【力を抜きたい日の食卓へ】最終回:手間をかけたとんかつも、さっと作れてしまう袋麺も。
2023年9月1日(金)
先日、韓国に住んでいる友人が東京に遊びに来たとき、大人から子供まで10人程で、我が家の食卓を囲んだ。彼はとんかつが好きだという情報により、その日のメインはとんかつに決めていた。前日...
2023年9月1日(金)
先日、韓国に住んでいる友人が東京に遊びに来たとき、大人から子供まで10人程で、我が家の食卓を囲んだ。彼はとんかつが好きだという情報により、その日のメインはとんかつに決めていた。前日...
2023年7月31日(月)
京都へ出かけると必ず立ち寄る、味噌汁が有名な老舗の割烹。暖簾をくぐって、少し低めの椅子に腰掛け、いつもの利休弁当と一品料理をお願いする。主役のお椀は白味噌、赤味噌から、味噌を選んで...
2023年6月21日(水)
良い映画やドラマに欠かせないのは、名脇役の存在である。いくら主役が張り切ったところで、一人舞台ではどうにもならない。それは食卓でも、同じ事。主菜、副菜、ご飯に汁物、お漬物と並ぶと、...
2023年5月24日(水)
豚汁を作る日には、棚の奥から我が家の大きな鍋を引っ張り出す。もうちょい小さくたって構わないのだが、具材と汁がアンバランスに仕上がる事が多いので、面倒でも大きな鍋で作ることにしている...
2023年4月18日(火)
アトリエなんて言うと大袈裟だけど、新しく設けた仕事部屋に、大きな台所を作った。僕から設計者への要望は、作業スペースが広く欲しいと言う事だけ。料理を撮影してもらう時にも皆が仕事をしや...
2023年3月20日(月)
子供の頃、母が作ってくれるお弁当のおかずで好きだったのは、少し焦げ目がついた焼き目に甘い味つけの「卵焼き」。まだ僕が幼稚園の頃に母が入院した時、父も仕事が忙しかったので、祖父母の家...
2023年3月1日(水)
子供の頃、魚屋へ行くのが好きだった。実家から近い、那珂湊市場には、魚屋さんがずらりとあって、たくさんの魚が並んでいた。僕は「赤次」という名前の、キンキの一種で、赤い色をした魚の干物...
2023年1月18日(水)
寒くなると、おでんが恋しくなる。おでん屋さんに出かける楽しさは、「牛すじ、厚揚げ、ごぼう巻き、竹輪、白滝と卵」と、好みに合わせて都合よく色々食べられる事である。お馴染みだった銀座7...
2022年12月20日(火)
島で宿をやっている頃、船も飛行機も辿り着けないような台風の夜、みんなでコーヒーを飲みながら、こんな話をした事を記憶している。「もし、無人島でずっと食べるものを5つ選べるとしたら?」...
2022年11月17日(木)
実家から車で30分ぐらいの場所に「涸沼(ひぬま)」という汽水湖がある。子供の頃に母に車で、涸沼へドライブに連れて行ってもらうのが好きだった。色々な水鳥や季節になるとトンボもたくさん...
2022年10月18日(火)
秋になると、食べたくなるもの。昔、祖母がさつま芋をおやつに蒸してくれていた事もあり、この季節になると新物が出回るさつま芋が食べたくなる。今はたくさんの品種があるけれど、ポクポクとし...
2022年9月20日(火)
初めまして、麻生要一郎と申します。家業の建設会社に従事していた二十代、その後はカフェの経営や離島での宿の運営を経て、現在の肩書きは「料理家」です。友人の編集者に頼まれ、屋号もないま...