【FMクラシコム】梅雨のモヤモヤした気分を吹き飛ばす、魔法のような1曲(Predawn 清水美和子さん)
編集スタッフ 塩川
こんにちは。「FMクラシコム」のお時間です。
この読みものは、まるでラジオ番組のように、ミュージシャンや音楽好きの著名人など様々な方から、気分に寄り添う「1曲」を伺っていきます。
第1回目のゲストは、2008年からPredawn(プリドーン)名義で音楽活動をしている、シンガーソングライターの清水美和子さんをお迎えしました。
今回清水さんからご紹介いただいたのは、五月病のどんよりした気分や、梅雨の時期にぴったりな楽曲です。
梅雨時期のモヤモヤした気持ちが晴れる、魔法のような曲
清水さん:
「今回わたしがおすすめするのは、イギリス出身のミュージシャン、Turin Brakes(トゥーリン・ブレイクス)の『Pain Killer』という曲です。
出会ったきっかけは、はっきりと思い出せませんが、中学生か高校生のどこかで、イギリスのロックを中心に聴いていたときに、このアルバムを見つけて買ったのだと思います。
当時のわたしには少しアクが強く、それほど聴いていなかったのですが、大人になって聴くと曲の良さもさることながら、ミキシングが絶妙なんです!
聴いていて爽快な気分になるので、もやもやしたときや湿っぽいときに聴くことが多いですね」
清水さん:
「タイトルの示す通り(『Pain Killer』は鎮痛剤という意味があります)、なんとなく頭が痛いときなどにも、ふと思い出して手にとります。
聴いていくうちに、頭がすっきりすることもあるので、ちょっとした魔法みたいな曲なんです。
“Summer rain”というサビのフレーズは、夏の夕立を思い浮かべますが、日本だと五月病のどんよりした気分や、梅雨の時期にこそおすすめかもしれないなと思って、今回この曲を選びました。
歌詞のように突然自転車で漕ぎ出したくなっても、傘を差すのが面倒で雨に濡れても、初夏でしたらあまり苦にならないですしね。
雨に濡れるのはみなさん嫌かもしれないですが、この曲を聴いて、雨の日を少しでも心地よく感じてくれる人が、どこかにいることを願っています」
シンガーソングライター Predawn
シンガーソングライター 清水美和子のソロプロジェクト。2008年からPredawn という名前でソロ活動を始める。2010年6月に、作詞/作曲/演奏/歌唱/録音をすべて一人で行った、1stミニアルバム「手のなかの鳥」をリリースし、日本全国でロングセールスを記録。昨年、最新アルバム「Absence」を発表。この夏は各地のフェスやイベントでのライブを予定している。
▼PredawnのCDは、こちらからご覧いただけます
▼本コラムに登場した楽曲はこちら
『Pain Killer』Turin Brakes
アルバム『Ether Song』(EMI Import)収録
*レーベルの許諾を得て掲載しております
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