【店長コラム特別編】わたしもお客さまと一緒に「春いちボトムス」から「秋いちボトムス」にシフトします。
店長 佐藤
わたしは「いちばん頼れた」だろうか?
今年の2月に発表した「春いちボトムス」につづき、昨日から「秋いちボトムス」の販売がスタートしました。
すでにありがたい勢いでご注文をいただけているのですが、このタイミングであらためて書いてみたいことがありました。
それは「はじめに選んで、いちばん頼れる」というコンセプトの企画を思いついた自分自身が、この企画のボトムスをシーズンを通して本当に沢山着まわせたのかどうか。
それを振り返りつつ、さらに第2弾となる「秋いちボトムス」をどんなふうに着たいと思っているのかについて、自分の言葉と実際の着用写真とで綴ってみたいなと思いました。
「春いちボトムス」
もしや誰よりも穿いたのでは?と思う
▲わたしは「春いちボトムス」のペールグレーのほうを特に着ていました
今年の春夏は、本当に頻繁に、会社でも休日にも「春いちボトムス」を穿きました。少なくとも週3くらいのペースでは着ていたのではないかと。(実は同じようなスタッフが社内に何人もいます)
シーズンを通して実際に穿きたおしてみて、着こなしやすいと感じられるボトムスに自分が何を求めているのかが改めてはっきり認識できたところもありました。そのポイントを振り返ってみると、こんなふうになります。
✔︎合わせるトップスの色や素材のバリエーションが豊富にイメージできる
✔︎ワンピースの下に穿くパンツとしてもバランスが取りやすい
✔︎サンダル、革の紐靴、スニーカー。選ぶシューズや靴下に合わせて裾をロールアップできる選択肢も欲しい
✔︎インでもアウトでも着やすいウエストまわりのデザイン
✔︎なんと言っても「色」のこと。手持ちの服の多くに合わせやすいニュアンスカラーがあると本当に便利
「春いちボトムス」
こんなふうに着ていました編
ジャーナルスタンダードで昨年購入したカットソー素材の黒のトップスと合わせて、よく着ていました。
サンダルがぺたんこタイプのときは、あえて裾はロールアップせずにそのままストンと下ろして。
生地屋さんのあいだでは”究極のチノ”と呼ばれることもあると言うこだわって選んだ生地も、個人的には生地厚がちょうどよくへたれにくく着心地がよかったと感じています。
ノースリーブのブラウスや、シンプルな無地のタンクトップと合わせて着たりもしていました。
ヒールが高めのサンダルを合わせるときは、裾はワンロールして。
トップスの色が何色であっても、そして柄モノであっても重たくなりすぎないニュアンスカラーとして定番カラーのネイビーと共に「ペールグレー」をつくったのもよかったと感じています。
ワンピースの下に穿くパンツとして使えるというのが、個人的にはなくてはならない要素でして。
よほどのマキシ丈ワンピなら別ですが、ワンピースをそのまま一枚で着るというのが年齢的にも抵抗が出てきているので、どうしてもパンツの上に重ねたいんですね。
そんな着こなしにも「使える」と感じられるボトムスならば一石二鳥だと感じていました。
鮮やかなブルーとリネン素材が気に入って今年の4月に買ったトゥモローランドのチュニックワンピースを着るときには、いつもこの「春いちボトムス」を下に穿いていました。
今回も意思は「色」にあり?
「秋いちボトムス」にもいちばん頼りたい。
▲向かって左が「春いちボトムス」。右が「秋いちボトムス」です。
ブランドとしての意思は「色」にあり?と以前コラムに書いたくらい、絶妙なニュアンスカラーを「秋いちボトムス」でもつくりたいと思いました。わたしも秋冬こそ、装いが重たくなりがちなことが多いので。
「春いちボトムス」のペールグレーにつづき、「秋いちボトムス」はグレージュがそれです。
春よりもう少しだけあたたかみの感じられる色、もう少しだけ濃いめの色を生地の染めから行ってつくり、オリジナルカラーとして打ち出しています。
生地も写真でお伝えするのに限界があるかもしれないのですが、「春いちボトムス」とはかなり違います。繊細に起毛をしており、カジュアルな張り感がありながらしっかりと秋っぽさを感じさせてくれる見た目。
肌に触れるたびに冷たく感じない触感の裏地をつけましたので、9月から穿き始めたとして冬深まっても……かなり長くシーズン中穿きつづけられると思います。
「春いちボトムス」は購入してくださったお客さまのお声で「小さかった」というものより「大きかった」というお声のほうが多かったこともあり、「秋いちボトムス」は全体のシルエットのデザインにもそれを活かしています。
「春いちボトムス」よりは若干テーパード感を強めながら、それでも自分たちも細身すぎるシルエットに抵抗を感じることが多いので、そうなってしまわないような絶妙な太さのボトムスを目指しました。
サイズ展開にチャレンジしたり、ウエストにアジャスターをつけたのもそのひとつです。
書きたいことは山とあるのですが、このあたりはぜひ商品ページやバイヤーズヴォイスをご覧ください。
「秋いちボトムス」
こんなふうに着たいです編
– 身長160cm・レギュラーサイズ-
さて、ここからは妄想の世界です。この秋冬、わたしはこんなふうに着たい、着るぞという決意表明?です。
