【スタッフコラム】想像で止まってしまう私とこれから
編集スタッフ 中村
ここ数年、友達と必ず 「年末振り返り会」 をやっています。
今年あったことをあれこれ共有する忘年会とは違い、それぞれ手帳や日記を持参し1ヶ月ごとに大きな思い出、気づきを共有し、最後に抱負を宣言。 (とはいえ堅いものではなく、お酒を飲みながらゆるく楽しく…… )
近所の銭湯で本日のアジェンダを決め、家に戻ったあとはテレビを見たり、話したり、鍋をつついたりしながら、やっとのことで本題へ突入。こうやって時間に縛られずに過ごせるのが年末の醍醐味だとしみじみ。
1ヶ月につき共有時間は3分までと決めたルールを破り、あれやこれや延々と話した結果、私が行き着いた抱負は至ってシンプルな 「想像で終わらせない」 こと。
やりたいこと、ほしいものはノートからはみ出るほどにあるのに 「興味→想像→実行」 の回路があるとしたならば、私は 「想像」 の段階でひっかかってしまう。想像して満足してしまうか、思いの外ワクワクせずにやめるか。
しかし、振り返っていく中ではっきりしてきたのは、私の 「想像」 はうんざりするほど不確かなものだということ。現に、乗り気ではなかった飲み会や遊びの帰り道、ものすごい充足感を得ていたり、クチコミを見ずに買ってみた商品が自分にはしっくりきたりということが山ほどある。
そこで 「2019年想像が不確かすぎたで賞」 トップ2を決めた。
第1位は、フェスは体力的に辛いのだろうと諦めていた 「森道市場」 。たしかに東京から向かうには距離があったけれども、潮風に揺られながら海辺で聴く音楽は心地が良く、身体の力がゆるゆると抜けていった。ステージを囲むようにずらりと並ぶ露店も負けてはいない。かわいらしい雑貨や、おいしそうなものが間髪入れずに私の心を揺さぶる……
欲しい、食べたい、聴きたいと欲望の渦に飲まれ、気づけば疲れなど感じる暇もなくあっという間に終わってしまった気がする。
さらにこの旅にはおまけがあった。泊めてくれた友達夫婦が、マリメッコの駅とも呼ばれている 「都田駅」 へ連れていってくれたのだ。
カラフルでかわいいデザインのテキスタイルが駅の中を彩り、ワクワクが止まらず……
感謝とともに、行動してみると予想外のラッキーが待ち受けていたりすることを思い出させてくれた。
第2位は、勉強する時間がないだの、道具を揃えるのがめんどくさいだのが先行してしまい諦めていた 「刺繍」 。
自身でアクセサリーブランドを立ち上げた手先の器用な友達が私の家に遊びに来たとき、CMの間というわずかな時間でさくっと教えてくれたのだ。
こんな隙間時間に数年やってみたかったことができてしまう。考えていた時間のほうが長かったんじゃないかと思うほどに。
先回りしてあれこれ想像してしまう癖は中々直せないけれども、時間が許す限りとやかく考えず動いてみようと思う年始なのでした。
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