【Buyer’s Voice】当店初の和食器、九谷焼の器。

バイヤー 安田

こんにちは。バイヤーの安田です。

本日から、石川県の九谷焼の器の販売を
開始しました!

当店でご紹介させていただく、
初めての和食器となります。

「いつか北欧の食器と並べて
和食器もご紹介できたら。。」と、
長いこと夢見ていました!

『北欧の器』と『日本の器』。

このふたつが絶妙にマッチしてくれることは、
これまでの特集やスタイリング写真などで、
何度となくご提案させていただきました。

それは私たちも、日々暮らしの中で実感しています。

気が付けば、北欧の器、日本の器、
様々なものが溶け合って、引き立て合って、
日々の食卓を作り上げている気がします。

そうして様々なものを組み合わせ編集する
楽しさをご提案できたらという想いで、
初めて和食器を仲間入りさせることにしました!

 

とある窯元の九谷焼と出合って。

九谷焼の存在は知っていたものの、
それまで九谷焼というと、ダイナミックな絵柄と
華麗な色使いが特徴の、「特別な時に使う器」
というのが、もともと持っていたイメージでした。

北欧の器とも素敵にマッチしてくれて、
当店にフィットしてくれる和食器はないかな〜
と探し続けていたある日。

ふいに出合った九谷焼の器は、
そんなイメージをガラリと変えてくれるものでした。

 一目見た時に、それはもう理屈なしで、
「かわいいっ!!」と思えたんです!

ふんわりとした独特の優しい色合い。
素朴でありながら可愛らしいモチーフ。

伝統のある焼き物なのに、全然古めかしくない。
むしろモダンな空気を感じる。

ずっと探し求めていた感じの和食器!
これは是非とも皆さんにご紹介したい!
と心に決めたのでした。

色々と調べていくうちに、
私の心をときめかせてくれる器のほとんどは、
石川県のとある窯元で作られていることが
分かりました。

従来の九谷焼とは一線を画した
『日常使いの器』を目指し、
手作りにこだわって器を作り続けているそうです。

そこからは、なんとか当店で取扱いさせて
もらえるよう猛アタック!

そしてこの度、私たちの熱い想いが届き、
取扱いを実現することができたのでした!

 

石川県にある窯元にお邪魔しました。

石川県にあるその窯元を訪ねて、
店長佐藤と二人で出張に行ったのは
じりじりと暑かった今年7月のことでした。

主なミッションは、工房見学と打ち合わせ、
そして取扱う商品を選ぶこと。

二人して本当に楽しみにしていた今回の旅、
気合いは十分です!!

こちらの窯元は、1971年に始まり、
現在10数名の作家さんが日々
器作りにいそしんでいます。

作業の邪魔にならないように気をつけながら、
じっくりと工房を見学させていただきましたよ♪

ドキドキワクワク、高鳴る胸をおさえながら
足を踏み入れてみると。。

光が射し込む気持ちの良い空間に、
作業中の作家さんたちの姿が!

それぞれに専用の作業ブースがあるんですね。
集中できそうな環境だな〜!

ろくろ。
お茶碗を成形しているところですね。
あぁ〜、美しい!

窯入れ前のものが並べられた棚!

下絵の段階。
ここからあの美しい色合いの器に
なっていくんですね〜。

ひとつの器ができるまでに、
本当にいくつもの工程があるのだなぁ。

絵付け作業をするスペース。

大きな窯!!年季を感じます。
かっこいい♪

完成した器たちがずらり。
旅立ちの日を今か今かと待っているようです。
ワクワクせずにはいられない光景!

工房を一通り見学させていただいて、
普段なかなか見ることのできない光景を
見ることができて大満足の私たち。

さて今度は、併設のショールームで
打ち合わせ&商品選びです!

ショールームに並べられた沢山の器の中から、
当店で取り扱う商品を選びます。

もうどれもこれも可愛いので、
本当はどれもこれも選びたかったけど、
今回は12アイテムに絞りきることになりました。

まずは、直感で可愛いと思ったものを
棚から自由に選んで並べてみます。

そこから店長と二人、悩んで、悩んで。。
(↑ここが一番楽しい時間♪)

「これはゴロゴロした煮物に合いそう!」
「パスタにも使えそうだね〜!」
「取分皿にもなりそうなサイズだね!」

盛り付ける料理をあれこれイメージしながら、
毎日の食卓で使い勝手の良さそうなものを。

考えぬいた末、今回は三人の作家さんに
4アイテムずつ制作をお願いすることにしました。

デザインの細かな部分も
作家さんと打ち合わせしていきます。

選び抜いた12種類の器は、どれも本当に素敵で、
私たちも欲しい!と思うものばかり。

私たちらしいセレクトができたんじゃないかな〜
とホクホクした気持ちでいっぱいです♪

 

三人の作家さんをご紹介します。

今回制作をお願いした三人の作家さん。
ご本人から皆さまへのメッセージと共に
ご紹介させていただきます!

