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【スタッフコラム】「気持ちいい」ほうにいきたい

【スタッフコラム】「気持ちいい」ほうにいきたい

編集スタッフ 奥村

猫(名をおかゆといいます)と暮らしはじめて3年。こんなに長く、家の中で共に過ごした1年ははじめてでした。

午前中、仕事をはじめて数時間後。ふとPCから目をはなして「ああ、今日はそこにいるのね」と。家のどこかでまるくなって(たいていは眠って)いるおかゆの姿を確認するのが、毎日のルーティンになっています。

 

おかゆの寝る場所は、毎日少しずつ変わるんです。

寒い日は、本当に寒いのがしんどそうな顔で、布団か毛布の中にもぐりこんでいて(時には手しか見えていないことも)。

ここ最近は暖かい日が増えてきたので、日の当たる窓際で気持ちよさそうに伸びていたり。

気温が20度近くまで上がった先日は、お腹をひんやり冷たい床につけて寝そべっていました。(毛皮を着ているようなものだから、そりゃあ暑いよねえ、と同情します)

この1年は、おかゆの寝る場所の変化から、季節の移ろいを感じていたほどです。

▲窓際で寝る日が増えたから、春はもうすぐそこ

きっと、ただただ「気持ちいいほう」に生きているだけ。でもそれって人間にとっては、結構むずかしいことなんですよね。

決めごとに縛られてつい「気持ちよくない」方を選んでしまって。しだいにそれに慣れて、気持ちよくなさにすら気づかなくなってしまったり。そんなことが、私にはしょっちゅうあります。

だから感覚に正直な猫を見ていると、うらやましく感じます。気持ちよさそうだなあって。

頭じゃなくて、感覚で。メリットとかデメリットじゃなくて、心がよろこぶほうへ。

ぽかぽかの日差しの中でしあわせそうにまどろむ顔を見ながら、猫みたいに生きたいなあと思うこの頃です。

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