【コートをおしゃれに】後編:今年は新たな気分で!手持ちのコートをもっと楽しく着こなすアイデア

編集スタッフ 奥村

「メリハリ」で、いつものコートが変わる?

コートを羽織る秋冬は、コーディネートがいつも重たく、垢抜けなくなる……そんなモヤモヤから、おしゃれへのモチベーションも下がりがちだったわたし奥村。

「いつものコート」をもっとおしゃれに着こなすには? 今回はそのコツを、全2話でスタイリストの樽山(たるやま)リナさんに伺っています。

▲スタイリストの樽山さん(右)

第1話で教わった大切なポイントは、「メリハリをつけること」。ではその具体的な方法って? 今回は樽山さんが普段実践しているという、着こなしのアイデアを紹介します。

 

襟元の形は、「揃えない」

今日のコーディネートが決まっても、出かける直前にコートを着たら「なんだかアンバランスかも……」と思えてくることがよくあります。

そんな時、まず見直せるポイントは「襟元」のバランスなのだとか。

樽山さん:
コートの襟元と、中に着るトップスの襟元は、あえて『揃えない』ようにしています。それだけで、パッと見た時の印象にリズムが生まれるんです。

たとえば襟元がVラインのチェスターコートやトレンチコートを着る時、中に着るトップスもVネックだと、Vのラインが重なってキリッとしすぎる印象に。そんな時は下に丸襟のTシャツを一枚重ねるだけで、程よいこなれ感が演出できます」

樽山さん:
「そのほか、丸襟やポートネックのニットもおすすめです。

きれいめな印象になりやすいVネックには、フード付きのコートなど、カジュアルなアウターを合わせるとバランスよくまとまりますよ」

 

上半身に、パッと目がいくアイテムを

ロング丈のコートはどうしても重たく見えがち。そのため、ボトムスはできるだけコンパクトなものを選んでいたわたし奥村。

ボリュームのあるロングスカートやワイドパンツは、着たくてもなかなか合わせられずにいました。

樽山さん:
「ロングスカートだって、合わせ方次第で軽やかに見せられます。ポイントは、パッと見た時に目線が上にいくアイテムをプラスすること。

たとえばニット帽をかぶったり、柄や色物のストールを首に巻いたり。こうすることで目線の位置が上がるので、不思議と全体の印象に軽さが出るんです。トップスに、明るめの色物や柄物を取り入れるのもおすすめです」

 

前を閉めるなら、「ワンピース」風に

寒い日にはやっぱりコートの前を閉めたくなるもの。重たくなりがちなコートのボタンを全部閉めても「おしゃれ」に見せる方法はあるのでしょうか?

樽山さん:
「全部閉めて着たい時は、コートを『ワンピース』風に着てみるとアレンジの幅が広がります。

たとえばトレンチコートなら、前を閉めるとクラシカルな印象に。その印象を生かして、あえてシンプルに着るのも素敵です。付属のベルトでウエストをマークすると、よりメリハリが生まれますよ。

ボトムスはコンパクトなシルエットを選ぶのがおすすめ。パンツならストレートや細身のもの、スカートならコートより短めの丈を選んで、裾からはタイツだけを見せると、よりワンピース風になりますね」

樽山さん:
「前を閉めると重たい印象になりがちなコートには、コートの上から羽織れるアイテムを取り入れてみてはいかがでしょうか。

わたしがよく使うのは、数年前に無印良品で買った袖を通せるタイプのストールです。首に巻くだけじゃなく、コートの上から羽織るだけで印象がガラリと変わります。

その他、フード付きのカジュアルなコートなら、ボアやファー素材のベストを上に重ねても。今日のコーデに何かポイントが欲しいなと思うとき、上に重ねるアイテムをひとつ持っておくと重宝します」

 

ファッションの「制約」は、「楽しみ」にも変えられる?

樽山さんのファッションに対する考え方は、まるでパズルのよう。わたしなら「似合わない」「着こなせない」と思いがちだった洋服も、メリハリをつけて組み合わせることで、ピタリとはまる。そうやって正解をひとつずつ見つけながらコートを自分らしく着こなす様子は、とてもカッコよく映りました。

樽山さん:
「ファッションで『制約だな』と感じることって、『楽しみ」に変えられるチャンスでもあると思っています。

例えば年とともに体型が変化して細身の洋服が似合わなくなったら、それはゆったりしたラインの洋服や、メンズのSサイズに挑戦できるチャンスかもしれない。わたしはそんな風にとらえて、自分のおしゃれの楽しみも広げています。

コートだって冬の『制約』じゃなく、下に着る服次第でもっとおしゃれにできる素材。そう思えたら、ワクワクしてきますよね」

 

無難なコートだからできる「おしゃれ」もあるかもしれない

今回お話を聞いて嬉しかったのは、「手持ちのコートが無難な方が、差し色や柄物がよく映えますよ」という樽山さんの一言でした。試しに見せてもらった、黒いコートと赤いニットのコーディネートに、なんだかとてもグッときて。

「いつものコート」が落ち着いた見た目だからこそ、取り入れられるアイテムだってあるのかも。そう気づいたら、今までなかなか手が出せずにいた赤いニットにも、柄物のパンツやスカートにも、今年は挑戦してみたいと思えてきたのです。

おしゃれより実用を重視して選んでいた、わたしのコートは無難な色ばかり。でも、それが生かせるおしゃれの方法だってもっとあるはず。

「コートがあるからできるおしゃれ」と考えてみるだけで、この冬のモチベーションが、なんだか変わってきた気がします。

(おわり)

【写真】濱津和貴(5枚目除く)

 

もくじ

樽山リナ(たるやま りな)

大阪でフリーランスのスタイリストとして活動後、現在は東京を拠点に雑誌・カタログ・広告などでファッション、インテリアなどのスタイリングを手がける。プライベートでは1児の母。インスタグラムアカウントは(@taruyamarina)

 


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