【今日のスケッチ】料理の数がすべてじゃない、心のこもった「おもてなし」
編集スタッフ 田中
メニューは3品。ホストの心が伝わってきた「おもてなし」
サラダにおつまみ、メイン、デザート、コーヒー…….ああ、これでも足りないかもしれない。なにか気の利いた一品を足さなくちゃ。
お客さまを迎える側になったら、料理には気を使いますよね。ご多分にもれず、わたしも同じ。
けれど、先日訪ねたお宅でうけたのは、自由で気張らず、品数にとらわれない「おもてなし」でした。
帰省で名古屋に帰った際、大学時代にお世話になり、かれこれ10年以上のお付き合いがあるご夫婦のもとへ友人と二人で遊びに行きました。
まずはテーブルを囲んで近況報告。一年ぶりでしたから、仕事もプライベートも交えて、するすると話が出てきます。
その間、奥さまはサラダを盛り付け、そしてメインのお肉をオーブンで焼いてくださっていました。何度も訪れているので、わたしもキッチンに入ってお手伝い。使っているお皿や道具の話、インテリアは憧れなので話が弾みます。
今回は少人数で女性が多かったからというのもあるでしょう、用意してくださったお料理は3品でした。サラダに、エスニックな味付けの炊き込みご飯、これまたスパイスのきいたジャークチキン。
どれも手早く作れるよ、と仰っていましたが、タルタルソースは手作り、チキンはきちんと一人2つに分けられて準備されていました。ご飯も好きな分だけ盛り付けて。少食だけど美味しいものが大好き!という私たちのことを考えてくださったメニューです。
さらに、私たちのおもたせもスルリとお腹におさまりました。よく満腹になってしまって、お土産まで辿りつかないなんてこともありますが、後で食べられるようランチを腹八分にしてくださっていたんですね。(あんまり考えず、チキンにがっついていました 笑)
合間に、近所の母校を散歩するリラックスタイム付きで、のんびりとした数時間を満喫。
料理の数だけが、おもてなしではないんだなあ…….としみじみ噛みしめながら、帰途についたのでした。
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