プチ特集│クラシコム的・読書のススメ。前編「この1冊があったから。」

編集スタッフ 田中 編集スタッフ 田中


こんにちは!スタッフ田中です。
今日から二日間にわたって、
プチ特集「クラシコム的・読書のススメ。」をお送りします。

クラシコムのスタッフは本好きが多いんです!
青木にはじまり、ほぼ全員いつも何かしらの本を読んでいます。

好きな雑誌を抱えてお昼に出かけたり、
仕事に役立ちそうな本は教え合ったり。
それぞれ好きな漫画の貸し借りをすることもありました。

そんな風景をみていて、本のおもしろさを
お客さまも一緒に楽しんでもらいたい!と思い、
本好きのお客さまに贈る、ちょっとマニアックな
座談会を開催しました!

本好きによる、本好きのための
座談会を開催しました。

参加してもらったのは、社長青木とスタッフ上山、
そして当社の社食を作ってくださっている、料理家のフルタヨウコさんです。
昨秋のアトリエ訪問にて本棚がどうやら素敵だと聞いていたので
座談会メンバーに加わっていただきました。

本日は、本を好きになった幼少期のお話から
「この一冊があったから」と思えるような人生に影響を与えた本を
紹介してもらったりなど、本とともに思い出を
振り返ってもらいました。

若い青年期の悩みごとや、今までの道のりが垣間見えて
私にもとっても新鮮でしたよ。

まだまだ寒い日が続き、ソファで、ベッドで
あったまりながら本を読みたいこの季節。
カフェオレなど片手に本探しにでも読んでいただけたらうれしいです。

それでは、まいりましょう!

本好きなコドモ。

-小さい頃、本を手にし始めた原風景のようなものは覚えていますか?

青木:
僕は、母に読み聞かせしてもらったことかな。冒険ものやSFがすごく好きで、続きが早く読みたくて文字を覚えたんじゃないかな。当時ひとりで遊ぶゲームがないし、妹が小さいから遊び相手にならないし、親も遊んでくれないときは本の世界に入ってたね。

フルタ:
わたし、妹なので反対側の立場です。兄が外で遊ぶのでついてまわっていたのですが、どうしても外で遊びたくないときは家のなかで本を読んで過ごして。最初は「いやいやえん」を読んで、この本の作家・中川李枝子さんの本をずっと読んでました。他にも「ぐりとぐら」佐藤さとるさんの『コロボックル物語』シリーズとか。

青木・上山:
あー懐かしい!

上山:
わたしも父が寝る前に読み聞かせしてくれていたんです。それに幼稚園の時期に入院してたこともあってお見舞いの度にに毎回安い300円くらいの絵本を買ってくれて。親が与えてくれた影響が大きいかな。

本との付き合い方の変化

青木:
小学校になると図書館があるじゃん。あれとの出会いも大きいよね。

上山:
近所にきてた移動図書館とかもね!

フルタ:
移動図書館行ったなー懐かしい。そこでもシリーズものを読んでましたね~。

青木:
ジュブナイル小説っていう少年向けの小説があって、よく読んでたな。小学校の高学年で、初めて文庫本読んだんだよ。イシカワくんって子がいてさ、公園に文庫本もってきてて。それがカッコよくてさー。

上山・フルタ:(爆笑)

青木:
そのあとは古本屋の50円や100円のを読みあさる時代に入るんだよね(笑)。テレビで神保町のことを知って電車乗り継いでひとりで行ってた。雑誌や洋書がズラッと並んでるビルになっているような大きい本屋が近所になかったから楽しくてね。

上山:
へえ~、ひとりで行動できる子だったんですね!わたしはその頃コバルト文庫とかをよく読みました~。

フルタ:
文庫本って子供には買いやすい値段でいいですよね。
話がそれますが、文庫本だと新潮社のが好きです。この紙の質感とか、上部が断裁されていなかったりとか。

青木:
(本の天の部分を触って)わかるわー、紙や書体が出版社によって違うんだよな。

上山:
新潮社の本は古くなり方がかっこいいなって感じるー。

「この一冊があったから。」人生に影響を与えた本

-人生を変えた本や進路のきっかけとなった本を教えてください。

フルタ:
大学の建築科を受けるきっかけになった「アントニオ・ガウディ」の写真集(イグナシ・デ・ソラ-モラレス著)です。高校一年の冬ごろ、新宿の本屋でブラっとしていたら、ふっとこれが目にとまって。建築ってこういう世界なんだ、いいなあと思って。

青木:
なんで建築っていいと思ったの?

