【北欧をひとさじ・夏】心が静かになる時間が自分を知るきっかけに。暮らしのゆとりをうむ、桒原さんの習慣(後編)
編集スタッフ 岡本
お気に入りのマグカップで紅茶を飲んだり、夜は明かりを落としてキャンドルを灯したり、煮詰まった時にfikaと称して甘いものを食べたり。北欧の暮らしからヒントをもらうことで、日常が彩られていることを感じます。
動画コンテンツ『北欧をひとさじ』は、季節の巡りを大切にしている北欧にちなんで、その時季にまつわる習慣をご紹介する番組です。お話をお聞きするのは、日本に住む北欧に縁のある方々。
自分の暮らしに北欧のエッセンスをひとさじ(それ以上の方も!)加えて暮らしている方にお話を聞いていきます。
桒原さやかさんの夏の習慣
「夕方は外で過ごす」
夏の習慣をお聞きしたのは、ライター・エッセイストの桒原さやか(くわばらさやか)さん。
北欧の夏の代名詞であるルバーブのクランブルパイ作りを紹介していただいた第1回目に続く、後編となります。
現在の住まいは、長野県松本市。5歳と3歳の子どもたちとともに暮らすご自宅を伺って、北欧と日本のいいとこどりな日常を垣間見させていただきました。
桒原さん:
「北欧の人は、夏の晴れた日が大好き。天気がいいとお盆にご飯を乗せて外で食べるのが定番の過ごし方です。
冬はほとんど太陽が出ないので、短い夏の間に太陽をたくさん浴びて蓄積しておこうと思うのかもしれません。それもあって夏らしい天気の日だと、仕事を抜け出してアイスを食べにいく人もいます。
気持ちのいい天気を全身で楽しもう、という雰囲気が北欧全体に漂っている気がしますね」
桒原さん:
「日本の夏はとっても暑いので、夕方頃が一番過ごしやすくて好きです。
外に出て特に何をするわけでもなく、fikaをしたり本を読んだり、家の中にいるのと変わらない過ごし方をしています。
でも外にいることで子どもたちも土で遊んだり水をまいたり、自然と楽しいことを見つけてきてくれるんです。そうやってそれぞれが好きなことをしている様子を眺めているのが心地いい。
北欧に暮らして、心が静かになる時間の大切さを知りました。つい手に取ってしまうスマホを置いて、あえてぼーっとしてみる。
そんな時間が自分や家族を知るきっかけになっているなと感じています」
ノルウェーに住んでいた当時は「こんなにきれいな街が現実にあるのだと夫婦で驚いた」と話す桒原さん。それでも長く住むことを考えたとき、今暮らしたいのは日本だったのだそう。
そのわけについては、ぜひ動画でご覧いただけたら嬉しいです。
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桒原さやか
ライター・エッセイスト。岐阜県出身。『北欧、暮らしの道具店』で、お客さま係として6年間働いていたスタッフ。退職後、ノルウェーにある北極圏の街、トロムソに住んでいた。現在は長野県松本市でスウェーデン人の夫と3歳と5歳の子どもの4人暮らし。
著書は2023年4月に発売の「北欧の日常、自分の暮らし- 居心地のいい場所は自分でつくる -」(ワニブックス)。その他、「北欧で見つけた気持ちが軽くなる暮らし」(ワニブックス)、「家族が笑顔になる北欧流の暮らし方」(オレンジページ)がある。
instagram:@kuwabarasayaka
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