【あの人ならどう着る?】後編:青木沙織里さんの私服コーディネートと、無理なくおしゃれを楽しむ工夫

編集スタッフ 西

(※こちらの記事は2023年9月に書かれたものです。今季「ベーシックニット」は、一部色展開を変更し販売しております。2024年9月追記)

当店のニットの中でも不動の人気を誇る「ベーシックニット」と、コーデが華やぐ新定番の「差し色ラインのハイネックニット」が今年も発売となりました。

今回は特別コンテンツとして、当店の商品ページでもモデルとして出演いただいている青木沙織里(あおき さをり)さんに、2種類のニットを自身のワードローブと合わせてコーディネートしていただきました。

後編では、「差し色ラインのハイネックニット」2色をご紹介。無理なくおしゃれを楽しむコツについても伺います。

ベーシックニット編はこちら

 

01
ピンクとイエローの差し色が効いた
古着風のカジュアルコーデ

青木さん:
「このハイネックニットは、袖・裾・首元に入った差し色がなんといっても可愛いですよね。

ボトムスは『すっきり見えインタックのワイドデニム』を合わせました。コートはメンズのもの。

全体のニュアンスがちょっぴり古着っぽさもあってカジュアル。そんな中にさりげなく可愛さを忍ばせるのが好きです。今回組んだ中で、1番お気に入りのコーディネートになりました」

青木さん:
「イエローのバッグを合わせたのがこだわりのポイント。ピンクとイエローって、意外だと思うけど相性がいいんです。

ニットのベースの色がグレーなので、これが中間色になるんですね。色と色を合わせるときは、グレーやベージュを間に挟むと上手くいきますよ。

バッグの代わりにイエローのスニーカーを合わせても可愛いと思います」

青木さん:
「このニットなら、アクセサリーはいらないなって思いました。ピンクのラインを活かすために、メガネだけ掛けました。

メガネも好きで、つい集めてしまうアイテムの1つ。アクセサリー感覚でその日のコーディネートに合わせて選ぶのを楽しんでいます」

青木さん:
「手持ちのスニーカーは、コンバースがほとんど。あとは、スエード素材のニューバランスなど、装いに馴染むものをよく履きます。

スニーカーは普段のサイズから0.5〜1cmほど大きいものを選ぶのがこだわり。程よく存在感が出て全体のバランスが取りやすくなる気がします」


 

02
ブルーのラインが効いたワントーン。
小物で可愛さをプラスして

青木さん:
ブルーラインの入ったハイネックニットに、ネイビーのボトムスを合わせました。

さりげないブルーの縁が、濃色のワントーンコーデを引き締めてくれます。

実はこのボトムスは、夫の私物。とにかく楽ちんでリラックス感のある服が好きなので、メンズのアイテムもよく取り入れます。

それだけだとボーイッシュすぎるかなと思って、かごバッグで少し可愛さもプラスしました」

青木さん:
「今回もブルーのラインが効いているので、潔くアクセサリーはつけずに、メガネと腕時計だけ。それでも十分コーディネートがまとまると思います。

もう少し季節が進んで肌寒くなってきたら、この上にベージュのコートを羽織りたいです」


 

原点はパリ。無理なくおしゃれを楽しむ工夫って?

前編ではベーシックニット3色、後編でハイネックニット2色のコーディネートを紹介してくださった青木さん。

どのコーディネートも生き生きと楽しそうに話してくれた姿が印象的でしたが、青木さんのおしゃれにはパリでの生活が影響しているのだとか。

青木さん:
「20代の頃、数年間フランスのパリで暮らしていました。

私、お洋服は好きだけどブランドには本当に興味がないんです。それも、お金をかけずにおしゃれに見えるのが上手なパリの人たちから受けた影響かもしれません。

彼女たちは、古着を上手に取り入れていたり、色使いとか、かごバッグの合わせが素敵だったり。お金をかけず無理なくおしゃれを楽しんでいる街の人々をカフェから眺めているだけでワクワクしました。

だから今でも、色の組み合わせを考えるのがとにかく楽しくて、大好きなんです」

青木さん:
「今回のコーディネートにも取り入れたようにピンク×イエロー、ブラック×ブルーなど『相性のいい色』はちょっとだけ覚えておくと役立ちます。配色はそのままに、アイテムをチェンジするだけで簡単に応用できますよ。

色のバランスに悩んだり、慣れない色でソワソワしたりするときは、ベージュやグレーなど中間色の出番。この2色は本当に万能で、ひとつ間に足すだけで必ず成功するはず!です」

▲アクセサリーもブランドは興味なし。値段に関係なくどれも大事な「お気に入り」です

青木さん:
「そして、コーディネートを考えるときに1番大事にしているのは、主役を決めること。

『今日はこのニットを着たいから、アクセサリーは控えめに。ニットのシルエットが引き立つボトムスはどれかな……』という風に、どうやったら主役が目立つかな?というのを考えています。

もちろん洋服だけでなく、靴やアクセサリーが主役になることもあります。

そうやって試していくうちに、意外な組み合わせが見つかることも。

自分なりのお気に入りを見つけた時に『おしゃれって楽しいなぁ』と感じますね」

***

「毎日着替えるのが楽しい!」という青木さんのお話をお聞きしているうちに、おしゃれへのワクワクが膨らんでいくのを感じました。

シンプルだからこそ、主役にも名脇役にもなる「ベーシックニット」と「差し色ラインのハイネックニット」。

自分らしい秋のおしゃれを楽しむ一着として迎えていただけたら嬉しいです。

「差し色ラインのハイネックニット」の
商品ページを見る

 

photo:芹澤信次
hair&make:宇津木明子(kilico.)
model:青木沙織里(The Six Sense)

※このコンテンツの著作権は株式会社クラシコムが保有し、モデルの肖像権については所属事務所 (The Six Sense) が保有しております。無断でのコピー、転載、転用は固くお断りいたします。


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