【スタッフコラム】運転免許が取りたい、ような気がする。
編集スタッフ 津田
今月、36歳の誕生日をむかえました。
年を重ねる前から、もうすっかり大人なわけで、おめでたいことでもないわ〜、と思っていたのですが、最近は雑談ついでに「誕生日なんです」と伝えると「おめでとう!」と返してもらえる日が続きました。
ちょっとくすぐったくて、胸がじーんとあたたかくなるような一ヶ月。ストレートな言葉ってうれしいものですね。
昔からの友人、家族、同僚。毎月誰かしらの誕生日があるのに、うっかり言いそびれてしまったお祝いの言葉たち。なんだかこれからは、照れずに伝えてみたいです。
さて。今年の自分の誕生日プレゼントは何にしようか、というのが目下の悩み事。一年に一度のことですから、ひとまずその日はお休みをもらいました。
たまたまそのタイミングに友人に誘われて、彼女の勤め先の会社がもつ山中湖の山荘に一緒に泊まらせてもらうことに。東京から約2時間ほどドライブ。このご時世ですので、どこにも立ち寄らずに、買い出しも東京でぜんぶ済ませて、バーベキューや花火をのんびり楽しむ計画です。
到着したらなにはさておき缶ビールをぷしゅっと! お庭にテーブルと椅子を出して、風に吹かれながらぼーっとビールを飲んだら、えもいわれぬ気持ちよさ。思いっきりゆるんだ気持ちになります。
お天気にも恵まれたので、あちこちに木漏れ日が落ちていて。ゆらゆらと揺れるそれを眺めているだけで十分満たされます。
美しいとか美味しいと感じたときに写真を撮る以外、スマホは置きっ放し。こんなふうに過ごせる時間は、ひょっとして前世ぶりかもしれないと思うほど久しぶりで、私たちにはこういうのが必要だったのかもね〜、と口々に言い合いました。
▲焚き火が好きです。ずっと眺めていられます〜
▲翌日のランチには牛肉のパテを焼いて、自家製炭火焼きハンバーガーも
運転免許証を持たないわたしは、「自分への誕生日プレゼントに免許が取りたいかもしれない」と、ふと思いました。
運転ができれば、自分の行きたい場所に行ける。電車で行きづらい場所に遠出しやすくなるし、買いたいものがあっても重たくて持てないからと諦めなくていい。だれかと遊びに行くときに、わたしが運転してあげることだってできるかもしれない。
それって、すごく自由で素敵なことだ!とワクワクしました。
けれど教習所って学生さんが多そうだなあ、こんな年齢になってから免許とるなんて大丈夫かしらん、という不安が湧いてきて、一緒に遊んでいた友人たちに「わたしさ、免許、取ってみたいかも」と告げてみました。
「すごくいいね〜」「頑張って通えば3ヶ月くらいで取れるみたいだよ」「今度行くときは津田ちゃんの運転だね!」「もし車も買うなら、どんなのがいいかな?」
返ってきたのは、こんな言葉たち。なんて驚くほどポジティブなんでしょう。まだ教習所に通い始めてもいないのに、もう車の話まで!と笑ってしまいました。
「わたしったら尻込みしちゃって、何をもったいないこと考えていたんだろう」と、そそくさとスマホで近所の教習所の口コミや料金を調べ始めて、年明けくらいから通えたらいいかなあと、ぼんやり計画を立てるところまで進んでしまいました。
みんなで久しぶりにのんびりできたのもよかったけれど、新しい年齢でやってみたいことが見つかったのと、それを後押ししてもらえたのが、とにかくうれしくて。ほくほくしながら帰路につきました。
やっぱり誕生日って、いくつになってもいいものですね。
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