素朴だけれど、ほどよい存在感。民芸の空気をまとった器。

兵庫県丹波にある江戸時代から続く窯元「丹窓窯」のスリップウェア。

スリップウェアとは半乾きの化粧土の上に、スリップと呼ばれる泥状の化粧土をのせて、引っ掻いたり、揺らしたりして模様をつくる伝統の技です。

ひとつひとつ手作業でできる模様はまさに偶然が生み出す芸術。

世界にひとつしかない味わい深さを持っています。

艶やかさ、手に触れる線の凹凸、毎日使える丈夫さも嬉しいところ。日々のごはんを引き立ててくれますよ。


朝ごはんもていねいに作りたくなる。

スポイトを使って、ふちに美しい波を描いた丸皿は、トーストがぴったりの約23cmプレート。
全体的にやわらかな印象の白は、

真っ白ではない釉薬の色がとろーり溶けたようなお菓子のような愛らしさがありますね。

余裕のある大きさだからトーストの他にもちょこちょこと、野菜やスクランブルエッグをのせたりもできますね。

朝陽を浴びてつややかな色を放つ釉薬のきれいな色あいを眺めていると、簡単な朝ごはんもなんだか丁寧に作りたくなります。




日常の食卓にきらりと光る平皿。

大皿料理にも使えるサイズなので、揚げ物やサラダなどメインのおかずを盛りつけるのにも合います。

しっかりとした厚さもあり、とても丈夫なのも嬉しいですよね。

素朴だけれど、存在感のあるお皿は、民芸の雰囲気を残しつつモダンな印象。

どんなおかずでも受け止めてくれつつ日々の食卓でもきらりと光る役を果たしてくれそうです。


裏面には「丹窓窯」の刻印があります。きれいな高台でしっかりとした造りなんですよね。




古くからの伝統が息づくテーブル。

伝統の技法を受け継ぐ丹波の山里で作り続けられているスリップウェア。落ち着いた色合いとデザインで和洋問わず活躍してくれます。

職人が生みだす、ひとつひとつの偶然の美しさは、日々のなかに息づいて食卓を彩ってくれるでしょう。



■ バイヤーズ・ヴォイス
バイヤーが丹窓窯の工房を訪ねた様子を綴っています。よろしければこちらもご覧ください。



【商品を使う前に】
陶器は使う前に、煮沸と目止めをすることをおすすめします。器がかぶる程度の水で30分ほど煮沸し、乾かします。その際、お米のとぎ汁をつかうと土の粗い目にとぎ汁が入って目止めができ、汚れがしみこむことを防げるそうです。

【本商品の品質について】
※材質と製造工程における性質上、食器の表面に極小の凹みや色の濃淡、お皿のゆがみ、貫入(釉薬の層に入っているヒビ状のもの)、釉薬のかかりがあまい部分などが見られる場合がございます。
※成形から絵付けに至まで手作業で行われている為、サイズ表記と若干の差があることをご了承ください。
※絵柄について、絵の配置や模様の個数などは生産ロットにより異なる場合がございます。あらかじめご了承ください。
※また、白いお皿によく見られますが土や釉薬の性質上、気泡や小さな穴などに水が入り、下地の色が薄く見える場合がございます。(下の写真参照) 乾くと消えたり薄くなりますので、ご使用には問題ございません。


上記につきましては製造元の検品済となりますため、こうした理由での「当店不手際による返品、交換」はお受けすることができかねますことをご理解いただけますようお願いいたします。

インフォメーション

工房	丹窓窯
材質	陶器
サイズmm	直径約230×高さ約25
電子機器	電子レンジ・食洗機・オーブン使用不可
生産地	兵庫県丹波 篠山市
注意事項	※手作りのためサイズや形状、色味が各々多少異なります。 ※釉薬がかかっていない箇所や黒点などが見られる場合がありますが、製造工程上のものとなりますのであらかじめご了承ください。

丹窓窯/たんそうがま

伝統ある丹波立杭焼の里に窯を構え、江戸時代頃から器を作り続けてきた歴史ある工房である。先代の市野丹窓は、スリップウェアを世界に広めたイギリスの作陶家・バーナード・リーチに直接師事したことで知られている。今もリーチの技が息づく器を作り続けている。