【あそびに行きたい家】好きなものを、とことん集めて一緒に暮らす。民芸品に囲まれた小さな家(YUYAさん・スパロウ圭子さん宅)
編集スタッフ 青木
夫婦で民芸品に魅せられて
コレクションを飾って暮らす
ルームツアー動画番組「あそびに行きたい家」。今回お邪魔したのは、切り絵作家・イラストレーターのYUYAさんとパン・お菓子研究家のスパロウ圭子さん夫妻のお宅。
都内の閑静な住宅街に佇む家は、切り絵作家とパン・お菓子研究家という異なる職業の仕事場でもあり、夫婦の生活の場でもあります。
3階建ての小さな家ですが、それぞれの仕事も、趣味の民芸品や本のコレクションも、最大限に活きるように様々な工夫を凝らしてリノベーションをしました。ぜひYouTubeでお楽しみください。
お客さんも招き入れる。教室みたいなダイニングキッチン
玄関を入るとすぐにあるダイニングとキッチンは普段の食事の場でもありますが、YUYAさんの個展を開くスペースでもあり、圭子さんがパンやお菓子作りを教える教室でもあります。
YUYAさん:
「僕の作品を展示しやすいように壁は有孔ボードにしています。また “教室” でもあるので、椅子は学校で使われているものを購入しました」
コンパクトで動線が良いキッチンには、圭子さんのこだわりの設計がありました。
圭子さん:
「作業台は、段差を付けて高い場所と低い場所を作っています。
高い方はまな板で食材を切るのにちょうど良く、低い方はパンやお菓子の生地をこねるのにちょうど良い高さなんです。たった5cmくらいの差なんですが、あるのとないのではかなり違います」
本棚は天井に。すっきりとした2人の作業部屋
2階は二人の作業部屋とリビング兼寝室のスペース。日当たりが良い作業部屋はYUYAさんのお気に入りの場所です。
YUYAさん:
「朝はとても明るくなるので、そこで仕事を始めるのが心地よいです」
夫婦でそれぞれの仕事や趣味の本をたくさん抱えていますが、部屋はすっきりとした印象。
YUYAさん:
「部屋が狭いので、本棚は壁に造り付けて浮かせています。本棚を床置きしないことで、床面を極力減らさないよう工夫しました」
夫婦で集めたコレクションが並ぶ“民芸部屋”
3階にあたる屋根裏部屋は、夫婦で10年以上かけて集めた国内外の民芸品を飾っていて、二人の間では“民芸部屋”と呼んでいます。
数え切れないほどの民芸品が並んでいる圧巻の飾り棚は、民芸品がよく映えるような工夫を凝らしてオーダーしました。
YUYAさん:
「棚は木の色だけでは民芸品の色が沈んでしまうかなと思い、よく映えるように背板を白くペイントしてもらいました」
友人が遊びに来た時や、仕事の休憩がてら一息つくために民芸部屋を訪れることも。
忙しい時や疲れている時に優しい表情の民芸品を見ると、ホッと気持ちが和むといいます。穏やかな表情で、こだわりを楽しげに語るお二人の雰囲気から、好きなものを集めて一緒に暮らす部屋作りの心地よさが伝わってきました。
本編はYouTubeでお楽しみください。
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YUYAさん・スパロウ圭子さん
(アトリエ・フォーク)
夫のYUYAさんは切り絵作家・イラストレーターとして、妻のスパロウ圭子さんはパン・お菓子研究家として活躍。2人が立ち上げた、アートと食の拠点「アトリエ・フォーク」が、東京・中野の閑静な住宅街に佇んでいる。http://atelier-folk.com/
お二人のインスタグラムアカウントはこちら
YUYAさん
https://www.instagram.com/yuya
スパロウ圭子さん
https://www.instagram.com/spar
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