【スタッフコラム】言葉がなくたって
編集スタッフ 奥村
このあいだ撮影のスタイリング用に、オフィスへ持って行った2匹のぬいぐるみ。
なにかに使えるかな、くらいの軽い気持ちでバッグに入れたのですが、いざ現場で取り出すと居合わせたスタッフに「懐かしい!」と好評で……
スタッフ青木(通称・よしべさん)に「来週の撮影にも使いたいので貸してほしい」とスカウトしてもらい、しばらく預けることに。
数週間後、よしべさんからの置き手紙とともに戻ってきたときの風景がこちら。なんだかすごくほのぼのした気持ちになりました。
この犬は通称「グルミット」で、くまのぬいぐるみは「テディ」。ご存知の方もいるでしょうか? クレイアニメ「ウォレスとグルミット」とコメディ映画「ミスタービーン」に出てくるキャラクターです。
▲お気に入りは「ウォレスとグルミット」の短編「チーズ・ホリデー」。チーズを食べに月に出かけるキュートなお話です
子供の頃からこの2作が大好きで繰り返しみていた私は、母に買ってもらったテディをいつも持ち歩いていました。
そんな思い入れもあって、どこかのタイミングで実家から連れてきたのか、いまも自宅にこの2匹が肩を並べています。
そういえば、昔からもうひとつ好きだったのがクレイアニメの「ピングー」でした。今はもう手元にないけれど、ヨチヨチ歩くネジ式のピングーのおもちゃも持っていたのを思い出します。
グルミットに、テディに、ピングー。作品ではどのキャラクターも言葉をしゃべらなくて、そもそも「ミスタービーン」と「ピングー」は作品自体が無声映画。
だからこそ幼い頃から眺めるだけで楽しくて、そこから伝わってくる言葉のないドラマを夢中で繰り返し見ていました。
出てくるキャラクターの表情や仕草だけで、じゅうぶんに感情が伝わってくること。言葉を使わない彼らの気持ちを想像するのも楽しくて、見るたびにちょっと印象が変わったりもする。すごく奥の深い作品だったんだなあと気づいたのは大人になってからです。
伝えることは、上手な言葉を使うこと。そう思ってついつい頭を硬くしがちな自分だけれど、それだけでもないんじゃない?と。グルミットを眺めていたら、なんだかそう思えたこの頃です。
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