ベルトのおしゃれを、もっと自由に。
 “技あり" レザーベルトができました

おしゃれの名脇役として欠かせないベルト。

でもいざ使ってみると、余ってしまう部分をどう処理したらいいか迷ったり、バックルのデザインがお洋服にしっくりこなかったり。

ピンとこないまま、間に合わせで選んでいたベルトも少なくありません。

そこで今回、ウエスト調整の仕組みからバックルのデザイン、ベルト幅、色、形まで、すべてオリジナルのレザーベルトを作りました。

おしゃれをもっと自由に。そんな思いから生まれた一本です。

サイズ調整が思いのまま。あの「余り」も自由自在に

ベルトを使う上で、いつも悩ましいなと思うのが「余り部分」の処理でした。

そこで、何度も試行錯誤しながら行きついたのが、サイズ穴がなく調節幅が広い「フリースライド」の仕様。

通常だとウエストを絞るのと比例してベルトの余りも長くなってしまいますが、これは左右の長さをどちらも調整できるようになっています。

だから垂れる部分を短くしたり、長くしたり、アレンジが自由にできるのです。

穴を開けないフリースライドなので、着用しているうちにゆるんでしまわないことにも配慮しました。

サイズ調整にはストレスがない範囲で、革とバックルの隙間が開きすぎないように。樹脂で3Dサンプルを作成し、何度もその構造を検討しながら仕上げています。

アレンジは自由自在。

余り部分を敢えて長めに出して、おしゃれのポイントにするのも素敵です。そのときに垂れた部分が可愛くなるよう、端のカッティングにもこだわっています。

写真のようにカーディガンの上にラフに巻きつけたり、ワンピースのウエストマークにしたりしても、雰囲気が変わって新鮮ですよ。

シンプルで美しい。バックルのデザイン

ベルトの顔とも言えるバックルデザインも、こだわりのポイントです。

選んだのは、きらりとアクセントになりながら、主張しすぎないアンティークゴールド。

目立ちすぎず、けれどもカジュアルすぎず、ささやかなきらめきを添えてくれる。アクセサリー感覚で使える存在感です。

デザインする上で思い描いていたのが、ベルトをポイントにしたコーディネートに今よりもっと自信を持ちたい！というゴールでした。

チラリとのぞいても良し。コーディネートのアクセントにしても良し。

おしゃれの幅を広げるための一本になると嬉しいです。

どんなスタイルにも合う、絶妙なベルト幅

使いやすさの秘密は、太すぎず、細すぎない絶妙な幅にもあります。

あまりに細いとウエスト調整に心許ないですし、太すぎると見た目の主張が強くなってしまいます。

さらにウエストがほっそり見えると嬉しいので、そんなことを色々と考えて「2.4cm」の幅がベスト！という結論に至りました。

ボトムスを選ばないベーシックな2色

色はブラックとブラウンの2種類をご用意しました。

バックルはどちらも同じアンティークゴールドです。

万能に使えるブラックは、絶対に外せなかった色。ほどよい光沢感で、メンズライクになりすぎない程よい上品さを目指しました。

パンツスタイルや、きれいめコーディネートの引き締め役にもおすすめです。

ブラウンは染色をしたオリジナルカラー。

コーディネートに抜け感をプラスする柔らかな印象はありつつも、明るすぎない絶妙なダークブラウンに調整しました。

経年変化をたのしめる、滑らかな牛革

レザーは、長く使えて経年変化も楽しめる牛革。

程よいカジュアルさもありながら、きれいめにも使えるよう、柔らかく上品な質感にしました。

お洋服を傷めることがないように、表裏ともに滑らかな表面に仕上げています。

長く愛用いただくうちに、さらに馴染んで柔らかくなり、ゆるやかに体に沿ってくれるようになりますよ。