【スタッフコラム】夜はテレビを消して。大人になって久々の「お勉強」はじめました。
編集スタッフ 二本柳
はじまりは一冊の本でした。
年末の帰省中、寝室の本棚から偶然みつけた 『POEM A DAY』 という洋書は、「1日1詩」 よむための本。1月1日から12月31日まで、365篇の英米詩がおさめられています。
学生の頃に購入して以来、授業以外ではついぞ開くことはなかったのですが、あらためて見返すと 「1日1詩」 とは、なんて粋な編集でしょうか!
ちらりと裏の値札を見ると、3,400円との表示。 むむ、けっこう高かったんだなあ……。
「このままでは、なんか勿体ないぞ」 という心持ちで、家まで連れて帰ってきたのでした。
久しぶりに 「お勉強」 でもしてみよう。
▲全ページに日付と1篇の詩がのっています。
さて。持ち帰ったはいいものの、この本をどうしたものか。
日々の愛読書とするには、私にはハードそうな内容です。
そこでいっそのこと、「お勉強」 の習慣を身につけられたら! と思い立ちました。
英語と、それから日本語の語彙力と。
この2つを鍛えることを目標にしよう。大人になって勉強なんて久しくしてこなかったので、ちょっと新鮮な気持ちでノートとペンを新調しました。
▲何度も消せるように鉛筆で。鉛筆を握るなんていつぶりだろう。
やり方としては、1篇の詩を英文のままノートに書き写す。そして下に自分なりの和訳を書く、という中学生のような勉強法。
これを寝る前に1詩ずつ、できる日だけ、ゆるりと続けるのを目標に掲げました。
1篇なんて短いし〜と甘くみていましたが、詩って訳すのが本当にむずかしいですね。
英語力と同じくらい、ひょっとするとそれ以上に 「日本語力」 が試されているような気がします。
日頃から小説やエッセイを読んでいても、そこで触れる言葉の数々が全く自分のものになっていなかったのだなあ、と痛感中です。 (トホホ……)
夜だらだらテレビを観てたのが…
この勉強を始めて、よかったと思うことがあります。
それは夜の過ごし方でした。
夕飯を作って食べて、お風呂に入るまではいつも順調なのですが、その後の 「ちょっとテレビでも」 の 「ちょっと」 が問題だった私。
ドラマや映画を観るなら良いのですが、夫の帰りを待ちながら、何を観るでもなくテレビとスマホを行ったり来たり。これが悪い癖でした。
でも最近は、これといって観るものがない夜はテレビを消して。
お勉強モードにスイッチを切り替えたら、自己嫌悪の悪循環とはオサラバ! できる予感がしています。
「やめる」 は、いつでもできるから。
とはいえ、飽きっぽい性格なので、この勉強習慣、いつまで続くか分かりません。
習い事や仕事、家事、新しい習慣。
何を取っても 「続ける」 ってすごく難しいと感じてきました。でも 「もうやめたい!」 となった時、それを引き止めていたのは 「やめるのは、いつでもできる」 という事実でした。
やめたければ、いつでもやめられる。
だから、もうちょっとやってみよう。
そうして気付けば、ずいぶん長く継続しちゃった、なんてものもあります。
今の勉強も、そうやって続けていけたら……。 のんびりでもいいから、とにかく続けることで、何か得られることがあるのではないかなと思います。
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