編集スタッフ 小林

最近、減塩食にはまっています。とはいっても、かなりゆる〜く。ちょっと薄味にしてみよう、くらいな感じです。

きっかけは、ホットヨガに通えなくなったこと。

2020年は腰痛などの不調に向き合おうと、年明けからホットヨガの教室に入会。ストレッチくらいの、軽めのレッスンに、週一回ほど通っていました。

どうやらこれは運動嫌いのわたしでも割と性に合っていたようで、ゆるりと楽しく続けてられていたのですが、昨今の状況でレッスンが一旦おやすみに。

そうして運動量は減ったにも関わらず、好きなものを好きなように食べる生活を変わらず満喫していたら、なんと寝起きすぐの状態で足や手がパンパンにむくむようになってしまい……。

こりゃいかん（恐）と、食生活のプチ改革に着手することにしたのです。

もともとレストランで食べるような、バチっと味の決まったおいしさの料理に憧れていた私は、割と味付けが濃い方だという自覚がありました。

その上お酒も好きなので、しょっぱいおつまみ的なものが大好物。

甘いものの食べ過ぎというよりも、圧倒的に「塩と酒」の食生活だったので、この改革では減塩をテーマに見直すことにしました。（お酒はご褒美なのでやめません）

▲最近のおつまみはもっぱら「素焼きアーモンド」。おいしいから手が止まらない……

とはいえ「よし、減塩しよう！」と意気込んではみたものの、実はこれが中々大変で。

お醤油・お味噌・ナンプラーやオイスターソースなど、私にとっておいしい料理をつくるために欠かせないアイテムには、全てバッチリ塩分が。

普段ガシガシ使っていた頼りのアイテムの分量を減らすと、今までよりも薄い味付けになった分、満足感がどうしても下がってしまう、という悩みにぶち当たってしまったのです。

けれど、一生のうちにあと何度おいしいものが食べられるのかを考えると、一食たりともおろそかにはできません。たとえインスタントでも、高級レストランであっても、これまでずっと「おいしいかどうか」という点を大切にしてきたのに！

そう、どんな制約があったとしても、己の食への執着は簡単には手放せないもの。

なので減塩はゆるゆるとしていますが、おいしさに関してだけは「絶対に満足できないといやだ」と、日に日に闘志が燃えていくのを感じています。

▲テンションを上げるために実施した生春巻きナイト。ずらっと並べることで視覚的にも満足

おいしい減塩ライフを送るために、試行錯誤している毎日。最近わたしが調理の上で、意識して実践しているのは、大まかにこの3つのルールです。

その1）香りが強い野菜やハーブをとにかく使う

生姜・ミョウガ・しそ・パクチー・みつば・パセリ・セロリ・ローズマリー・バジルなど、とにかく香りが強いものをたくさん使う。薄味でもぐっと華やかになって、美味しくなる気がします。

その2）だし・旨味をわんぱくに活かす

こんぶ・鰹節・干し椎茸・干し海老・干し貝柱・トマト・玉ねぎなど、旨味が強いとされているものを必ず入れる。1つと言わず、ダブルやトリプルで使うのがお気に入り。特に干してあるシリーズ（椎茸・海老・貝柱・大根など）は日持ちもするから最高！

その3）あまり出番のなかった調味料を勇気を出して使う

黒酢・リンゴ酢・バルサミコ酢などのお酢類、クミンやナツメグなどのスパイス類、山椒や七味などの辛味、柚子胡椒やマスタードや練りごまなど。アクセントになるけれど、そこまで出番の多くなかった子たちを、改めて活用。思いつきでふらっと入れると、新しい謎メニュー（意外とおいしい）が生まれます。

手前味噌ですが、まだまだ手探りではあるものの、より複雑で奥行きのある味わいの料理を作れるようになってきた気がします。

▲頑張りすぎると続かないので、たまには好きなお店のテイクアウトも。やっぱりおいしい〜

毎日のように、素材と調味料の新たな組み合わせを研究していると、思ってもみなかった組み合わせがすごく美味しかったり、今まで手に取らなかった食材を買うようになったり。

たまに失敗することもあるけれど、難しいからこそ、いくらやっても飽きずに楽しめているのかもしれません。

ちょこっとむくみが取れたのか、ツボ押し用ローラーが、以前よりぐっとツボに入るようになったのも、地味に嬉しいところ。

しばらくは面白がりながら、まったり（？）減塩ライフを送れそうです。

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