【あると、うれしい】耐久性も値段も、かわいさも!申し分なしの「理想のスリッパ」
少し前に、友人同士(というか新たに女性4人のクリエイティブユニットを結成したそのメンバー、フォトグラファーの松元絵里子、デザイナーの葉田いづみ、ネムリコーヒー主宰の高原たま、と、そのミーティングの最中)の会話で、
「室内履きはどんなものを使っているか」という話になった。それから「理想のスリッパ」についても。
そのなかでアーツアンドサイエンスの高級スリッパの話なんかも出てきたけれど、私が推すのは、バレエシューズだ。
バレエシューズは、バレエを習っている子どもなんかもみんな履いてる、ピンクのあれ。
私のはもらいもので、黒いバレエシューズに、アシンメトリーに片足だけ、ふわふわの灰色のファーがついている。
自営業で、さらに一日のほとんどを自宅で過ごす自分は、長い間スリッパジプシーだった。
年齢を経るごとに、人に見せるものでなくても毎日身に着けるものは、なるたけ気に入ったものを選びたいと思うなかで、スリッパもその例外ではなかった。
モロッコの革製のバブーシュ、これは以前アロマスタイリストのスールネさんのお家へお邪魔した時に、来客用のものがこれで揃えられていてとても素敵だなと思い(ふかふかした踏み心地も好き)、以来、私もお客様用にはそれを用意しているんだけど、自分用としては実際1年には届かないくらい使ってみて、少し頼りなさを感じた。期待ほどの耐久性がなかった。
厚いフェルトのものだったり、古着屋で見つけた革を縫い合わせたものだったり、都度いろいろチャレンジする中で、ふともらったままだった前述のバレエシューズを履いてみた。
ら、これがなかなか良い。
足を入れるたびにゴムを引っ掛けるのが面倒は面倒なんだけど、一旦履いたら結構そのまま履きっぱなし。ベランダに出るときもバレエシューズの上からサンダル履いちゃう。むしろ、常に足にフィットして優しく包んでくれている感覚って……気持ちいい!
耐久性もなかなかで、確かに、日々硬い床でステップを踏み続けるために作られているものだから、部屋で歩くくらいならへのへっちゃら。1年履き続けた今現在、とくにほつれも見受けられない。
何より、足元に目線を落としたときの可憐さに、気持ちがあがる。
お値段は大体2000円前後、安いものなら1500円切るものも(現に私の手元のものは1000円ちょっとで売られていた)。ピンクや白、黒、肌色、赤など。素材はツイルやサテン、レザーなど。いまどきはオンラインでも専門店でバリエーション豊かな中からお得に見つけられると思います。
つまさきにひとさじのトキメキいかがですか。
今日の、あるとうれしいものたち。
✔︎ バレエシューズ(安いものなら1500円切るものも!)
INDEX
よしいちひろ
イラストレーター。1979年生まれ。女性のなにげない日常や憧れを独自の視点とリラックスしたタッチでみずみずしく描く。ファッションやメイク、子育てなど、クリエイティビティに満ちたライフスタイルも注目を集めている。http://chihiroyoshii.com
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