編集スタッフ　津田

写真　キッチンミノル

 

北欧雑貨Fika店主・塚本佳子さんのお宅を訪ねました

週末のみオープンする北欧雑貨のお店『Fika』（東京豊島区）の店主・塚本佳子（つかもとよしこ）さんの自宅インテリアをご紹介しています。

塚本さんは一人暮らし。38歳のときに「家がほしい！」と思い立ち、土地探しからはじめて、約2年かけて7坪の土地に3階建ての自宅兼お店を建てられました。

限られた予算と空間でもこだわりを諦めず、建築家さんと二人三脚でつくった家は”住宅建築賞”を受賞。雑誌『BRUTUS』（マガジンハウス）をはじめ、多くの雑誌やテレビでも紹介されたことがあるので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。

間取りは、1階がお店と水回り、2階がダイニングキッチン、3階がリビング兼寝室です。最終話では北欧のアイテムが多くならぶ食器棚を拝見します。

（※登場するアイテムは、全て私物です。過去に購入したものを紹介しているので、現在手に入らないものもございます。どうぞご理解、ご了承いただけると幸いです）

 

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第4話
北欧のうつわや道具がならぶ食器棚

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↑ホーローのお鍋は、左2つがル・クルーゼ、右2つがEmalia Olkusz（エマリアオルクシュ/ポーランド）

ショップの陳列棚も兼ねた、明るい食器棚

塚本さん宅の食器棚は作り付けの棚です。

ショップへ来店したお客さんにも楽しんでもらえるよう、あえて棚の背には羽目板をしていません。陳列棚のようなつくりで、1階からも道具や器を見ることができます。

ただしガスコンロに近い部分のみ、普段づかいのプレートを重ねて収納するため、安全性と使い勝手を優先して背面をつけてもらったそうですよ。

↑食器棚には和食器も並ぶ。写真中央のグリーン系の小皿は「神楽坂 暮らす。」で購入。

 

つい買ってしまうのは「お茶＝fika」にまつわるモノ

↑ARABIAのポットやカップ＆ソーサー

食器棚に並ぶアイテムは、北欧のカップ＆ソーサーやポットなど、お茶にまつわるアイテムが中心です。

塚本さんのお店の名前「Fika」にも表れているように、ゆっくりお茶を飲みながらくつろぐ時間が大好きだから、ついついカップなどに手が伸びることが多いのだそう。

そのほかにもククサやカッティングボードなど、北欧テイストのかわいい雑貨がたくさん並んでいました。

続いては「ここに並ぶすべてがお気に入りなんです」という食器棚のなかでも、特にお気に入りのアイテム3点を、塚本さんに教えていただきましたよ。

 

お気に入りのうつわ１.
ホガナス・ケラミックのプレート

「毎日使えるお気に入りの食器が欲しいなと探していたときにホガナス・ケラミックと出会いました。

シンプルな佇まいで、毎日気負わずに使えて、食器棚に揃えてしまった様子もいい。そんな自分の好みにぴったりのプレートだと思いました。

給料が入るたびに一枚また一枚と買い揃えていきましたね。私が”北欧デザインっていいな”と思ったきっかけの器なので、とても思い出深いアイテムです」（塚本さん）

 

お気に入りのうつわ２.
ARABIAのカップ＆ソーサー

「はじめて買った北欧のヴィンテージの食器が、このカップ＆ソーサーです。

ホガナス・ケラミックに出会い、北欧の雑貨やインテリアにまつわるブログをよく見るようになり、とある方が紹介していたのを見て、とても気になりました。

いろいろと調べると東京目黒区のヴィンテージショップにあることが分かり、いそいそと買いに出かけましたね。とても懐かしいです。

自分ではあまりピンクを選ぶことがないのですが、ちょっとくすんだような独特のカラーに不思議と惹かれました」（塚本さん）

 

お気に入りのうつわ３.
ARABIAのポット

「はじめて北欧へ旅行で訪れたときに買ってきたポットなんです。

ぽってりとしたかわいいデザインが大好きで、機内に持ち込んで自分の手で大切に持ち帰ってきたことを、見るたびに思い出します。

とても気に入ったので、同じシリーズの小さめのものや、色違いで集めているんです」（塚本さん）

 

北欧雑貨Fika店主・塚本佳子さんのインテリアとお気に入りの器を全5話でお届けしました。

シンプルでナチュラルな北欧テイストをベースに、ほんのすこしアジアっぽい雑貨を混ぜたり、部屋ごとにテーマカラーを決めたりするところに、塚本さんらしさが見られましたね。

都内に女性ひとりで一戸建てをもつ。そう聞くと自分の暮らしからは遠いことのようにも思えますが、ご自宅のインテリアを拝見していると参考にしたいヒントがたくさんありました。

それでは、次回のインテリア特集もどうぞお楽しみに。

（おわり）

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もくじ

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