【店長コラム】商品えらびにまつわる想いと裏側、ちょっとだけお届けします。
店長 佐藤
文 店長佐藤
展示会にバイヤーひとりずつで行ってもらう理由。
秋のはじまりは雑貨やアパレルの展示会が本当にたくさんだったので、バイヤーたちが手分けをしてあらゆる展示会を巡りました。
新しいバイヤーも初めての展示会だけは先輩バイヤーに同行して学んでもらうのですが、2回目の展示会からは早速ひとりで行ってもらっています。
これはスパルタでもなんでもなくって(笑)、わたしなりのちょっとした理由が…
(理由その1)
・普段洋服を買う時なども案外ひとりのほうが気を遣わなくてすみ「あ、あの店にもう一度もどろう」ということが気軽にできたりも。お店の商品を探すための展示会とは言え、できるだけ普段のお買い物のような目線とテンションで行ってほしいので、どうせなら自分ひとりのペースで動けるように。
(理由その2)
・他の誰でもない、そのバイヤーが「自分がほしい」と思ったのがどんなモノなのかを知りたい。誰かと一緒だと「これいいよねー」「ですよねー」となってしまうことが多いので、本当にその人が「欲しい」と思ったのかどうかが掴みにくい。
展示会巡りがひと通り終わったら、さあ!持ちかえったお土産のお披露目会です。
いざ報告会!「ほんとうに欲しいと思った?」
報告会は各バイヤーが順番に、見つけてきたモノをカタログやサンプルを広げながら報告し、わたしや他のバイヤーがそれに対しのびのび意見を言う、そんな場です。
バイヤー同士も「うわぁ、そんなかわいいバッグのブランドあるんだ。知らなかったー」なんてお互いが見つけてきたモノに興味津々。ここはあえてミーハーな雰囲気を大切に。
わたしはと言うと、たくさんのお土産を前にやんやと意見を言うばっかりの人。も、もうしわけない!で、でも、これも仕事なんですー(汗)
わたしがこの場でバイヤーにしつこく聞くのは「ほんとに欲しいと思った?使いたいと思った?」ということ。
もちろんバイヤーに問いながら、自分自身にも同じことを問うシビアな瞬間です。
なにかを紹介するとき「自分たちが欲しい」ということが何よりの本心で、その「本心」でお店に並ぶ商品を束ねることにこだわりたい。そんなふうに思っています。
(あ、このままだともっと熱く書きそうなので、このあたりにとどめておきます、汗)
自分の「好き」を信じていいのだろうか…
展示会巡りを重ねるごとに自信を深めていく顔つきへと変わっていくのを間近で見せてもらえるのは、わたしの人生勉強にもなっています。
自分が見つけてきたモノがお店の商品になって、それをお客さまからも「いいね!」と共感していただけた体験を積み重ねていく。
どんなバイヤーでもやっぱり迷う時期、悩む時期があります。自分の好みとお店のテイストとの狭間で。
お店に合わせよう、合わせなくっちゃという心境から⇒「そうか、自分の好きを信じていいんだ」となっていく場面に寄り添えることは、なんてありがたいんだろうと思っています。
これは決してバイヤーに限らず、他のチームのスタッフにも言えること。スタッフの変化に学ばせてもらうこと多々です。
まだ冬も来ていないのに、その次の春夏を考えています。
取扱いを決めたアイテムについては、カレンダーを埋めていくかたちでスケジュールに落とし込んでいきます。
今だと、来年の春夏あたりのスケジュールを決めていってます。
まだ冬も来ていないのに、その次の春や夏のことを考える。肌感覚がなかなかついていきませんが(笑)、わたしたちもだいぶんこの感覚に慣れてきたような…
実際の季節よりちょっと先を想像しているので、1年の経過が以前よりずっと速い、速すぎます。
でも、それもこれもお客さまに楽しんでいたける日を考えたら、へっちゃらです!
ぜひ、ここからつづく秋冬、そして年が明けた後の春夏の展開にもご期待ください。
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