【特集|おさださんの、買い付け北欧旅】第1話:パッキングの中身、みせてください!
編集スタッフ 二本柳
聞き手・文 スタッフ二本柳、写真 鈴木静華
北欧に興味のある方なら、きっとこちらのキッチン風景に見覚えがあるのではないでしょうか?
白い什器の中身はほとんどぜーんぶ、北欧メイドのものたち。
本日からお届けする特集は、こんな素敵なキッチンの持ち主であり、北欧雑貨店『SPOONFUL』オーナーのおさだゆかりさんにご登場いただきます!
おさださんは大の北欧好き。
1999年、仕事で初めて訪れたストックホルムで北欧雑貨に魅了され、みずから買い付けた雑貨のオンラインショップを立ち上げるまでになりました。
今年の2月には、そんなおさださんが愛してやまない厳選100アイテムの雑貨を紹介した『北欧雑貨手帖』も出版。
年に3度は北欧へ出向き、みずから各地をまわって雑貨を買い付けているそうです。
今回の特集では、そんなおさださんが北欧へ旅行する際のパッキングの中身や、ご自宅に並ぶ北欧雑貨の数々など、たっぷりとお届けしてまいります。
全4話の連載、どうぞおたのしみくださいね。
気になるパッキングの中身、みせてくださーい!
1年の約6分の1は買い付けのために北欧へ旅しているというおさださんは、まさに旅のベテラン。
きっとパッキングもお手のものなのでは?
今回そんなおさださんに、「10日間の買い付け北欧旅行」という設定でパッキングをしていただきました!
中にはどんなものが入っているのでしょうか?
人の旅支度ってなぜか気になるんですよね。わたし二本柳も大の旅好きなので、おさださんのパッキングに興味津々です!
早速荷物の中身を並べていただきました。
北欧らしい、カラフルなポーチですっきり収納されています。かわいいポーチが手元にあると、それだけで荷造りが楽しくなりそうですよね。
それにしても中身がとてもスッキリしているような…。
おさだゆかりさん:(以下敬称略)
「買い付けの場合トランクの半分は梱包材を入れるので、荷物はなるべく少なくしているんです。ポーチの中身を決めておくと、パッキングのときも楽なんですよ〜」
なるほど。旅先でたくさんの雑貨を買い付けるので、行きの荷物は最小限になるよう工夫しているのですね。
それではさっそく、具体的に中身を見させてもらいましょう!
洋服は着回し重視!
左上から時計まわりに、ワンピース、トップス、ボトムス、カーディガンが並びます。
爽やかな北欧ブルーで、デザインもシンプルなものが多いですね。
おさだゆかり:
「旅先ではなるべく枚数を持っていかずに済むように、上下組み合せやすいものを中心に持っていきますよ。だからベースとなるワンピースやトップスは、無地のものが多いかもしれません」
荷物で1番かさばる洋服は、いかに着回しできるかも大切なのですね。
「念のため…」とクローゼットの半分くらいを詰め込む私とは大違いです(笑)
実はおさださん、旅に出かけるたびに、洋服のコーディネートをしっかり決めていくのだとか。
かわいいイラスト付きでノートに書き込みながら、旅先のファッションについてあれこれ考えを巡らせます。
何を着ていこうか?と絵に描きながら、旅先へ思いを馳せる…。
そんな風にワクワクと旅を待つ準備時間も、かけがえのないひとときですね。
アクセサリーでワンポイント。
(ポーチ:ティオグルッペン、アクセサリー:北欧のセカンドハンド店で買ったもの)
おさだゆかり:
「洋服自体は組み合せがしやすいようシンプルなものが多いので、アクセサリーで遊べるように小物類はいくつか持っていくようにしています」
荷物は軽くしたいけれど、写真だってたくさん撮る旅行中。やっぱりオシャレもたのしみたい!
そんなときに、かさばらないアクセサリー類は重宝しそうですね。
おさださんのように小物を上手に取り入れていけば、身軽さとオシャレを上手に両立できそうです。
旅先でのお気に入り本は、
角田光代さんのエッセイ。
荷物の中には、旅先で繰り返し読んでいるという角田光代さんのエッセイも入っていました。
旅の間はずっしりとした内容の小説よりも、気分転換できるような本を選び取ることが多いのだとか。
電車や飛行機のなかでゆったりとページをめくる時間って、私も好きです。なんだかとても贅沢な気分になると思いませんか?
ホテルでリラックスするための
必需品2つ。
旅先ではいつもより体力を使うので、いかにホテルで居心地よく過ごせるかということも大切ですよね。
旅行をするときは2週間以上の長期滞在が多いというおさださんも、やはりホテルでのリラックスタイムを工夫しているようです。
まず1つ目は、毎回持っていくというキャンドルを見せてくれました。
(Scents of LAND)
夜寝る前にキャンドルを灯して、その日の疲れを癒すために持参するとのことですが、「結局夜はつかれきっていて、キャンドルを使わずに寝てしまうことも多いの…(笑)」とお茶目なおさださん。
それでもやはり、必ず毎回キャンドルを荷物にしのばせていくそうです。
そしてもう1つ、欠かせないのがMac book Air。
主にwebの更新やメールのやりとりのために持っていくそうですが、BGMをかけるためにも重宝しているのだそう。
特に荷物の梱包作業中は好きな音楽を流して、たのしく作業できるように工夫しているようです。
ホテル滞在を少しでも心地よく過ごすためのお供。夏休みを迎える前に、身の回りからそんなアイテムを見つけ出すのもいいかもしれませんね。
パッキングの心得
今回見せていただいたトランクの中身。
冒頭にもご紹介したとおり半分は梱包材で、荷物はとてもすっきりな少量でした。
それもそのはず。北欧で大好きな雑貨をたんまりと買って帰るので、行きの荷物は少なければ少ないほど良いのです。
旅先のお買いものって、楽しいですものね。
おさだゆかり:
「行きの荷物は少なくとも半分を空っぽにしておくのがコツですよ。だから洋服はしっかりとコーディネートを考えて、極力身軽に行くのが良いと思います。
それに旅先にも可愛いお洋服屋さんはいっぱいありますしね。現地で服を買う、というのも楽しみのひとつになります。
それからもう1つ。パッキングをするときは楽しく!
好きな音楽をかけて、鼻歌でもうたいながら楽しく作業するのが大切です♪」
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パッキングの時点ではまだ空っぽのトランク半分。
そのなかに詰められるのであろう、旅先での新たな出会いに想像を膨らませて…。
そんな風にたのしく荷造りできたなら、旅立つその日がさらに素晴らしいものになるのかもしれませんね。
おさださんのように鼻歌まじりに、時にはイラストを描いたりなんかして、旅支度をたのしみたいものです。
さて、明日の第2話はパッキングの中身をさらに深堀り拝見!
北欧雑貨の買い付け仕事に欠かせない、おさださんのお仕事道具をお届けしますよ。どうぞお楽しみに♪
★おさだゆかりさんの著書の一部はこちらです。 ↓↓↓
北欧雑貨手帖 おさだ ゆかり アノニマ・スタジオ 2015-02-28 |
わたしの住まいのつくりかた 北欧風リノベーションとインテリア (ナチュリラ別冊) おさだ ゆかり 主婦と生活社 2012-10-12 |
北欧スウェーデンの旅手帖―雑貨がつなぐ街めぐり おさだ ゆかり アノニマスタジオ 2009-06 |
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