【スタッフコラム】晴れの日もあれば。
お客様係 今野
GWを明けたら、ブラウス1枚で外を気持ちよく歩ける日が増えてきました。
連休前半は、雨や曇りの日が続いてうずうずしていたけれど、後半はすっきり晴れて、ようやく春らしい気候に。こんな快晴を待ってました!と公園へ出かけて、青空の下、ごはんを食べたり読書をしたり。
晴れの日を味わい尽くしたなぁと、カメラロールを見返して思い出に浸ります。
そんな中でふと、2ヶ月ほど前に親友に会うために訪れたオランダでのある写真が目に入り。それを見ると、今でも笑いが込み上げてきて、前向きな気持ちになれるのです。
悪天候が、なんだ。
すでに2年間、現地で働いていた彼女は車の運転もお手のもの。キンデルダイクという田舎町までドライブしながら連れて行ってくれました。
「広大な土地に風車が並び、美しい景観が楽しめる」と、ガイドブックに書いてある場所です。
ところが到着して車を降りると、怪しい雲行きで、なんとも不安な空模様。強風で風車の周辺水路をはしるフェリーも運休になるほどでした。
楽しみにしていた日なのにと、ちょっぴり切ない気持ちに。
でもせっかくの機会!行けるとこまで行ってみよう。
と、片道40分ほどの遊歩道へ向かったはいいものの、ポツポツと雨も降り出してきたところで、傘を車に置いてきてしまったことに気づいた私たち。
それでも引き返さず、時折、向かい風と横殴りの雨が一気に押し寄せてくる中で、遊歩道の終わりに見えた小屋を目指してずんずん歩き続けていきました。
なんとか辿り着くと、壁にはカフェのメニューが。
温かいココアを手にして、カバンの中の小さなハンカチでは拭ききれないびしょ濡れの自分たちを、笑いながら称え合っていると……眩しい光が差し込んできました。
願ってもない展開をひとしきり歓喜したところで、お店の方に雨宿りのお礼をして再び外へ。
帰り道、雨は止んだものの変わらない強風の中、何度直してもひどく乱れる互いの髪型に大笑いしながら、風車を背景にした自撮り写真に挑戦。
この時の1枚が、この旅を語るうえで、なくてはならないものとなったのでした。いまだに思い出しては笑いが込み上げてきます。
思えば、晴れ間を喜んだ瞬間と同じくらい、悪天候の中でも、はしゃぎ続けた自分たちの姿を鮮明に覚えているのです。
心の揺れも、お天気と一緒かも。
気持ちのいいお天気の中で過ごせることは、やっぱり最高なのだけど、きっと望んでいなかったお天気でもそのときなりに楽しめるんだと確信しました。
それに雨の日があるからこそ、晴れの日を想う気持ちも生まれるのでしょう。
長い連休から日常に戻って、うまくいくことも、思いどおりにはいかないこともいろいろあります。
予定外のことにはどうしたって心が左右されちゃうけど、晴れの日もあれば大雨、強風の日だってあるんだと思うと、肩の力がほどよく抜けていきそうです。
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