【開発秘話】ずっとお届けしたかったアイテムがついに完成!「プレートにもなる天然木のカッティングボード」ができるまで

商品プランナー 中居

こんにちは。商品プランナーの中居です。

もうすぐクリスマスから年末年始と、慌ただしくも楽しみなイベントが目白押しですね。家族や友人と食卓を囲む機会も増えるのではないでしょうか。

せっかくだからテーブルコーディネートもちょっぴり張り切りたい。場がぐっと華やかになるようなテーブルウェアが一つあったら。

そんな思いから、天然木のカッティングボードをつくりました。厚みやサイズにこだわり、プレートとしても使える優れもの。

私たちが憧れるアンティークの食器やカトラリーのようなあしらいをプラスして、とっておきのアイテムができました。

実はお披露目のこの日にたどりつくまでに、さまざまな紆余曲折があったんです。その開発の裏側を少しご紹介させてください。

 

いつか、オリジナルで。長年追い求めてきた「カッティングボード」

私たちが憧れを抱く、北欧やヨーロッパのヴィンテージ雑貨たち。

暮らしに取り入れてみたいけれど、価格や希少性がハードルとなって、なかなか手に取ることが難しい。

そんなアイテムを私たちなりに形にしてお届けできたら。そんな思いで、これまで「ちいさな憧れを日常に」というシリーズ名を付けた雑貨をつくってきました。

なかでも、当初から作ってみたいアイテムとして候補には上がりつつ、木材やデザインそのものが魅力を左右する難しさから実現できていなかったもの。それが、カッティングボードでした。

私ごとになってしまいますが、入社して早6年半。雑貨チームの心強いメンバーも増え、信頼できるお取引先や知見も溜まってきたこのタイミング。

満を持して、原点回帰するような気持ちで取り組んだのが、このカッティングボードの企画でした。

“ちいさな憧れ”を見落とさず、細部にまでグッとくるデザインを諦めない。要となる木材選びも妥協せずに、良いものをお届けしたい。

そんな気合いを入れてスタートしたものの、やはり(涙)開発は苦難の連続でした。

 

難航した理想の木材探し

理想の木材として挙げたのは、以下のようなポイントでした。

・キッチンや食卓に置いて映える木の色、木目
・カッティングボードとしての使いやすさ、耐久性
・手に取りやすい価格帯

このバランスを取れる木材がなかなか見つからず大苦戦。工場によって取り扱う木材が異なるので、複数のメーカー、工場に何ヶ月もご相談を続けていました。

当時最有力候補として選んだとある木材は、風合いはよくても価格が見合わず。コストを下げる集成材(細いカットを貼り合わせた材)を選ぶと木目が目立ってしまう。

何種ものサンプルを用意しては、木目や色のテイストが違うとなったり、耐久性に不安が残ったり……、なかなか理想の素材に出合えずでした。

やはり商品化は難しいかと思っていた矢先、提案していただいたのが「栗材」でした。

しかもその工場では通常取り扱っていない、一枚板の栗材をわざわざ仕入れていただけることになったのです。

味のある木目、やや黄みがかったベージュのような優しいブラウンが特長。すでに木片の段階で、ヴィンテージ雑貨のような雰囲気をたたえていました。

早速サンプルを仕上げていただき、オフィスやスタッフ宅、店長佐藤宅のキッチンに置いて写真映りまで綿密にチェック。最終的に、これだ! と確信を持った上でついに採用を決めました。

▲私・中居宅に置いてみた様子(途中サンプルのため最終仕様と異なります)

▲佐藤宅に置いた様子。他のヴィンテージ雑貨にも馴染むことを確認

 

デザインの肝となる繊細な削り加工

木材選びと同時進行で、オリジナリティのあるデザインポイントを作ることにも苦労を重ねていました。

シンプルすぎると物足りなく、要素を入れすぎると求めているテイストから離れてしまう。

木材本来の美しさを活かし、使いやすさも担保しながら、オリジナリティのあるデザインを目指してデザイナー・野村と試行錯誤しました。

欠かせないと考えたのは、縁のカッティングの美しさです。曲線に奥行きや繊細さをプラスできないかと、さまざまな加工法を調べる中で見つけたのが「両段サジ面加工」という方法。

二重に窪みの入った刃で削っていくことで、縁に陰影がプラスされ、一気に繊細な表情が生まれたのです。

工場にも設備が整っていないと難しいこの加工。奇跡的に実現することができました。

掘削作業はすべて職人さんの手作業によるもの。滑らかな曲線のラインがぶれずに美しいのは、職人技の賜物なんです。

▲カッティングボードとしての厚みやサイズにももちろんこだわっています

こうして、途中で壁にぶつかりながらもようやく完成したカッティングボード。改めて目にするとその佇まいの美しさにうっとりします。

生産先が木材の状態や仕上がりに対してしっかり管理を行ってくださることもあり、品質や安全性の面でも安心してお届けすることができます。

 

パーティーはもちろん、日々の食卓にこそ華やぎを!

表面にはクルミオイル塗装を施し、シミや汚れが付きづらい加工を。しまい込まずにデイリーに使っていただけるアイテムに仕上げました。

パーティーシーンやおもてなしの場で使うのももちろんおすすめですが、日頃から気兼ねなく使っていただき、天然木ならではの味や経年変化も楽しんでいただきたいです。

私も果物をさっと切って出したり、買ってきたパンを載せたり。それだけでちょっと特別な気分になるのが嬉しいんです。

暮らしをちょっぴり格上げする道具として、手に取っていただけたなら嬉しいです。

今回、ひと足お先に、当店スタッフが自宅で使った様子を特集にまとめています。どれも日常に馴染みつつ、華やぎをプラスしていて素敵です。

ぜひこちらも参考にしてみてくださいね。

スタッフの使用レビューはこちらから

 

「ちいさな憧れを日常に」
シリーズはこちら

 

【写真】上原未嗣(13枚目)


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