【店長コラム】カモン体力、体力プリーズ。
店長 佐藤
「カモン体力、体力プリーズ」な日々。
普段の生活でもわりとすぐに疲れてしまう。眠る時間を削ると、一週間以上あとを引く。遠出をすると旅先で具合が悪くなったりする。
学生だった頃「あれ?もしかしたら私って体力がないほうなのかな。環境の変化に弱いのか?」。周囲の友達と比べて自覚するようになりました。
そう自覚した名残は今でも根強く残っていて、あらゆる計画の立て方の根底にあるのは「自分のキャパシティとどううまく付き合うか?」
例えば、会食や飲み会の予定は週に一度までしか入れないようにするとか、休みの日は寝溜めに効果なしと分かっていても「寝坊」と「昼寝」を盛大に執りおこなうというプランを着実に実行していくことになるわけです(苦笑)
とにもかくにも無茶をしない。悲しいかな、旅先でも無茶はしない。二日酔いになるほどは飲まない(まじめかって感じですが)。これらはどこかわたしの人生のなかで、ひとつの癖みたいになっています。
でも最近周囲の人や友人から「なんだか前より体力があるように見える」と言われることが増えました。考えてみると「た、たしかに……」と心当たりがないわけでもないんです。
着実に年齢は重ねているので、本質的な体力とは違うなにか別の理由があるのかしらん?と考えてみました。
年齢とともに身につくこともある?
本来ならば今よりずっと体力や若さというものがあったはずの20代だけれど「あの頃のほうがこういうシーン・局面ですでにバテていただろうな」と思い返すことがあったりします。
じゃあ、あの頃にはなくて、今あるものは何なのか?
そう考えてみたときに真っ先に思い当たるのは・・・そう「気力」です。
昔のほうがもっと早く落ち込んだり傷ついたりしていたし、「自分」という存在に波動が向きまくっていた分いろいろなことを難しく考え過ぎていたところもあったので、「気力」もどんどん消耗して「体力」も削られていっていたんじゃないかなと。
年齢や環境の変化とともに良い意味で難しく考え過ぎる余裕もなくなり、そのせいか多少の図太さもでてきて、ここぞという時に「溜め込んだ気力」で乗り切れることが増えてきたのかもしれない。
自他の「もしや若い頃より体力がある疑惑(?)」は、このあたりから生まれているのかもしれません。
そして「気力」というのが今度は徐々に「胆力」につながっていくのも、年齢を重ねる面白さなのかもしれないとも最近感じはじめました。
これは周りにいる人生の先輩にあたる女性たちと接していて、ときおり感じることです。
粘り強さや物怖じしない気迫のようなものが、たんなる気力やカラ元気ではないまた別の安定したパワーを生んでいるように見えるのです。
歩いていく道の先に。そして、きっと私のうしろにも…
正直に言って、10代や20代だった頃、年齢を重ねていくということにあまりポジティブなイメージをもっていませんでした。年齢を重ねることが、どこかこわかった。
30代はそういうことを考える余裕もなく過ぎていき、あっという間に40代の仲間入りをして思うのは「年齢を重ねることによるポジティブな効用がまだまだあるのかも」ということです。
たとえ失われていく何かがあったとしても、それに代わって新たに身につく境地やコトがあるのかもしれないと思うと、もともと体力に自信のない私だって何だか勇気がわいてくるってもんじゃないですか。
そういうシナリオを、若い頃は予想だにしていませんでした。
このコラムを読んでくださっている方がずっと若い方ならば「なあに、おばさんの強がり」と思うかもしれないですし、わたしより人生の先を歩いている方なら「あなただってまだまだ若いのよ」と思われるかもしれませんが(汗)
周りにいる人生の先輩にあたる女性たちが、あとを付いていくわたしに「小さな希望の光」をくれているように、わたしも誰かからすれば人生の先を歩いているのかもしれない者として同じような存在になれるといいな。
そう考えるとピシッと背筋が伸びるような気持ちになるのです。
とはいえ現実的には引きつづき「カモン体力、体力プリーズ」。なんらか運動の習慣をつくらなきゃな、つくりたいな、もうちょっとそれは先になっちゃうかな(ぶつぶつ)。
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