【僕のおやつ日記】シンプルゆえの奥深さ。お菓子の材料、こだわってます。
OYATSUYA SUN 梅澤
こんにちは、OYATSUYA SUNの梅澤です。
焼き菓子の原料は基本的に、小麦粉・バター・卵・砂糖の4種類。
そこへフルーツやナッツなどを組み合わせていくのですが、この基本の4種の原料によって味わいが大きく変わります。
▲ニュージーランド産のバター。発酵バターではありませんが、風味が強く、シンプルなケーキのアクセントになります。
例えば、同じレシピで作ったとしても、北海道産の小麦粉とフランス産のものとでは、食感や香り、生地のキメの細かさなど、細部の仕上がりが変わってきます。
バターも、産地や製法によって焼き上がりの風味がずいぶん変わります。特に「発酵バター」と呼ばれるヨーロッパでよく売られているバターは香りや風味が強く出ます。
最近は、この基本となる4つの原料を改めて見直し、今まで使っていなかったものも積極的に試し、新たなお菓子作りに挑戦しています。
写真のクッキーは、すべてフランス産の小麦粉と発酵バターでつくった詰め合わせ。※
バターの風味がよく、サクっ、ほろっとした食感に仕上がっていて、いつもお店でお出ししている焼き菓子やクッキーに比べ、繊細で少しだけフォーマルな印象なんです。
(※桜新町ヴィオレットでのマンスリーポップアップストアでのお取り扱いとなります。北欧、暮らしの道具店での販売予定はありません。)
焼き菓子のお砂糖にも一工夫を
こちらのスコーンは、オーブンに入れる直前に自家製のバニラシュガーを振りかけています。
黒いプチプチとしたバニラビーンズは、文字通りバニラの種なので、元々はエンドウ豆のようにサヤに入っています。お菓子に使うときはそのサヤからビーンズをこそぎ取って使うのですが、実はこのサヤこそがいい香りの元なんです。
ただ、サヤ自体は香りこそいいものの、食べるには硬すぎるため、お菓子には混ぜ込めません。
そこで、OYATSUYA SUNでは、砂糖の瓶にこのバニラのサヤを刻んで混ぜ込み「バニラシュガー」をつくって、お菓子の材料に。
スコーンの仕上げに振りかけたり、パウンドケーキの味の決め手にするなど、余計なものの入っていないシンプルな香りが使い勝手が良く、案外出番が多いのです。
ちなみに作りかたはとても簡単。
バニラのサヤをハサミで切って、砂糖を入れた瓶に入れるだけ。1週間ぐらいで香りが砂糖に移ります。容器にバニラの香りがつきやすいので、ガラス製のもので作るのがおすすめです。
バニラさえ手に入ればご自宅でも簡単に作れるのでぜひつくってみてくださいね。
シンプルゆえに、材料一つで大きく味の変わる焼き菓子の奥深い世界。
まだまだ探求は続きそうです。
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