります(笑)

そして今思えば、当店が北欧のヴィンテージ雑貨以外の商品を初めて取り扱ったのはこの小冊子『ユルリナ』が最初だったということになります。

 

「子どものモノ選び」という視点で
この特集を企画したきっかけ

そもそも自分自身は、子どもが使うモノを選ぶということを楽しんできただろうか?

そんなふうに考えていたことが、今回の企画のモトになりました。

子どもの成長とともに、買い替えなければいけない道具や洋服は山ほど。

買い替える必要に迫られた時に半ばあわててネットで探し買い物をする。楽しむとは少しばかり遠い、わたしはそんなタイプでした。

こんな感じでいいのかな。自分とはまた少し違う感覚をもっている方と話して「あたらしい引き出し」を増やしたいな。

そんな小さな心の中のモヤモヤから『子どものモノ選び』という切り口での取材をしてみたいという動機が生まれました。

11356416_693267337467528_1544384631_n(shachiさんから教わった「シールせいさく」。わたしも帰宅後すぐに買っちゃいました)

取材して感じたことは、shachiさんにとって子どものモノでも時間をかけて納得できるモノを選ぶということは、ご自身のストレス軽減につながっているのだということ。

shachiさんにとっては「好きではないモノを買って後になって手放す」ということのほうが大きな負担だとおっしゃっていました。

だとすれば、上の子が着た洋服を下の子にもお下がりできるか?、家に持ち込んでも自分自身も嫌なデザインでないか?、子どもが使い終わった後も別の用途で永く置いておけるか?といった問いに「YES!」となったモノを選ぶことが、もしかしたら自分のためにもなっているのかもと話してくださいました。

そうか、だとすれば子どものモノ選びについても「自分がどこのポイントに一番負担を感じるか?」が大事なのかもしれない。

わたしも含めて様々なタイプの人が少しでもご機嫌な母さんでいるために。

ひとつひとつ納得がいくモノをというのが負担な人もいるだろうし、納得いかないモノがあることのほうが負担な人だっているとすれば、本当にそれぞれのカタチでいいんだなぁ。

取材の帰り道は、今までの自分のこともちょっとばかり肯定してあげられるような自由な気持ちになれたのでした。

 

会っていなかった5年の間に
お互いいろいろな変化がありました。

11259084_1599039170355502_720523727_n(取材時のひとこま:お子さんの服を自らコーディネートしてくださるshachiさん)

5年ぶりに再会してshachiさんから最初に言われたのが「佐藤さん!会社大きくなりましたね~!」でした。

たしかに最後にお会いした頃は、クラシコムも私たち経営陣含め5人という規模でした。

 

お互い、母にもなり…

11377783_118681525129655_1798557939_n(取材時のひとこま:椅子に失礼、真剣に撮影するスタッフ齋藤)

この5年の間でお互いに経験した大きな変化と言えば、出産と子育てだと思います。

shachiさんは二人姉妹のお母さんですが、実は上の娘さんとうちの息子がただいま同じ4歳。誕生日もすごく近いんです。

出産前は「こうできたらいいな」「こんなお母さんになれたらいいな」と淡く考えていたことが、実際にはなかなか現実にならない、現実にできないことへの葛藤など、取材中も育児にまつわる話で盛り上がるシーンが多々ありました。

「わかるわかる」「あー、ほんとうにそう」なんて相槌をうちながらお互いに話していて思ったのは、これってすごく必要な愚痴だなあということ。

愚痴をこぼすってネガティブなイメージがあるけれど「あ、自分だけじゃないんだ」と思えることが、たったそれだけでどんなに力をくれることか。そう思いました。

出会った頃から小柄でとってもかわいらしいshachiさんですが、やっぱり二児の母になったshachiさんは逞しく見えました。

お互いに育児に翻弄されたこの数年間、そしてこれからもしばらくは翻弄されるであろう未来を思いながら、5年前よりはちょっぴり逞しくなった者同士、心のなかで握手をするような気持ちになってshachiさん宅を後にしたのでした。

この特集の取材・執筆を担当したスタッフの齋藤もこの4月に育休から復帰して仕事にもどったばかり。

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カメラを持って、いろんな下準備をして、こうやって取材に出かけていく母さんの背中を、齋藤の息子くんにも見せてあげたいな。

そんなことを思ったりもしました。

 


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