【店長コラム】部屋の中にしのばせた、シアワセへの小さな願かけ。
店長 佐藤
今の家に引っ越してきて早いもので2ヶ月が経ちました。
正直、クローゼットの中身や、キッチン収納などは引っ越してきたときに適当に入れ込んだまま……。
まだまだ整えたいところが山ほど残っていると言うのに「まっ、いいか」と後回し後回しにできているのも、自分を安心させる小さな工夫にあります。
って、全然たいしたことではないのですが、リビングダイニングにしのばせている幸せへの小さな願かけアイテムたちの存在があるんです。
空っぽの部屋に、最初に置いたものは?
今回は近距離での引っ越しだったこともあり、荷物が運びこまれる前の空っぽの物件に足繁く通い、どんな部屋にしようかと構想を練っていました。
家具の買い替えは必要か?レイアウトや飾りつけはどんなふうにしようか?と考えていたとき、最初にこの部屋に持ち込むモノは縁起のいい「あたらしい植物」にしようと思いつきました。
そこで、いそいそ買いに出かけたのが、小さなガジュマルの木。
ユニークな表情をした陶器の植木鉢も一緒に購入。
引っ越しの日まで、ちょこちょこ水遣りに行く覚悟まで決めて。(←こういうところ、自分でもほんとどうかしてるなと思います……)
「多幸の木」とも呼ばれているガジュマルの木。
この家で暮らす何年かが、どうか健やかなものになりますように。そんな願いを込めて、まだ何も置かれていない空っぽの部屋にひとりでこの植木を置きに行った日のこと、この先の人生でもずっと忘れずに憶えていそうな気がします。
窓辺にこの木を飾ったとき、よし、きっと大丈夫、思い通りにならないこと、不幸にとろうと思えば不幸な出来事、きっと色んなことが起こるかもしれないけれど、この木がそっと見守ってくれていれば自分を見失わずに頑張れるかもしれない。そう思えました。
ずっと前から大事にしている幸せへの願かけアイテムも。
ラップランド地方に古くから伝わる伝統的なカップ「ククサ」。
これを贈られた人は幸せになれる、という言い伝えもあります。
わたしはこのククサを、今からちょうど7年ほど前に会社のスタッフみんなからプレゼントしてもらいました。(懐かしい!)
以前から「欲しい欲しい」と言っていたのを知っていたスタッフたちが、わたしが産休に入る前の最終出社日に贈ってくれたのでした。
そのときはまだクラシコムは私たち経営陣も含めて5人だけでした。
ククサと一緒にもらったメッセージカードは息子を出産した日、これを読みながら陣痛に耐えようと病院にまで持参したのを憶えています。
「幸せ」を運ぶと言われているものであるだけでなく、わたしにとってはそんな特別な思い出があるもの。
わたしにとって「幸せ」とはあらゆるものを手に入れることではなく、表面的な充実を手に入れることでもなく、会社のスタッフやお客さま含め「大切だ」と感じられる人がいることなんだと、このカップを見るたびに思い出させてもらっています。
このダーラナホースの置物も、スウェーデンでは「幸せの象徴」と言われて多くの人に愛されています。
我が家にも、すでに8年ほどいるでしょうか。
今の家では、本棚の隅っこに鎮座させています。
椅子に腰掛け、さて本でも読むかというタイミングで、このダーラナホースと目が合います。
「今日も会社でいろいろあったな」「なんだか疲れちゃって手抜きご飯になっちゃったな、今日もまた」なんて気持ちがワサワサ・ザワザワしているときは、このダーラナホースが「まあ今日もがんばったんじゃない?ボチボチでいきなよ」なんて話しかけてくれているような気持ちになります。
単なる妄想の世界ですけれど(笑)
雑貨がもたらしてくれる妄想の世界、半端ないです!
やるべきことややりたいことを後回しにせざるを得ないようなままならない日々を、これからも優しく見守ってくれる存在でい続けてほしいなと思っています。
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