【真夏のおしゃれ道場】第1話:今年こそ挑戦したい「透ける服」。おしゃれなインナー選びの極意とは?
編集スタッフ 小林
昨年の夏に公開した「真夏のおしゃれ道場」。
おしゃれ初心者の私・小林が、スタイリスト植村美智子(うえむらみちこ)さんに「大人のおしゃれ」を指南していただく、この企画がなんと、今年の夏も帰ってきました!
今回のおしゃれ道場は全3回、テーマは 初心者こそ悩んでしまう「夏のおしゃれアイテム」 についてです。
第1話で教えていただくのは、最近お店でよく見かけるけれど、インナーはどうしたら……?、と手に取るのをためらってしまう「透ける服」の着こなし術。大人の素敵な着こなしを知れたら、おしゃれの幅も広がるかも?
ということで、師匠、今回もよろしくお願いします!
透ける服のインナーって、何を着ればいい?
いわゆる流行りのシアーシャツや、薄手のサマーニット。憧れの素敵なお店でよく見かける、最近のおしゃれな洋服たち。
ひとまず手に取ってみるものの「いやいや、こんなに透ける服、一体中に何を着れば?」と考え込んでしまい、そっと棚に戻してしまう。
もちろんそれだけではありません。素敵だなぁと思って買ったリネンシャツ、大丈夫だろうと思って買った白ニットなど、インナー選びに悩む服は、クローゼットに意外とあるもの。私の場合とりあえずベージュのインナーを合わせてみるのですが、やっぱり透けてしまってイマイチかも、なんて思うと、結局中々着られなくなってしまって。
こういった洋服は、一体どんな風に着こなせば良いのでしょうか?
「色」と「形」に注目です!
植村さん:
「透ける服のインナー選び、悩ましいですよね。
まず色について。いわゆる白Tシャツなど、あからさまに透けないものについてはベージュのインナーを選べばいいと思います。でも、もっと透け感のあるもの、インナーの形までわかってしまうタイプの洋服については、生々しさが出てしまうことがあるので、ベージュのインナーは避けた方が良いと個人的には思います。
この場合は「トップスの色、もしくは、ボトムスの色と同じものを選ぶ」のが、一番簡単で、一番おすすめ。
そうすることで、インナーが悪目立ちすることなく、自然なおしゃれになりますよ」
植村さん:
「次に形。これについては俄然「胸元のラインが真っ直ぐになっている」インナーをお勧めします。
これならトップスの首元がどんなデザインでも、バランスが取りやすい。さらにデコルテが出過ぎないので、Uネック・Vネックと比べて下着感がグッと減ると思います。
胸元が真っ直ぐになっている、というのがポイントなので、肩紐の有無や、太い細いについては、ご自身のお好みで選んでいただいて大丈夫。
ただ首元が大きくあいていないトップス、例えば今回のようなシャツやニットの場合は、肩紐がある方がバランスは良いと思います」
なるほど〜。なんとなく、インナー選びの軸はわかった気がします。が、わかった気になっているだけかもしれない……ということで、実際に試してみましょう!
おしゃれの技・その一
トップスの色 × 胸元真っ直ぐ型
まず私がよく選ぶ「Uネック型」のインナーを、師匠の教えを元に「胸元真っ直ぐ型」のインナーに変更してみました。
どちらの場合も色はベージュを避け、トップスに合わせた白で比較してみます。
確かにどちらもインナーが透けている、というのは変わりませんが、デコルテの肌面積が減ったからか、首元とのバランスが取れたからか、グッとおしゃれに見える気が。
植村さんの仰るとおり下着感が減り、おしゃれ上手になった気がします〜!
色もトップスと同じにすることで、インナーが悪目立ちしてしまう現象を回避! むしろ、トップスとセットのように見えるほど自然。
それにこの方法なら、どんな色柄のボトムスがきてもOK。いつでも好きな洋服の組み合わせができるのは、結構嬉しいなと思いました。
では次に、ボトムスの色に合わせたバージョンも試してみましょう。今はいているスカートと同じ色のインナーを持っていないので、わかりやすい黒いパンツに変更し、黒のインナーを合わせてみます。
おしゃれの技・その二
ボトムスの色 × 胸元真っ直ぐ型
おおお〜。これもパンツとインナーがつながって見えるので、より下着感が少なくなった気が。縦長効果ですらっと見えも期待できそうです!
それにこれなら忙しい朝でも悩まなくて済みそう。簡単なのに、グッとおしゃれな感じになるのが嬉しい。
次にインナーを買い足すときは、手持ちのボトムスの色を考えながら購入するぞ、と決意しました。
ちなみにインナーの肩紐が太いものだと安心感が、細いものだと華奢さが出る、ということも体感できましたよ。
おしゃれの技・応用編
「きれい色インナー」は同色の柄物と相性◎
きれい色のインナー。見かけると心ときめいて、ついつい買いたくなってしまうのですが、こうしたインナーを透ける服の着こなしに上手に活用できないものでしょうか?
植村さん:
「ボトムに柄物のスカートやパンツなどを選ぶと、きれい色のインナーも上手に活用できます。その柄の中に同じ色が少しでも入っていれば、うまく馴染みますから。
たとえばこんなコーディネート。ピンクや青が混じった柄スカートだったら、ピンクでも、水色でも、どちらのインナーでも合わせられます。
こうしたインナーに透け感のある洋服を合わせると、少し透けるからこそインナーが差し色になって、より上級者っぽいおしゃれに。
インナー選びひとつで簡単にできるので、ぜひ試してみてくださいね」
次回第2話のテーマは、ゆるっと楽ちんなパンツの脱・寝巻き化!
リラックスおしゃれはどうしたら上手にできるのか、師匠の技を教えていただきます。
photo:waki hamatsu
もくじ
植村美智子
スタイリスト。雑誌や広告などで活躍し、2010年より個人向けファッションコーディネートサービス「Liltin’(リルティン)」もスタート。著書に『洋服の選び方』(マイナビ出版)、『「今の自分」に似合う服』(天然生活ブックス)などがある。
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