◎ 葛西国太郎 (かさい くにたろう)◎

とても穏やかで優しい雰囲気の葛西さん。
少しお話しさせていただいただけで
なんだか癒されてしまいます。

葛西さんの作る器は、いい意味で、
男性作家さんらしからぬ作風だと思いました。

ふんわりと柔らかで、どこか可憐で、
乙女心を掴んで離さない。
そんな魅力に溢れているんです!

(写真中央:葛西国太郎さん)

葛西さんからのメッセージ:
「器は、あくまで使う人が主役と思っています。
水の半分入ったコップのように、それだけで
おもてなしも出来るけれど、使ってくれる人達が
色々なアイデアでコップを満たして一杯になるような、
自由で楽しい焼物を作りたいと思っています。」

葛西さん、作業中の後ろ姿が素敵でした!

 ◎ 高原真由美 (たかはら まゆみ)◎

明るくて爽やかな笑顔が素敵な高原さん。
こちらまで笑顔になってしまうような
朗らかな空気の持ち主です。

そんなご自身のキャラクターとは裏腹に、
高原さんの器は、シックで大人っぽい雰囲気。

組み合わせる他の器を引き立てる柔軟さと、
凛とした意志を感じさせる素敵な器です。

(写真中央:高原真由美さん)

高原さんからのメッセージ:
「日々生活していると、つい気張ってしますこと
はないでしょうか?
慌ただしく過ぎ行く中で、一喜一憂したり感動したり。
ふと立ち止まってホッと一息つきたくなります。
花を見てクスッとしたり、珈琲の薫りに包まれたり。
暮らしの中にはそんな何気ない事で、
一息つけるひと時は流れると思います。

器作りに、絵付けという行程があります。
簡単に言うと絵を描くことなのですが、陶芸の場合、
少しだけ描き方が特殊なのです。
その方法は、色を染み込ませたり、
上に重ねていく方法です。
そのことにより、自然なゆったりとした濃淡が
現れてきます。
気張らない、ゆったりとした時間の流れです。
印象強く、ゆっくりと染みてゆく。
そんなゆったりとした時間が、毎日の暮らしの中に
流れるお手伝いができればと思っております。

器を通じて、ホッと一息。
毎日の暮らしにゆったりとしたひと時を。」

ろくろに向かう高原さん。
真剣なまなざしがカッコよかった!

◎ 徳永遊心(とくなが ゆうしん)◎

徳永さんは、有名百貨店で個展が開かれるほど
いま大注目されている作家さんです。

実際にお会いすると、
とても気さくでキュートな女性でした。
そんな徳永さんを映し出すように、
作り出される器も、本当に可愛いんです。

花、野菜、果実。。
様々な季節のモチーフをあしらった
徳永さんの器は、のびのびと自由で個性的。
なのに、毎日食卓に並べたくなるよな
飽きのこない魅力があります。

実は私も徳永さんの器、
自宅で毎日使わせていただいています。

色使いが本当に美しくて、
食卓に並べると、なんだか「ウフフ〜♪」と
嬉しくなっちゃうんです。
だからつい手に取ってしまいます。

そうやって気が付いたときにはすっかり、
なくてはならない日々の器に。

(写真中央:徳永遊心さん)

徳永さんからのメッセージ:
「日常生活に使うありとあらゆる物が、
工場での大量生産品となっている昨今。
それでも例えば、手に触れる物や食に関する物、
暮らしを豊かにする物などに、職人と呼ばれる人々が
まだまだ多く残り、またその品の良さを改めて
感じてくださる方も増えてきているように思います。

日本人の普通の食卓に、
この先も手仕事の器があることを信じて、
毎日の生活を楽しく美味しくしてくれる器、
ちょっとしたおもてなしに会話も弾ませてくれるような器、
盛り付けたい料理があれこれ思い浮かぶ
使いやすい器を目指して、日々作陶しております。」

ひとつひとつ丁寧に絵付けをする徳永さん。
繊細な筆使いに感動しました!

 

いよいよ、本日から販売スタートです!

こうして石川県の窯元に足を運び、
目で選んできた九谷の食器達。
いよいよ本日、発売の日を迎えました!

丁寧に大切に作られた、
幸せな気持ちにさせてくれる器たち。

すべての工程が手仕事によるものなので、
色の濃さや釉薬の掛かり具合、微妙な大きさの違い、
ひとつひとつ少しずつ表情が違います。

だから、お手元に届いたものはある意味、
世界でひとつだけのもの。
そんなところにも、
愛しさを感じていただけたら嬉しいです!

また、大量生産が難しいこともあり、
ご用意している数に限りがございます。
気になられる方は、早めのチェックを
おすすめします!

皆さまの食卓にも、
幸せな空気が運ばれますように!

バイヤー安田でした。

◎九谷焼の器はコチラからご覧いただけます↓


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