フルタ:
「自由」だなという印象をもてたんです。日本の建築物って直線のイメージだったのが、ガウディのは「曲線」だったから。動物のオブジェをくっつけたり、タイルをモザイクのように貼ったり。こんなに遊んじゃっていいんだと。ちょうど理系と文系がわかれるときだったんですよ。理系って堅苦しいイメージがあったけど、いいなと思えて。

それより久しぶりにこの本を見返して驚いたのですが、値段をみたら3000円だったんですよ。

上山:
え!高校生で本に3000円て、なかなか使えないよ。

青木:
そうだね、それくらいガツンときたってことだよ。だから本ってすごいんだよな。

一同:
うんうん。

青木:
僕の起業のきっかけになったのが「金持ち父さん、貧乏父さん」(ロバート・キヨサキ著)という本。読んだのは26~7歳ごろ。ぼくは、その頃お金とか仕事のことを全て拒絶してて。そういうお金とか仕事のことをああだこうだと言ってることに嫌悪感があった。だからいつもは手にとらないのに、表紙の絵がかわいいし、キャッチーなかんじだったので、とりあえず手にとって読んでみたんだよね。そしたら意外と面白くて、数分立ち読みして、それから買って帰った。

青木:
この本でお金はやりたい状況をつくる道具なんだなとわかったんだよね。お金をうむ仕組みをつくるための道具なんだと。そして、そこから生まれたお金を使って遊びなさいというところが、しっくりきて。お金自体にいいも悪いもなくて、やりたいことをやるためのツールだと。働いて得たお金をもとにさらに何かを生むお金をつくる、「お金でお金を買う」それに納得がいった。

フルタ:
なるほど興味深いなあ。

青木:
あとはこれはクラシコムの課題図書ですw すべて通信販売に関する本たち。これを読んでなければネットショップはやってないんじゃないかな。

(※上の本はページの最後に詳しくご紹介します。)

上山:
読みましたー!(後ろで田中も同調)

フルタ:
課題図書!私も読んでみようかなー。

上山:
私は「プリティ・イン・ピンク-恋人たちの街角」(H.B.ギルモア著 羽田誌津子訳)これを読んだのは、中学生のとき。当時台湾の子とペンパルしてて。ペンパル(※)の子が送ってくれた本なんです。

フルタ:
ペンパルって懐かしい~!

上山:
流行りましたよね、ペンパル。これは初めて英語で全部読んだ本。映画にもなってたから、その記憶をたどって辞書も使いながら、なんとか読み終えたんです。そのとき「これぐらい読めたら海外にいって何かできるかな?」っていう自信ができたような気がする。留学もしてみたいな、メディアに興味があったからそういう仕事につきたいなと思ったきっかけ。その後、留学してマスコミやジャーナリズムの勉強をすることになるんです。

※ペンパル-文通のこと。インターネットや携帯電話が普及していなかったころ、国内・海外の友達をつくって交流を深めるために広まった。外国語の勉強にも役立つとして推奨された。

本日のおまけ。

みなさんの本を買うときの動機を教えてください!

フルタ:
もう匂いかな(笑)。これ、よさそうという直感。それと、私は読みたい著者の人が決まってるから、その人の新刊が出るときはネットで買うけど、そのほかは本屋さんにいきますね。

青木:
わかるな、その直感。あと本屋って、絶対見てまわる棚があるじゃない。守備範囲みたいな。僕だとビジネス系、小説とか雑誌のとことか。そこをパトロールして異変があると気づくんだよ。で、まず手にとってチェックしてるね。

上山:
うんうん(うなづいて)、自分の守備範囲外は、夫や友人から聞いたり、今はフェイスブックやツイッターで誰かが紹介しているのがきっかけになります。

青木:
知るのは嬉しいけど、すぐネットで買っちゃうんだよなあ。最近はキンドル(※)も増えてるな。

※キンドル(Kindle)-電子書籍を読める端末のこと。ソフトもあり、パソコン、スマートフォンやipadなどでも利用できる。

フルタ:
私は活字と紙の中毒者なので、キンドルを使う日はくるのかなあ。

上山:
さっきも新潮社の紙が、、、とか言ってましたもんねえ。でも、キンドルは本とそんなに変わらないですよ。ね、青木さん。

青木:
うん、ほとんど変わらないかんじで使ってるよ。暗いところでも読みやすく明るさ調節できたり、角度とかも変えられるから、ぼくは布団の中で読んでるね。

上山:
へえ~わたしもそうやって使ってみようかな。だんだん本を取り巻く環境も変わってきてるけど、「読むこと」は続いてるんですよねえ。

——————————————————–

ここまで、幼少期の本との出会いから人生の転機に読んだ本など
様々な本の紹介と三人の対談、いかがでしたか?

