【店長コラム】40代から始めてもいいんだ!ひとりジョギング部、続いています。

店長 佐藤

今年の8月、Instagramにこんな文章を投稿をしました。

「少し前に写真家の中川正子さんと久々にお会いしてゆっくりお食事する機会がありました。

中川さんのお仕事ぶりだけでなく、写真家として国内のあちこちを訪れながら活動されている様子を拝見していて、その活力は一体どこから来るのですか?と聞いてみたかったんです。

答えはちょっと意外でした。『友子さん、足腰!』と。
もっと精神論ぽい答えが返ってくると思った!と、わたしもつい吹き出してしまいました。

正子さんもこの先50代になっても格好よくカメラを担ぎたいから、ジョギングを続けているそうです。
ジョギング始めてから疲れにくくなったとも。

もう以前のように無理はしない、身体が疲れていればやる気も精神論だけでは引っ張り上げられなくなってきた、だから疲れにくくなるために足腰!とおっしゃっていて、なんと清々しいアドバイスだろうと思ったのでした。

つくづく、いつもシンプルな言葉で勇気をくれる人です。

わたしもやっぱり30代の頃のようにはいかないなぁと実感してがっくりくることがあります。以前ならばもっと気合いで乗り切れていたこともあったような。

でも、これからは素直に足腰鍛えてみようと思いました。40代から始めてもこんなに変われるんだと感じられるよ、という言葉をひとまず信じてみます。

まだ登山用の短パンだし、ジョギング専用シューズではないけれど。続けられそうだったら、もすこしカタチにもこだわろうかな」

—2017年8月22日の投稿より—

 

信じて始めたジョギング。続けられるように、決めたこと。

写真家の中川正子さんとお食事をした機会をきっかけに「わたしも走る!」と決めて、ジョギングをはじめてから3ヶ月目に突入しました。

運動についてはこれまでも何度かチャレンジしたことはあったのですが、お恥ずかしながら、1ヶ月と続いた試しがありませんでした……。

まだ自慢できる年月ではまったくありませんが、わたし史上では一番長く続いている運動の習慣となりかけている今日この頃。

(たったの2ヶ月くらいで「ジョギングいいよ」なんてスタッフや兄にドヤ顔で勧めたりしている状態です、笑)

▲夕飯が終わって1時間以上経ったあと、子供が寝る前の隙間時間に軽いジョギングないしはウォーキングをしています。影がくっきりと浮かび上がる時間帯。

できるだけ長くこの習慣を続けられるように、始める時に自分なりにルールを決めました。

必ず好きな音楽を聴きながら走る
(たいていはサカナクション、Spangle call Lilli line、宇多田ヒカル、U2、Sleepy.ab、あとミスチルも聴きます)

体調に合わせて決して無理はしない
走りたくない日は休むこと。運動できないという程でないけれどという日はウォーキングに変えてよし。

 距離はこだわりすぎない
基本は3キロちょっと。5キロは稀な挑戦でよし。

この3つの基本的なルールを決めただけで、心理的なハードルがぐぐっと下がり、今のところ生活のルーティンに組み込まれています。

 

なにか、変わった実感はある?

▲3ヶ月に突入したところでやっと専用のウェアを買いました。次はシューズがほしい!

わたしにしては珍しく今のところジョギングを続けられているのは、いくつかの「変わった」実感を得られているから。それは例えば、こんなもの。

・寝起きが違う
おそらくぐっすり眠れている?予測するに、日常、仕事で頭はかなり疲労していると思われるけれど身体の疲労がバランスしていなかった?うまく運動を組み込んで身体も適度に疲れさせてあげることでぐっすり眠れるのかも?という勝手な仮説

少しばかり疲れにくくなってきたような気もしています。

・思考の時間になる
足腰を鍛えると同時に、本当は無心になれる時間がほしくてジョギングを始めたところもあるのですが、実際に走ってみて感じているのは無心というよりは案外「よい思考の時間になる」ということ。

特に仕事における「そもそも論」と言いますか。

普段の慌ただしい仕事中にはなかなか自分でも気づけない「そもそも自分たちはどんな価値がつくりたいんだっけ?」とか、「バラバラに見えるあの取り組みとこの取り組みって、そもそも繋げられないのかな?」とか。

オフィスにいる時間には考えが至らない、そういうまったく別レイヤーからの思考ができる時間になっていて貴重に思えています。走りはじめる以前より”ほんのちょっとだけ”よい仕事ができている気がするような?しないような?

・ほかの誰かの「暮らし」に想いを馳せる時間
大通りや住宅地を走っていると目に飛び込んでくるのは当然、さまざまな家の明かりたち。戸建のおうちだったり、マンションだったり。

同じ道でも、昼間に歩くのと夜走るのとではまったく違って見えます。それは各々の家に明かりがともっているから。

そして走りながら「どんな暮らしをしているんだろう」と想像してみます。どんな家族なんだろう。どんな子供がいるんだろう。魚が焼ける匂いが漂ってくれば「いま、ご飯を囲んでいるのかな」なんて考えたり。

私たちの仕事も「暮らし」にまつわることなので、この色んな人のライフスタイルに想いを馳せる時間がとても豊かな気持ちを与えてくれます。仕事へのモチベーションを運んでくれるとでも言いますか。

****

「ひとりジョギング部」を、もしこの先一年続けられたとしたら。

もっと、別のなにかが、変わっているのでしょうか。

40代でも始めて変われることがあるんだという実感と、まだこの先もなにかを始めていいんだという勇気が得られていたらいいなぁと思います。

 

 


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