【スタッフコラム】息子と空手と、自信。
編集スタッフ 齋藤
息子が、空手をはじめてしばらく経ちます。
道場見学へ行った日。先生が、優しさと厳しさの両方をもってどの子にも気持ちよく接している姿や、元気に挨拶する子どもたちを見て「かっこいいね」とはじめることに。
でも、そこからはなかなか親子共々思うようにはいかず……。見よう見まねで基本となる形(かた)を覚えようにも、どう覚えればいいのか混乱。右と左が反対になったり、出す足・角度が違ったり。「むずかしかった」という感想を残して稽古を終える日が続きました。
そんなある日「○○くんは、自分の頭で考えてみて『分かる』と、身体が動くみたいですね。時間は少しかかっても、できるようになります」という言葉が。
「きっと動きはもう分かっているから、ゆっくり、一つ一つを思い出させながら練習してみてください」というアドバイスは、お手本の形をその通りのテンポで真似することをすすめていた私にとって、ハッとさせられるものでした。
少しずつかたちになり、また練習をし、稽古で褒められたり修正されたりして、数ヶ月たった頃に一つの基本となる形が身体に入ってきた様子。
同時に、最初の頃のゆらゆらと不安そうな面持ちからはずいぶん変わり、本人からも「空手で、◎◎しているときが楽しいよ!」と声が。こうして、息子が自信をつけていく過程を目の当たりにした数ヶ月でもありました。
形の練習を通して言っていたことがあります。最初からできないのは当たり前だよ。一つ一つゆっくりでいいから、やってみよう。大丈夫、見ているよ。失敗したっていいよ。まず、やってみよう。
この数ヶ月、何度もかけることのあった言葉は多分、言うたびに自分にも返ってきているものだったなあと、いま思います。
仕事でも暮らしでも、やってみるから、分かる。分からないことは当たり前にあるし、躓きが長く続くことも多い。でも、やってみるから、進んだり戻ったりしながらも、自分の中にたまっていく。そうやってちょっとずつ身体に浸透させて、じわじわ体感することが、信じることや優しさになっていくのかもしれない。
そんなふうに、息子の空手経験を側でみながら、じぶんの今を見つめたくなっています。
▲余談ですが……ふっかふかで大のお気に入りとなった真っ赤なフットウォーマー(mont-bell)。デスクワークの今ココに集中できるアイテム集めが最近の楽しみです。
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