【ただいま収穫中!】今年こそ挑戦!八百屋が教える、たけのこのゆで方 基本のき。
坂ノ途中 倉田
こんにちは!京都から日本全国へ、環境負荷の小さな農業で育てられた野菜をお届けする『坂ノ途中』の倉田です。
春本番ですね。この時期の旬の味覚といえば、「たけのこ」。坂ノ途中の「旬のお野菜セット」でもお届けをしています。
今は水煮のパックが1年を通して手に入りますし、あくを抜くためにゆでるのが面倒……というイメージもあって、生のものはなかなか手を出しづらいという方も多いのではないでしょうか。
でも、旬の時期のたけのこは、やはり歯ごたえも風味も格別。
今回は、たけのこ料理の基本、あく抜きの方法をご紹介します。ゆでるのに少し時間はかかりますが、意外と簡単なんですよ。
たけのこの旬は5月ごろまで。今年まだ挑戦していない、という方は、ぜひ試してみてください。
ゆっくりゆでて冷ますだけ、意外に簡単な「あく抜き」。
<材料>
たけのこ
米ぬか
鷹の爪
※米ぬかの量は水の量にあわせて加減してください。
今回は、小さめたけのこ2本(約800g)に対して米ぬか30g、鷹の爪1本、水2L使いました。
<作り方>
1、たけのこをよく洗い、根元を薄く切り落とす。 穂先を斜めに切り、縦に1本切り込みを入れる。
2、鍋にたけのこ、鷹の爪(種は取らなくてOK)、米ぬかを入れる。たっぷりの水を注ぎ、火にかける。
3、沸騰したら火を弱めて、落とし蓋をして弱火で1時間〜2時間位茹でる。竹串がすっと入るぐらい柔らかくなったら茹であがりのサイン。 火を止め、ゆで汁につけたまま冷ます。
※水が少なくなったら足し水をしてください。
4、洗ってぬかを落とし、切り目から外側の堅い皮をむいてできあがり。
保存は密閉容器に入れ、水に浸して冷蔵庫で。水は1日1回とりかえて、2〜3日で使い切るのがおすすめです。
たけのこごはん、若竹煮、きんぴらなどで、旬の歯ごたえと香りを楽しんでみてくださいね。
たけのこは一瞬のおいしさ。鮮度がとても大切です。
はちく。赤みを帯びた茶色、表面がつるっとしているのが特徴です。
ここですこし、たけのこの豆知識をご紹介します。
たけのこは、タケ類の若芽の総称。実はいろいろな種類があります。3月から5月にかけて出回るのが孟宗竹(もうそうちく)。一般的に言う「たけのこ」は、孟宗竹です。
5月ごろになると、あくが少なくあっさりした味わいの破竹(はちく)、細身の真竹(またけ)などが出てきますが、流通量は少ないです。
私は竹林に囲まれた小学校に通っていたので、春から夏にかけ、地面から顔を出したたけのこがすごいスピードで成長していくのを毎日見ていました。登校時と下校時では、まったく高さが違うのです。
だからか、たけのことはわずかな瞬間を捉えて収穫したすごい食べものなんだ、という気が昔からしています。
収穫後も鮮度が命。買ってそのまま置いておくと、どんどんえぐみが出てきてしまいます。できるだけ早くあく抜きをしてから保存すると、おしく召し上がれます。
倉田優香
環境負荷の低い農業でつくられた野菜を全国へ届ける『坂ノ途中』の広報。1984年、福岡県生まれの32歳。もともとは電機メーカーでバイヤーとして働いていたが、1年ほど前に『坂ノ途中』へ転職。広報のほか、東京にある店舗「坂ノ途中soil ヨヨギ garage」、「坂ノ途中soil キョードー」を担当する。いちばん好きな野菜はナス。自己紹介はコチラ。
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