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【あの人のバッグ】買い物は投票と同じ。応援したい、大切なものを日々のお供に
リップに手帳、お財布、ポーチ。お出かけに欠かせないものとして選び集めてきた「バッグの中身」には、そこかしこにその人らしさが詰まっているように感じます。
「あの人のバッグ」は、気になるあの人のバッグやポーチの中身を見せてもらう連載。今回ご登場いただくのは、東京・富士見ヶ丘で食料雑貨店「somehow(サムハウ)」を営む店主の志賀佑香(しが ゆうか)さんです。
日本全国にある魅力的な食材や日用品を、お店を通じて提案する志賀さん。独自の視点で集められたものは、地元の方をはじめたくさんの人に愛されています。
今回はそんな志賀さんがいつも持ち歩いている「バッグの中身」を拝見します。
ーバッグとその中身ー
散歩したり、寄り道したり
身軽に過ごすための、最小限の持ちもの
(左上から時計回りに)
・風呂敷 / 染め作家・染太郎
・ハンドタオル / LITTLE SUNSHINE
・エコバッグ / BAGGU
・財布 / Hender Schema
・キーチェーン / GOLDEN HARVEST
・ボールペン / STABILO
志賀さん:
「普段から荷物は少なく、身軽な人に憧れています。
その中で選ぶのは、ブランドストーリーに賛同して応援したいと思えるものや、作り手の顔が浮かんで大事にしたいと思えるもの。どんなお買い物も投票と同じだと思っています」
志賀さん:
「染太郎さんの風呂敷は、somehowのオリジナル風呂敷を依頼したのがきっかけで愛用するようになりました。
さっと端を結ぶだけでエコバッグ代わりになり、公園では敷物にしたり、日差しが強い時には頭に巻いたりと、何通りにも使えて嵩張らないのがお気に入りです」
▲「LITTLE SUNSHINE」のタオル素材のミニトートと、バルセロナ発のインテリア雑誌「Apartamento 」のトートバッグ
志賀さん:
「バッグはその日の予定に合わせて大きさを変えています。
基本的に選ぶのは『軽い』もの。持ち物が軽いと、寄り道したり散歩したり、お花を買って帰ろう!と思えたり、心地いい状態で過ごせるからです。
どちらも素敵なものづくりをしている方達のものを身に付けたいと思い、選びました」
ーポーチとその中身ー
心地よく過ごせるような
香りと潤いのアイテムをお供に
(左から時計周りに)
・ポーチ / nur apartment
・ルームスプレー / Ryoko
・ボディオイル / LISTEN TO NATURE
・カラーリップ / melixir
・蜜蝋バーム / soap elements
志賀さん:
「巾着ポーチは100年以上前の韓国の伝統工芸品で、大好きなヴィンテージショップ、nur apartmentで選んだもの。内側を補修しながら使っています。
メイクはナチュラルでありたいと思っています。外出には、心地よく過ごせるような香りや潤いのアイテムだけをお供に。
melixirのカラーリップは鏡を見なくても手軽に塗れるくらい、自然な色づきが好み。何本もリピートしています」
志賀さん:
「香りのアイテムは自分にとって欠かせないもの。天然の精油でブレンドされたボディオイルやスプレーなど、自分だけにそっと香り、深呼吸できるようなものが好きです。
ベルリンを拠点に活動されている調香師でアロマセラピスト、Ryokoさんの作り出す絶妙な美しい香りには、もう何年も虜になっています。自宅にも、somehowにも、Ryokoさんの香りが漂っています」
志賀さん:
「実家はスーパーを営んでおり、いつも身近に食がありました。親元を離れる時、どんなにお金がなくても良い調味料を使いなさいと言われ、1人暮らしの小さな台所にも全国各地の調味料を並べていました。
そしてその大好きな食材たちは、応援しなければなくなっていってしまうことを知りました。
母になり、自分が与えたものだけでどんどん大きくなる子どもを目の当たりにして、食の大切さを改めて考えたことがきっかけで、おいしく楽しく食べながら、大好きな味と作り手さんと、愛する人たちの身体を守るためのお店を始めました。
ここにはとにかく自分の好きなもの、心地よいと思えるものだけを集めていて、商品を店頭に並べる時間も好き。
良いものが一番良く見えるような、お店らしくないお店を目指しています」
たくさんではない、暮らしに本当に必要なものだけが揃う、somehowの空間。そこには志賀さんの「暮らすこと」に対するシンプルで誠実な感性が見えるよう。
どんな買い物も投票と同じ。決して多くなく、大切に使い続けたいものだけを集めたバッグの中身も、どこかお店づくりの姿勢と通じていて、お話を聞いていたら、お店に行きたくなりました。
次回はどんなバッグが登場するでしょうか。お楽しみに。
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志賀佑香
セレクトショップのVMD職を経て、2022年に東京・富士見ヶ丘に食料雑貨店『somehow』をオープン。自ら出向いて見つけた全国各地の良いものを集め、店舗販売とイベント企画を通じて届けている。Instagram:@somehow_grocerystore
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