【ラジオ|チャポンと行こう!】第172夜:カゴ愛、再燃中! シルバニアや赤毛のアンなど、カゴ好きのルーツも紐解いてみました
【スタッフコラム】春が来る!冬もそろそろ終わりだから思うこと。寒いのはニガテだけれどやっぱり「雪は好き」。
お客様係 上山
もう3月だねぇ…。いやまだ3月だよ…。
会話の端々にのぼる暦の話は、少しずつ春を意識しはじめる頃となりました。
それでもまだまだ冬は去りたくないのか、はたまた春が早めに存在感を示したいのか、気温の高低差に振り回される日々が続いていますね。
冬から春へとバトンタッチのこの季節。
去りゆく「冬」といえば、「雪」のことを思い浮かべてせつなくなってきます。
(今はまったく雪とは縁のない日常を過ごしているんですけれど。)
雪遊び、あんなこと、こんなことを思い出す。
子供の頃、冬は雪でおおわれる土地で育ってきたせいもありますが「雪がない冬はさびしいものだなぁ〜」と、感じることがあります。
雪が積もれば積もったで、「雪かきが大変だよ!」とか、「寒いし冷たいしツルツル滑るし、歩くのがこわいな。」なんて勝手なことをブツブツ言っていたりするくせに。
とくに雪をあまりよく見ない土地に住みはじめてからは、雪景色に憧れすら感じはじめる自分にびっくりです。ないものねだりとはこのことか〜。
子どもの頃の楽しい冬の思い出が実は豊富にあることに気づいたのも、ついのこの前。豪雪地帯と言われる新潟のとある場所へでかけたとき。
「そうそうこんな感じだった!」と目の前に広がる雪景色とともに色んな出来事を思い出したから。
近所の器用なおじいちゃんが素晴らしく完成度の高い「カマクラ」をいつも作ってくれていたこと。
家の裏にあった畑が全面雪で覆われると、ちょっとだけ小高くなったその場所が子どもたちの秘密基地へと様変わりしていたこと。
子どもたちが遊びのときに移動する手段は、長靴にくくりつける短いプラスチック製の「ミニスキー」。中でも私はピンク色がお気に入りだったこと。
ソリがないときは、米袋がソリ代わり。自分たちで作った(かなり小さい)雪の滑り台から何度も何度も滑り降りて、滑り台のすべりごこちを確かめていたこと。
まだ誰も足を踏み入れていない新雪を見つけたらチャンス。パフッと背面から雪に飛び込んで雪の柔らかさを確かめていたこと。(たまに固くてびっくりすることも。)
手袋の上にふわりと舞い降りる粉雪の結晶。1つ1つの形が違うことをこの目で確かめること。(その形状の繊細さにしばし見とれることも。)
雪があるだけで、なんてたくさんの遊びや経験ができるんだろうか。
自然が遊び道具だったあの頃の「遊びごと」を思い出して、心がほこほこと暖められるのを感じました。
春が一歩また一歩近づく嬉しさとともに、思い出深い雪景色とは、少しさびしいけれどしばしのお別れです。
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