【北欧さんぽ】ノルウェー4:まだ帰りたくない!最後の最後の、北欧さんぽ。
編集スタッフ 二本柳
文・写真 スタッフ二本柳
今年の9月からお届けしてきました「北欧さんぽ旅日記」。
デンマーク→スウェーデン→ノルウェーと3カ国をまわってきましたが、ついに最終回を迎えました。(終わりたくない…泣)
本日は、最後の最後に半日だけ寄ることのできた首都 オスロの様子をお届けしたいと思います。
とはいえ、かの有名なムンクの美術館へも、老舗レストランにも、これといった観光地はひとつも行く時間がありませんでした。それでも、わずかな時間歩いただけで、オスロという街がとても居心地の良い場所だと感じました。
都会ではあるけれど、その街の規模に対して人が少なく、緑も多いオスロの街。
その欲張らない規模感が、旅のしめくくりにフィットしたのかもしれません。
オスロを好きになったのは、夜の静けさが心地よかったから。
△オスロ中央駅。
わたしたちがオスロに到着したのは、もうすっかり暗くなった夜。
中央駅を出ると、のびのびとした広場があり、近くのレストランではテラス席に座って食事をたのしむ人たちの姿がありました。
夏とはいえ夜は長袖がないとひんやり寒いオスロ。テラス席にはあたたかそうなブランケットや、毛皮がかけられていました。
オスロの街は、中央駅と王宮を結ぶメインストリート「カール・ヨハン通り」の周辺にほとんどすべてのお店や観光スポットが集まっています。きゅっと街全体がまとまって小規模なのが印象的でした。
△カール・ヨハン通りに面したオスロ大聖堂。
△通りの奥に見えるのが王宮です。
この写真を見ていただくと分かるように、街で一番にぎやかな通りでさえ、夜ともなるとこれほど人の少ない静かな景色。
遠くに佇む王宮がはっきりと見えるくらいに、広い通りがずいぶんと贅沢に使われています。
わたしは、この静まり返った、でもお花が端から端まで並べられた、夜のカール・ヨハン通りが大好きでした。
オスロをすぐに好きになったのは、到着初日からこの景色に出合ったからだと思います。
もしも東京にもこんな贅沢で静かな通りが街の中心にあったなら、そしてそこを毎晩帰宅途中に歩けたならば。なんて穏やかで幸せなことだろう…と思うのです。
帰国したくない!最後の最後の北欧さんぽ。
△王宮公園。
翌朝。とうとう北欧を去り、帰国する日が来てしまいました(泣)
まだ名残惜しい気持ちを捨てきれず、飛行機に乗るギリギリまでの時間を目一杯つかってオスロの街を歩きます。
まずは朝ごはんがわりに、パン屋さんで一番オススメされた菓子パンを購入し、昨晩は遠目でしか見られなかった王宮へ。
△最もクラシカルなパン!とおすすめされたパン。とんでもなく甘いですが、スパイスも香り、初めての味に大満足。
現在も国王が暮らしているという王宮は、そのまわりを広大な公園に囲まれていて、朝さんぽに格好のスポットです。
犬の散歩をしていたり、通勤前の通過点にもなっているようで、王宮のベンチに座って行き交う人たちを見ていると、オスロの素顔を垣間みたような気分になります。
その後は海沿いを歩きながら、洗練されたカフェや雑貨屋さんを見て回り、最後に日本でも人気の「Fuglen(フグレン)」というカフェへ。
△鳥のマークが目印。
コーヒーはもちろん美味しかったですが、なんといっても内装がとてもお洒落でした。ヴィンテージの北欧家具が使われており、店員さんもイケメン!でしたよ(笑)
さて、のんびりのんびりとお届けしてきました「北欧さんぽ旅日記」も、これにて終了です。
この旅から帰国したあと、なにかが自分のなかで変わったような感覚があったのを覚えています。
同じ「北欧」とはいっても3カ国それぞれにまったく違う景色でしたが、そこで暮らす人たちの “凛” とした姿には、共通してどこか心の余裕みたいなものを感じました。
それが直接的にどう自分に影響しているのかは分かりませんが、「何かが変わるかもしれない」という予感をこれからも積み重ねていきたいな、と。改めてそう思うきっかけとなる旅になりました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
(おわり)
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