心のなかに持っている大切な本の思い出。
三人の話を聞いて、本棚からもういちど読み返したい本を
取り出してみてもいいかもしれません。

明日は、最近読んだ気になる本について
語ってもらいます。
明日の更新もお楽しみに!

以下、本日登場した本や
他におすすめの本などをご紹介します。
それぞれにコメントもあったりするので、よろしければ見てくださいね♪

本日登場した本

青木から、こんな本を紹介しました。

4480863303 金持ち父さん貧乏父さん
ロバート キヨサキ シャロン・レクター(公認会計士) 白根 美保子
筑摩書房 2000-11-09

4901784641 ビジネスを育てる
ポール・ホーケン 阪本 啓一
バジリコ 2005-04-02

4569616143 インターネット的 (PHP新書)
糸井 重里
PHP研究所 2001-07-14

4492501509 男前経営論―ピーチ・ジョンの成功哲学
野口 美佳
東洋経済新報社 2005-11

フルタさんから、こんな本を紹介しました。

アントニオ・ガウディ (現代美術の巨匠)
イグナシ・デ ソラ・モラレス 高橋 武智
美術出版社 1988-04

 

4834000109 いやいやえん―童話 (福音館創作童話シリーズ)
中川 李枝子 子どもの本研究会
福音館書店 1962-12-25

406119075X コロボックル物語(1) だれも知らない小さな国 (児童文学創作シリーズ―コロボックル物語)
佐藤 さとる 村上 勉
講談社 1985-02-27

上山から、こんな本を紹介しました。

プリティ イン ピンク―恋人たちの街角 (集英社文庫―コバルトシリーズ)
H.B. ギルモア ジョン ヒューズ 羽田 詩津子
集英社 1986-10

 

他にも、こんな本を教えてもらいました。

青木より

4101152403 峠 (上巻) (新潮文庫)
司馬 遼太郎
新潮社 2003-10

不遇の時期に自分をどのように機会が待っているか教えてくれた本。(青木)

4341080954 商売の原則 (邱永漢の基本法則)
邱 永漢
ごま書房 1995-12

シリーズもの。自分でビジネスを始めたい人が物事の考え方を経営者的に調整するのに適していると思う。(青木)

フルタさんより

4480425578 自分の仕事をつくる (ちくま文庫)
西村 佳哲
筑摩書房 2009-02

27、8歳でフリーになったんだけど、自分の仕事ってなんだろ?って問われたんですよね。そのときに西村さんの本を読みました。その後何度も読み返す本のひとつです。(フルタ)

4255960089 デザインすること、考えること
五十嵐 威暢
朝日出版社 1996-04

社会人になるころに読んだ本。
デザイナーってこんなことやるんだ、と興味を持てました。(フルタ)

「素描 渡辺力」(渡辺力著)株式会社建築家会館 発行

力さんは最近101歳で亡くなられたのですが、
日本人としてのフリーランスデザイナーの第一号なんです。
そういうパイオニア的な方なので、編集と料理の仕事をしている珍しい仕事の仕方をしている自分と重ね合わせて読んだりしました。(フルタ)

4812524008 松浦弥太郎随筆集 くちぶえサンドイッチ
松浦 弥太郎
DAI‐X出版 2003-10

これを読んで同じレシピでサンドイッチを作って仲間と1daycafeをしたこともありました。松浦さんにちゃんとご了承を願うお手紙も書いたんですよ。(フルタ)

上山より

4072345482 ロッタちゃんのハンドメイドのある暮らし―Lotta’s life style (主婦の友生活シリーズ)
Lotta Jansdotter
主婦の友社 2002-09

北欧や暮らしのことについて考えるきっかけになった1冊です。(上山)

4834005399 旅の絵本 (1)
安野 光雅
福音館書店 1977-04-15

すべて絵で表現されてて、シリーズで毎回旅にいく場所が違う。1ページずつめくっていくと全部の風景がつながってるんです。隅っこで結婚式やってたり、一度見ただけでは発見できないことがたくさん。旅行欲が高まってるのに行けないときとかに頭のなかで旅してます。(上山)

4769020058 アレクサンダとぜんまいねずみ―ともだちをみつけたねずみのはなし
レオ・レオニ 谷川 俊太郎
好学社 1975-04-01

この本を読んでから読書が好きになって、読書感想文を書く良い子になりました。(上山)

もくじ

 

◎クラシコム的・読書のススメ。その1:「この1冊があったから。」(2月14日更新)

◎クラシコム的・読書のススメ。その2:「ぼくらの最近の読書。」(2月15日更新)

 


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