【僕のおやつ日記】もしかしたら、なりたかった “かも” しれない?人生アナザーストーリー。
OYATSUYA SUN 梅澤
こんにちは、OYATSUYA SUNの梅澤です。
皆さんは、選ばなかった違う人生について考えたことはありますか?
僕は最近、ふとしたきっかけで考えました。
と言っても、後悔じみたネガティブなものではなく、「もしかしたらこういう人生もあったのかも」という、自分でも気付いていなかったアナザーストーリーです。
きっかけは、国立新美術館で行われていた、建築家・安藤忠雄さんの展示。
土地や風土を生かした建築物の数々は、凛とした佇まいがとても素敵で、こんな家に住んでみたいと思うよりも先に、建築家ってなんてかっこいいんだろう!と、頭の中に風が吹いたような感覚でした。
展示を進んでいくうちに、一生懸命模型を覗き込んでいる小学生くらいの男の子が何人もいることに気付きました。
美術館の展示などでは珍しい光景だったので、とても驚いたのと同時に、もし自分が彼らと同じくらいの年頃の時に「建築家」がこんなにかっこいいことを知っていたら。
もしかしたら、今とは全く違う人生だったかもしれません。
こうなりたい、なりたかった、という思いは、自分でも不思議なほどに薄く、子供の時など「将来の夢は?」と聞かれ、三日ぐらい悩んでしまう事もありました。
なりたかったけどなれなかった!ではなく、なりたかった “かも” しれない、というのが我ながら間が抜けているな、と(笑)
でも本当は、大人になった今だからそう思えるだけで、自分も小さな時にそういうものに触れていたのに、ただ忘れているだけかもしれません。
建築だけでなく、今見ているものや触れているもののほとんどは自分がお客さんとして接しているものですが、もしかしたら作る側だったかもしれない。
そんなことに思いを馳せて、しばし人生のアナザーストーリーの妄想を楽しんでいました。
余談ですが、建築家があまりにもかっこいいので、本や雑誌を買った挙句、先週ついに名作建築を作ることができる大人向けのレゴを買ってしまいました。
選んだのは、20世紀の最高建築の一つとも言われる、ル・コルビジェが設計した「サヴォア邸」。
サヴォア邸は、1931年に竣工された、フランスのパリ郊外にある住宅で、一昨年、世界遺産に登録もされました。
まだ箱のまま飾っていますが、これを作るのが当面のお楽しみ。
いつか、本物を見に行ってみたいものです。
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