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クミ家族のアパート

バイヤー　モトコ

今回は、私の日本人の友達である、クミのアパートを訪ねました。
クミの家族は、旦那さんのデビット、４歳のアイナちゃん、１歳のニノくんの４人家族です。
住まいは、ストックホルムのサーデルに位置する最近ホットな住所の一角にあるアパートです。１９００年代初めに建てられたこの建物で、その当時の窓のデザイン、ドアなど古い感じの面影が残っています。そして、古い建物ながらに壁が厚いんです。また、近所の遊歩道から見える景色は素敵で、目の前に水辺（冬は氷と雪ですが・・）そして市庁舎が見えます。ストックホルムに住んでます！という感じですね。

インテリア建築事務所で働いているクミは自分の思うように総リノベートしたい、ということでリノベート価値のあるアパートを探し、悩みに悩み設計し、大工さんと苦労してやり取りし、最近やっと完成したアパートです。

建物の階段室はすっきりしていて、大きな丸いランプが１つ下がっています。
そして各アパートに入るドアは赤くて、かわいい感じ。

こんにちはー、と入ると、すぐに素敵なキッチンと、ドーンと部屋の真ん中に置かれたテーブルがお出迎えです。
お料理が好きなクミのとって、キッチンとダイニングはアパートで中心であって欲しい所。クミにとっては最適なプラン。そして、とってもウエルカムな雰囲気。

キッチンはシンプルに白の扉のキャビネット、そしてワークトップは総ステンレスです。
ウォールキャビネットはほぼ天井までの高さまであり、また冷蔵庫は流しの横のハイキャビネットの中に内蔵されています。
隠す収納。と、キッチンの逆を見てみると、壁前面棚になっていて、おもちゃやら本やら並んだり置いてあります。見せる収納。

また部屋は奥に長い中庭に面しているので、視界をさえぎる物は特にないのでとってもオープンな感じ。
街の教会が見えて、雰囲気があります。

子供部屋も明るくて、そして子供らしくて、素敵にコーディネイトされています。

こだわった浴室。
ステンレスのお風呂は日本からわざわざ取り寄せたもの。
そして杉の木が、お風呂をとってもあたたかい雰囲気ですね。

玄関ホールもマットを敷き詰めて、そしてちょっとしたベンチと壁全面の鏡が、工夫されていていいデザイン。

壁、天井は真っ白に塗られ、また床のフローリングもホワイトオイルといわれる白っぽく仕上がるオイルで塗られています、のでこんなに部屋は明るいんです。また、古い建物の特徴の天井の高さと大きな窓で２階に位置する室内にも光がたっくさんはいってきます。

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クミがデザインし十分満足している素敵な空間で、アイナちゃんもニノくんも広々した部屋を走り回って（ニノくんは補助歩行器に乗って歩き回って・・）、大きな食卓でパズルを広げて遊んだり、お絵かきをしたり、工作をしたりして、その横でクミはキッチンでご飯を作って、そんな友達家族の幸せな雰囲気を感じるのが、私もとっても心地よくて好きでした。