【店長コラム】バイヤーたちの横顔にうつしだされる本心。
店長 佐藤
週イチの定例ミーティングで見る
バイヤーたちの横顔。
商品をセレクトするバイヤーたちが所属するMD(商品政策)グループでは、毎週1回のペースでわたしも参加しての定例ミーティングをしています。
普段はそれぞれが来客や外出でバタバタしていることが多いので、とりあえず毎週◎曜日のこの時間は集って近況報告しあいましょうといったノリで、そんなにかたいものではありません。
それぞれがもっている案件の進捗について話してもらったり、こんな素敵な商品見つけちゃいましたというドヤ顔報告だったり(笑)。
逆に「今回の展示会、あまりいい出合いがなくてお土産話なしです、ごめんなさい。。」なんて残念でした報告会になることもあります。
またある時は、わたし自身が商品開発の方針においてモヤモヤ悩んでいたりすると、意見を聞きたくて「ねえねえ、どう思う?」なんて二人に相談することも。
冒頭の写真は、つい先日のミーティング風景で、ふたりが出かけてきた松本クラフトフェアの大報告会を開催しているところです。
「この作家さんの器がすごーーーく素敵だったんですよ」
「お話してみても、作家さん自身もすごく気持ちのいい方でした」
「これ、この一輪挿し、ぜったい店長が好きそうだと思って」
そんな二人の報告を聞いて、わたしも一緒に大興奮して「Good Job!」なんてつい口走っちゃったり、反対に「うーむ、でもどうだろうねえ」となったり分かりやすい反応を示します。
バイヤーという立場上、やはりそれぞれに「なにかいいモノを見つけて帰らなくては」という使命感は常にあるのではないかと思うのですが、観察しながらいつも思うのが『横顔は正直』ということ。
バイヤー自身が「これ、どうしてもお客さんに紹介したい」という動機のある商品だと、話している時の横顔がなんとなく輝いていたり、いい意味での企み顔になっていたりするので、そんな表情を「どうしても扱いたい」サインとしてキャッチするようにしています。
商談中に見る、
もうひとつの横顔。
バイヤー加藤の横顔(特に目元)にご注目。
泣きそうになっているのではありません(笑)、目を細めてとろけそうな顔になってます。
なぜこういう顔になっているか?といったら、この日の商談でお取引先に見せていただいた新作のアクセサリーが、わたしたちの「好き」のツボを押しまくったんですね。
わたし自身もこの日はテンションが上がりまくってしまって…
「はあ、もう今すぐ自分用に買いたいです」(この台詞をわたし連発)
「すみませんね、佐藤さん、これサンプルなんで」(お取引先になだめられる)
こんなやり取りを繰り返していました。
そしてすかさず、隣のバイヤーたちに目をやると、同じくこの表情だったわけです。
ふたりとも「はあー」ってため息ついてる。「ああ、もうこれ、ぜったいほしい」って目を細めて唸ってる。
わたしもバイヤーも共感しあえた商品は、お店に出したとき、不思議になるくらいお客さまにも共感していただけることが多かったりします。
わたしたちがこうやって最初に商品に出合った日のテンションが、なにかの波動となってインターネットを通じてお客さまの元にも届いているんじゃ?と思うくらいです。
あらためて、ほんとうか?本心か?って大事だなあと。
これからも商品のセレクトにおいて「本心」を映し出すバイヤーたちの横顔を大事に見守っていきたいと思います。
そして自分が何気なく見せている表情や横顔も、やはりそこには色んな「本心」が表れていて、同じように誰かから見られているのだと気の引き締まる思いです。
あの日の商談以来わたしたちは。
(影響を受けるのも仕事のうちです…)
バイヤーの加藤はこれまで会社にくる時、アクセサリーをつけてくることがあまりなかったような…
でも、あの日の商談以来、イヤリングやネックレスといったアクセサリー装着率が急激にあがったような気がしてます。
この日もかわいいネックレスをしてきたので、「ちょっとちょっと」とつかまえて写真を撮ってしまいました。
後ろのリボン結びがかわいい。
わたしもこういうの欲しいなと思って「どこのネックレスなの?」と聞いてみるとnote et silenceというブランドのものだと教えてくれました。
あの日の商談以来、個人的にもアクセサリーを物色する日が続いているそうな。
もうひとり、お客さま係の上山も、つい最近こんなかわいいネックレスをしてました。
「どうしてBなの?」(わたし)
「へへ、特に意味はないんですけど」(上山)
さらに「これけっこうリーズナブルだったんですよー」なんて言いながらJRエキナカなどによく入っているPlame Collome(プレミィ・コロミィ)という雑貨屋さんで買ったものだと教えてくれました。
そんなスタッフを見てわたしも影響を受け、会社につけていくピアスやネックレス選びを、ここのところ大いに楽しんじゃったりしてます。
前にも同じようなことを書いた記憶があるけれど、影響を受けるってとても楽しい。
いつも、そう思います。
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