【スタッフコラム】「予定は未定」で!青森ぶらりひとり旅
暑い関東から逃げ去るように涼を求めて旅立ったのは、「奥入瀬渓谷(おいらせけいりゅう)」のある青森県は十和田市。
北海道生まれの私ですが近県であったにもかかわらず、訪れる回数は他の地域に比べて少なかったような気がします。
毎冬、スノーボードへと青森県に出かけていく夫が購入したガイドブック。
そこにのっていた「奥入瀬渓谷」の風景がとっても目に焼きつき気になっていたことがきっかけで、週末のひとり旅へとふらり出かけてきました。
「予定は未定」決めすぎないことの心地よさ
行く前は、一泊二日の旅でしたから頭の中では、いっぱいいっぱいやりたいことを想像していたんです。
青森についたらゆっくりホテルを満喫したい、温泉もマッサージもいいな。
奥入瀬渓流を歩いてみるか、自転車でまわるか、さぁどうしよう。
せっかくだから夜は蛍や星空観測にも行きたい。
朝早起きしてガイドツアーに参加するのもいいな。
ちょっとそんなに詰め込んで、いつ寝るの、なんて具合に!
でも到着してみたら、頭の中のいっぱいのスケジュールはいつの間にやらするりするりと消えてしまいました。
その土地にきただけで、そこにいるだけで、もう快適だったからかもしれません。
たくさんのスケジュールで自分自身をしばりつけてしまうと、時間に急かされるばかりで、疲れて終わるだけ。何一つ楽しめないんじゃないの?
だったら、ひとり旅なんだもの、思いついたタイミングで、自分がその時その瞬間にやりたいことを自分のペースで、無理なく楽しんだらいいのにさ〜。
そんな自分の声が、「トンっ」と背中を押してくれているみたいでした。
私の求めていたことって、そこで何かをすることじゃなく、その場所を存分にカラダとココロで感じることだったのかもなぁ、と。
地元の人を気取って、路線バスに乗ったり
そんな心の声に従ってというか、本当に思いつきというか、当初の予定には入れていなかった十和田市街へもでかけてみました。
バスの時刻表を確認して。
だいたい目的地までどれくらいの時間がかかるのか、あたりをつけて。
車だったらぴゅーっと真っ直ぐ目的地に到着するけれど、路線バス。ひと停留所ごとに止まって、ゆっくり進みます。
あの人も旅人かな、地元の中学生や高校生もいるね、ここは人がいっぱい乗り降りするんだな。
日常のとある風景がそこにはありました。
人に限らない「出会い」もあり
快適にゆったりのんびり過ごせた宿泊先の休息スペースの一角には、自由に閲覧できる本や雑誌もたくさん。
青森に所縁のあるものばかりで、興味深い本が多かったんです。その中の一冊、ふと手にとって読んでみたくなった本がこの『「いのち」を養う食』でした。
食べることをこんなに丁寧に伝えてくださる本にここで出会えたのも何かの縁。
旅先で読んだ後、もう1度読み返したくなって、帰宅後すぐに購入してみました。良い本との出会い、ありがとう〜。
今よりもフットワークが軽くて若かった頃と比べると、旅の楽しみ方も変わったものだなぁと旅を終えた後にしみじみと思いました。
年齢だけではないのかもしれませんが、そのときの自分の心情や心地よいペースというのがあるのも体感できましたし。
そのときそのときの気持ちに寄り添いながら、自分ならではの旅を楽しむことが本来の旅の楽しみ方なのかもしれませんね。
また機会を見つけて、私なりの旅にぶらりと出かけてみたいものです。
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