【スタッフコラム】苦手だと思っていたものに、再挑戦してみたら。
お客様係 西野
▲ヒノキのいい香りがします。
手先が器用で、ちゃちゃっとものを作れる人にとても憧れます。
なぜなら、私自身が正反対のタイプだからです。
以前、手作りの箸を両親へプレゼントしたことがあるのですが、大変だった思い出があります。
というのも、そのときは時間が限られていて焦る一方、木が硬くて思うように削れず、不慣れで腱鞘炎にもなるし、なんだかイメージどおり作れなくて悔しさが残るものでした。
(ちなみにこの箸は最後に職人さんが手直しして漆を塗ってくださり、どうにか完成しました。)
あるとき「楽しそうだから作ってみたら」とプレゼントでもらったのが、「みんなの材木屋」というお店で販売されている、自由に削って磨いて作れる「ヒトテマキット」。
箸作りの苦い経験を思い出し躊躇したものの、ちょうどデザートスプーンとフォークを買い換えようかと思っていたころ。
きっかけがなければやらないしなぁと思い、買うのではなく作ることにしました。
▲まずはフォークの表側を。どのくらいの深さにしようか悩みながら削ります。
彫刻刀とカッターナイフとヤスリを使って、自分好みのカトラリーを作っていきます。
作る工程で心に決めていることは、急がずゆっくり、納得のいく形を作り上げること。それだけです。
少しずつ進めてみると、なんだか楽しい…!!
ヒノキがそこまで硬い木ではないので、程よい力加減で削ることができるのがいいのと、ヒノキの香りがふんわりと広がり、もれなく非日常な空間になります。
このフォークができたとき、一番最初になにを食べよう?とワクワクする気持ちも自然と湧いてきます。
とはいえ、やっぱり手の動かし方が鈍く、削り方も笑えるほど危なっかしいものです。
ちなみに結構内面が形に出る作業で、その日のコンディンションによってきれいに削れるときもあれば、深く削ってしまい大後悔!なんてこともあり、この作業は自分自身と向き合う時間にもなっています。
今となってはもう、作り上げる楽しさが苦手意識を超えているようです。
▲持って、触れて、いろいろな角度から眺めて調節します。まだまだ未完成。
やっぱり手先が器用で、ちゃちゃっとものを作れる人に憧れます。
でも、手先が不器用でちゃちゃっとものを作れなくても、作る楽しさを知ってしまったような気がします。
「好きこそ物の上手なれ」で、もしかしたら上達して、ちょっと周りを驚かすほどのものを作れちゃったりして、と密かに淡い期待なんかも抱き始めています。
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