すべて手持ちの私服と、ここから発売予定のKURASHI&Trips PUBLISHINGの新作でコーディネートしてみました。
まずは「秋いちボトムス」グレージュ × マスタード色のニットから。
年齢を重ねるにつれ、色モノの服にもチャレンジしたいと思うようになってきました。
首もとにマフラーなんかを巻く季節になったら、ニットはインして小ざっぱりと着てみたいです。
足元はマフラーとピアスの色と合わせてみようかと、ネイビーの靴下を履いて茶色の革靴です。
昨年オリジナルブランドから販売して大変ご好評いただいたハイネックニット(グレー)× グレージュのボトムスを合わせてみました。
こんなワントーンコーデもしてみたいと思っています。(こういうコーディネートもとても好きです)
全身、KURASHI&Trips PUBLISHINGですね……。
こんなときは、ちらりと見える靴下に柄があるものを選んだりしたいです。
写真は見えづらいかもしれないのですが、ネイビーの細かい雨粒のような模様が入った靴下に、エナメルのタッセルローファーを合わせました。
※ハイネックニットは4カラーとも9月に再販を予定しています
またまた全身、KURASHI&Trips PUBLISHINGコーデです。
「春いちボトムス」と同様に「秋いちボトムス」にも求めたいのがワンピースの下に穿くパンツとしても使えること。
着ているのは10月に発売を予定している新作のニットワンピース。このワンピースとも重ねて着やすいようにボトムスを設計しています。
ワンピースのほうは2色展開で企画しているのですが、わたしはニットワンピ(チャコールグレー)× グレージュのボトムスを合わせてみました。
わたしの身長(160cm)だと、ワンピースを上に重ねるときはボトムスの裾はワンロールがバランスが良さそうです。
このときは秋色のちょっぴりカラフルな靴下を履いていますが、濃いグレーやブラックのニットタイツを下に履き込んでも成立するし、かなり暖かそうです。
次はグレージュと一緒につくった「秋いちボトムス」の定番カラー・ブラックのほうを着てみました。
こちらは「もともと持ってました?」と自分でも思うくらい、普段から着ていそうです。
本格的な秋を感じる冷たい風が吹く頃、薄手のコートを羽織って会社に来ることが増えます。
今年のはじまりに購入したD.comfortのグレンチェックのコート × ブラックのボトムスを合わせてみたコーディネートは、そんなシーンで着たいと思っています。
全身真っ黒になりがちなので(黒が大好きでして)、靴は黒は黒でもエナメルシューズにしてみました。靴下とピアスで、かろうじて白を足して……。
このときはコートとのバランスもあったので、裾はワンロールして、ニットはインで着ています。
最後は、こよなく愛するコンバースのハイカット × ブラックのボトムス × n100のブルーのニットで。
冷え性に悩むわたしは、寒くなってくるとボトムスの下にニットタイツをはいています。
そんなときは足首を隠してくれるハイカットスニーカーが大活躍!
「秋いちボトムス」はハイカットやショートブーツとも合わせやすいように裾がすぼまり過ぎていないデザインを考えました。
▲「秋いちボトムス」の下にニットタイツを履いても動きに余裕があります。裏地との相性も良いと思います。
今回は撮影のために着替えに着替えました(笑)
ここまでお付き合いくださり、ありがとうございました。
このコラムのための写真は編集スタッフが撮影してくれたのですが、撮影当日はIKEAのショッピングバッグに私服や靴をいっぱいに詰めこみ、そのずっしりとした大きなバッグを抱えて会社に来ました。
「こうも着られるね」「こんなふうにも着たいね」と、そのスタッフと二人でオフィス内のスタジオでテキパキと、それでもとても楽しく撮影をしました。
「今年の春夏、春いちボトムスを同じような雰囲気で着ていました」というお客さまもいらっしゃるだろうか。「秋いちボトムス」のほうはどんなふうにコーディネートして着てくださるんだろう。このコラムを読んで「これならたくさん着まわせそう」と思って安心してくださるだろうか。そうだったらいいな。
そんな思いを胸に抱きながらだったので、なんども着替えることも全く苦ではなく、それはそれは夢中でした(笑)
時おり、奇跡みたいな瞬間に遭遇することがあります。
それは街を歩いているときにKURASHI&Trips PUBLISHINGの服を着てくださっている方に遭遇する瞬間です。
わたしもこれまで何度か「はっ!」と、そんな瞬間に立ち会いました。心臓がドキドキバクバクすると同時に、心の底からうれしくて頭を下げたい気持ちになります。
この「秋いちボトムス」、そして「春いちボトムス」ももっともっとたくさんの方に愛していただける企画に育てていきたいと思っています。
お客さまのお声に耳を傾けながら、自分たちも楽しみながら。そうやってつくったオリジナルの服を着てくださっている方と、きっとまた街で出会えるように。
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