【お茶の間会議】親しき仲でも聞きづらい、家計や貯金のハナシ
編集スタッフ 塩川
お茶の間会議のテーマ #05
家計の管理、どうしてる?
いい大人だからこそ周りに聞きづらいテーマについて、ときに真面目にときに楽しく語り合う、クラシコムの茶の間会議。
今回のテーマは「家計の管理、どうしてる?」です。
親しい友人や、さらには夫にまでも、なかなか本音で話しにくいお金のハナシ。(我が家では、夫婦お互いのおこづかい・貯金額は、謎に包まれ……)
とはいえ、暮らすためにはお金が必要で。まったく蓄えがないのも、どこか不安に感じます。
スタッフそれぞれの家庭では、だれが家計を管理し、どんなふうに運用や貯金の工夫をしているのか?気になる台所事情について、聞きこみ調査しました!
各家庭によってちがう、お金の管理者
本日の参加者は、こちらの4名。写真左から時計回りでご紹介します。
【参加者1:バイヤー 加藤(31歳)】
最近ばっさりと髪を切った、バイヤー加藤。昨年から京都に移住し、新居を構える(詳しくはこちら)。家計に関してはゆるやかなルールがあるものの、基本的にはお互いノータッチ。現在、見直しを検討中。
【参加者2:コーポレートスタッフ 瀬田(34歳)】
昨年入社のスタッフで2児のパパ。前職では監査法人に勤めており、クラシコムでは主に経理・財務を担当。しかし、家庭でのお金の管理は奥様が担当。瀬田はチェック係だそう。
【参加者3:コーポレートスタッフ 筒井(32歳)】
こちらも昨年入社。仕事中はキリッとしている一方、お金の管理が大の苦手とのこと。数字に強いご主人の管理下による、家計コントロールがなされている。
【参加者4:編集スタッフ 齋藤(32歳)】
昨年長女を出産し、2児の母に。結婚、出産のタイミングでご主人と話し合い、お金の管理方法を見直しながら夫婦で管理している。自己流ながら、わりとストレスなく運用中。
お互いノータッチ。しかし、このままでいいのだろうか……
バイヤー 加藤:
「家計の担当はゆるやかに分けていて、家賃と光熱費が夫、食費やいざというとき用の貯蓄するのがわたし。それ以外は、お互いノータッチです。
ノータッチゆえに、欲しいものは自己判断で買えるのですが、大きなものを新調するとき『じゃあ、どっちが払うの?』と牽制し合うこともしばしば。
引っ越しで必要になった家具や家電も、トータルの出費額は同じぐらいになるようにしつつ、冷蔵庫はわたし食器棚は夫と、どちらかのお財布から購入しています。
これでもなんとかなると思っていましたが、住まいを持ってローンの支払いがはじまり、不都合に気づいたというか、今更ながら意識が変わってきました。
つい最近、夫と将来のことを考えていたら『その日暮らしな感覚は、変えたほうがいいのでは?』となり、ただいま家計や貯金方法を見直し中です。
まずは夫婦の収入を合算して、項目ごとに割り当てるのがいいかなぁと。でも、自由度がへる気がして……。みなさんは、どうしているんですか?」
『正しい家計管理』を参考にして、予算を立てる
コーポレートスタッフ 瀬田:
「うちは妻が家計の実権を握っていて、僕は家計簿のチェックなどを。
『正しい家計管理』(林總著、WAVE出版)という本を参考にしながら、お互いの給料は共通の口座に入れ、固定費はすべてこの口座から引き落とされます。
妻が毎月の予算を立て、 ひと月に必要な現金をこの口座からまとめて下ろし、必要な項目ごとに分けています。これなら残金が確認しやすく、使い過ぎを防ぎます。
それぞれ自由に使えるお金は、おこづかい制に」
▲瀬田家の家計財布は「レシートホルダー パヴォ」というもの。一目で見やすく、わかりやすいです〜!
「月末には妻が手書きで記入した家計簿を確認しながら、予算内に収まったかや内訳などを一緒に確認しています。
妻が忙しいときは、うっかり家計簿をつけ忘れていることもありますが、そこは翌月から頑張るということで、何も言わないようにしています。(怒られることもあるので……)
家計簿のほかにも、マネーフォワードというアプリを入れており、口座の入出金、クレジットカードの履歴、Amazonの購入履歴などをweb上で見れるようにしています」
夫のコントロール下にある、我が家の家計
▲筒井家の話を聞き、女性陣から思わず驚きの声が!(動揺して写真もちょいブレです)
コーポレートスタッフ 筒井:
「お金の管理がものすごく苦手で、手元にあるものは全て使い尽くしてしまう傾向にあります。独身のときには給料日前がピンチ!なんてことも。
結婚してからは、数字に強い夫が全て家計をコントロールしてくれています(夫に感謝!)。1年・5年・10年単位の計画を、壮大なエクセルを作成しているようで、その指示を受けるがままです。
月々の使用実績から予算(おこづかい)が決められており、わたしのお給料から予算を差し引いた残額が、夫婦の貯金になっています。
わたしが頑張った分どれだけ貯金が貯まっているか、ということを見える化し、モチベーションを高めてほしいという夫の意向です。(苦手な部分のフォローはとてもありがたいのですが、本音は目の前のお菓子や洋服の方が嬉しいときも……。子供っぽいですね)
予算がなくならないように、毎月自分のお財布とにらめっこ。予算外の欲しいものがあった場合は、夫へ理由と目的をプレゼンします(涙)」
結婚・出産のときに話し合い、できる限りフェアに
編集スタッフ 齋藤:
「我が家では家賃と車関係の支払いは夫が担当し、食費や光熱費といったその他の支払いはわたしの担当。保育園の毎月の支払いや子どもの保険など、教育費は折半しています。
毎月のレジャー費や雑費も基本的にわたしが支払っていますが、家電を買うなど大きな出費は、 貯蓄用の家計口座からです。
貯蓄目的の保険に入り、毎月そこにもお金が出て行きます。そうして手元に残ったお金が、それぞれのおこづかいに。お金の流れを把握したく、家計簿にはZaimというアプリを使ってます」
「この管理方法にした理由は、お互いの支払いをできる限りフェアにしたかったから。貯蓄目的の口座や保険をつくることで、自分はいくら残しておかなくちゃといった気がかりを取りたかった。この2つが大きいです。
管理方法は結構ざっくりしていますが、結婚や出産のタイミングで話し合い、そのつど管理方法を見直し、今のところこちらに落ち着きました〜。
お金ってデリケートなものだから、使い方にシコリがあるとモヤモヤします。大きな買い物をするときも、お互いが納得する結果に行き着くまで、とことん話し合います」
お金の感覚は人それぞれ。だからこそ……
それぞれの得手不得手や、家庭でのパワーバランスが見え隠れしてしまった、今回のお茶の間会議。
瀬田家が参考にしている『正しい家計管理』は、他のスタッフも興味深々で「どんぶり勘定は恐ろしい」の一文にわたし自身、ドキッとすることも。
お金の感覚は人それぞれだからこそ、ストレスなく家計をやりくりする方法を、我が家も見直したいと思いました。
次回もどうぞお楽しみに!
▼わたしも参考にしたいです。
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