【スタッフコラム】明日が楽しみで眠れないころは
編集スタッフ 齋藤
「明日も、明後日も、ずーっと楽しみなことばかり。もう眠れないよ〜」
そう言ってベッドでジタバタしたことが、幼い頃何度もあったことを覚えています。ほかにも、誕生日まであと3ヶ月(!)なことに飛び上がるくらい嬉しくなったり、クリスマスまでを何日も前から数えたり。
そうして大人になり、結婚して、親になって。明日も明後日も楽しみで眠れない!と思う夜は……正直ずいぶん減り。どちらかというと、明日が心配で眠れない、というほうが幾分増えたかもしれません。
でも、それと相反して「自分にとってのおまじないが何か」を理解するようになりました。たとえば……
帰宅してすぐ、窓辺のLEDライトをまっさきに灯すと心が平らになる。
ベッドに入って眠る気になれないときは、明日着る洋服を考えてみる。
心配ごとが頭から離れないときは、どうしてそう思うのか遡って気持ちをなぞってみる。
自然と繰り返すようになったこれら。合間合間はドタバタと心も身体も動いているけれど、帰宅後の一瞬と就寝前のその時間があるとゴワゴワとした頭の中が整う気がしました。
このおまじないは、朝の動きにもしかり。
引っ越し後、キッチンの見渡しがよくなり、この場所で前の晩の片付けや朝の支度をするのが好きになりました。
洗いカゴに入った皿たちをごっそり食器棚へしまう。
保育園のコップを子どもの身支度テーブルに置く。
電気ケトルでお湯を沸かして、気に入りの番茶をいれる。
リビングの床上を片付ける。(夜の間に片付けることは諦めました……)
動きながら、昨晩寝る前に考えていたことをもう一回頭によぎらせてみると、ぐるぐる巡ってばかりだった頃とは違う角度から考えられたり、昨日よりも前向きになっていることが増えたように感じます。
▲保存瓶に茶葉をいれて。コーヒー一辺倒だった飲み物事情に変化が起きました。
明日が楽しみで仕方がない。そんな風に思うことが減るのって、残念だな。寂しいな……と思っていたけれど。あれ? 自分の心を平らにしたり、明日もきっと大丈夫、と思えるおまじないを知っているって、いいかも。
翌朝を思って胸を躍らせることと同じくらい、1日の始まりや終わりに種をまいていくことって居心地がいいのかな。そう覚えはじめた、冬のはじまりです。
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