【スタッフコラム】空想カリフォルニア日記
編集スタッフ 栗村
カラリとした風が吹く今の季節が一番好きです。
窓を開ければ、家の中を気持ちよく風が通り抜けて、今だけカリフォルニア気分だな〜なんて思う日があります。
この前の休日、窓を全開にして畳に寝転がりながら風を浴びていたら思い出しました。
ちょうど1年前の今頃、ロサンゼルスに住む友人を訪ねて、まさにカリフォルニアにいたんです。
写真を見返しはじめると、あの時の記憶がどんどん蘇ってきて、完全に旅行気分。旅行中に書いていたメモも引っ張り出してきたら、もはや旅行から帰りたてホヤホヤの気持ちになりました。
そんなわけで今日は、空想旅行帰り、これぞカリフォルニアだと思った人々を紹介させてください。
ベーグル屋と、テクノカット
宿泊場所を決めずに向かった旅。なんとなくとった宿から30分ほど歩いた場所に、ベーグル屋があることを発見しました。
ブルーと白のタイルがあしらわれたそこは、古くからある地元のお店。外にはテラス席もあって、ひとりの男性がベーグルを食べていました。
かっこいいな〜と思いながらも、どこか違和感が。よくみるとその男性、もみあげのないテクノカットだったのです。装いも黒のTシャツにジーンズと、とってもシンプル。でもギリギリでかっこいい。この人だからかっこいいんだよなというおしゃれが、まさにカリフォルニアだな〜と思いました。
バック・トゥ・ザ・フューチャー
映画に出てきそうなダイナーがあるから行こうと案内されたのが「Norms Restaurants」というお店。
店内のつくりだけじゃなく、お客さんも映画に出てきそうな人ばかり。くたくたのレザージャケットを着たおじさんや、山盛りポテトを食べながら(たぶん)恋話をしているティーン。そんな中でも一番衝撃だったのが、店の前で電話している男性でした。
デニムの短パンに、腕まくりした赤いTシャツ。金髪が最高に決まっていて、まるで1980年代からきたスターのよう。
今からデロリアンに乗って飛んでいきそうな見た目は、もうカリフォルニアでした。
歯医者通りと、ピンピン歩く犬
友人と一緒に歩いていた時のこと。「ここは2件に1件、歯医者だと思うくらい歯医者がいっぱいある道だよ」と教えてもらった場所がありました。
さすがにそんなに歯医者はなかったのですが、確かに多い。そして家がどれも大きい。歩いているだけで楽しい道でした。
たまに犬を散歩している人とすれ違うのですが、なんと言うか、どの犬も自信溢れる感じでピンピン歩いているんです。前から来る犬も、道の反対側を歩く犬も跳ねるように歩いている。
確かにこんなに広い道を、燦々とした太陽を浴びながら歩いたら、自然と自信が溢れてきそうだな。ちょっとしばらく歩いていたいななんて思った出来事でした。
パン屋と、スケルトンのメガネ
ロサンゼルスには5日間いたのですが、そのうち3日間訪れた場所がありました。
それが「Tartine」と言うパン屋。
とにかくパンがおいしくて、何よりスタッフの力の抜けた感じがなんともおしゃれだったんです。
ブルーのシャツに、ゆるく束ねたお団子頭。それにスケルトンのメガネをかけていました。そういえば、ここではおしゃれな人は、あのクリアなメガネをかけている。あれが似合うようになれば、自分もカリフォルニアに近づけるのかもしれななんて思って、今はクリアなメガネを探しています。
旅行からもう1年も経っているのに、写真を遡るだけで、こんなに旅気分を味わえるなんて思ってもいませんでした。この季節、晴れた週末は窓を全開にして空想旅行、おすすめです。
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