【お出かけコラム】はじめての家族旅行は、北海道になりました。
編集スタッフ 齋藤
文・写真 スタッフ齋藤
はじめての家族旅行へでかけました。行き先は、北海道!
「家族で旅行なんて、いつ行けるかな〜」。そんな風に思っていた我が家。
でも、北海道で親戚の結婚式が催されるのをきっかけに実現することに。
ドタバタだった北海道旅行ですが、家族でぜひ行ってみたかった2つの場所へ行くことができました。
旭山動物園は学びがいっぱい。
一つ目は「旭山動物園」。映画にもなり、ニュースに取り上げられたりとご存知の方も多いかもしれませんね。
あのシロクマやアザラシに会いたい。1歳をすぎた息子はどんな反応をするのだろう?と、札幌市から車を走らせました。
この日はあいにくの天気だったけど、園内はにぎやか。遠くのほうからお猿さんの鳴き声(まるで歌うような!)も聞こえてきます。
お客さんの多くはカッパを付けているのですが、それがまた一体感があって面白かったです。
動物園にちらばる、かわいいサイン。
動物園の端々にあったのが、パッと目を引くサインたち。ついつい、その前で記念写真を撮りたくなってしまうものばかりでした。
こんな美しいイラストも。
ペンギン館では、ペンギンが水のなかを飛ぶように泳いでいました。
園内は起伏が多く、ひとつの館に入るといくつかの階層があって、上から眺めたり、下から潜ったようにのぞいたりできる造り。
だからか、歩きながら見ているだけでも飽きません。
そして、園内のいたるところにあるのは、園のかたが作成した新聞のような、イラスト入りのわかりやすい記事の数々。
「この動物は、実はこんな性格なんですよ」「いま、この動物はこんな問題点があるんです。わたしたちの暮らしには、こんなふうに関係があるんですよ」
そんなメッセージが込められていて、「ああ、かわいいね〜」では終わらせずに、家に帰ってからもちゃんとこの時間を思い出したくなる学びの場が用意されていました。
目と鼻の先でお昼寝中のライオン。
ゆさゆさスイスイ動き回る動物たちには、息子も思いがけずいい反応をしてくれました。
10年ぶりのモエレ沼公園
もうひとつ行きたかったのが「モエレ沼公園」です。
ここは、基本設計は彫刻家イサム・ノグチ氏が手がけ、「全体をひとつの彫刻作品とする」というコンセプトのもとにつくられたのだそう。
広大な敷地には、山や噴水、遊具などがあり、ほんとうに気持ちのいい場所!学生時代に一度訪れたことがあり、その気持ち良さが忘れられずにいました。
この日は嬉しい晴れ。園内で自転車を借りてまずは一周していると、ちょうどよく噴水のプログラムがスタートしました。
「水の彫刻」とも言われるこの噴水は、15分(40分バージョンもあるそう)の間にダイナミックに変化!
噴水を取り囲むカラマツ林のようすは、なんだか北欧で見た自然を思い出しました。北海道と北欧、なにか近いものがありそう…。
夜はライトアップもされるよう。
ガラスのピラミッドのなかには、レストランやギャラリー、ショップが併設されています。ここも、屋内なのに気持ちのいいこと!
この日は結婚式のセレモニーがあったようで、なかでは楽器の練習をする音が心地よく流れていました。
子どもたちもワイワイと走り回り、ベンチではお昼を食べる家族もいて、ピラミッドの中はいい声がのびのびと響きます。
ともすると美術館のような厳粛な雰囲気になりそうなのに、この中も公園の続きのような空気が流れていて不思議でした。
大きな彫刻と触れ合いながら声をあげる子どもや、笑いあう大人たち。この気持ち良さはモエレ沼公園の性格はもちろんだけれど、北海道の空気が作っているのかもな〜。
モエレ沼での噴水前では音にびくともせず眠っていた息子も、ピラミッドの中でおにぎりランチを堪能し、自転車にも揺られて満足したようす。
大きな自然やたくさんの動物に包まれた今回の北海道旅行は、忘れられない思い出の1ページになりました。
【おでかけMEMO】
▶︎旭山動物園
北海道旭川市東旭川町倉沼
▶︎モエレ沼公園
北海道札幌市東区モエレ沼公園1-1
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