【バイヤーのコラム】「一緒にやってみよう」で見えてきた子どもとのちょうどいい時間。
商品プランナー 中居
働く母も3年目になりました。
私にとって、一番のがんばりどきが帰宅後の母子ふたり時間(夫は帰りが遅く、ほとんど不在なのです)。
復職当初は、息子が寝たあとのひとり時間を確保するため、文字通り一分一秒を争う勢いで過ごしていました。
「子どもが寝たら、あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ…」と悲観的になり、いつもカリカリしていた気がします。
ところが最近、ちょっぴり考えをシフトしてみました。
「とにかくひとり時間を確保!」から「やりたいことは、一緒にやってみよう!」へ。
すると、すこーしだけ気持ちが楽になったんです。
できることから少しずつ。
例えば、読書。
ひとりでゆっくり読みたい気持ちはやまやまですが、ある日の寝かしつけは、一緒に布団に寝転んで本を開いてみました。
すると息子も自分が好きな絵本(大大大好きなウルトラマン…!)を広げて横にゴロリ。
お互い夢中になってページをめくるうち、気づけば彼は寝落ちしていました。
「あらら?寝かしつけはあっさり終わったし、本も読めたし、なんだか今日は楽ちん!」と自分自身もすっきり気分で就寝できました。
また、とある日の夕食準備中。
それまではテレビを見せる間に急いで調理していましたが、その日はなんとなくお手伝いをお願いしてみました。
「お米さんを優しく研いでみてね〜」「ゆで卵はこうやってむくんだよ」「この野菜食べてみる?」などなど、簡単な作業(とつまみ食い)を提案してみると息子もやる気満々で楽しそうです。
作業自体が格段に楽になるわけではないのですが、一緒にやることで私の気持ちもなんだか穏やかに。
息子も「○○がむいた卵おいしいねぇ!おかわり!」なんて得意げでした。
巻き込んでみるのも意外と楽しい?
▲先日はなんとふたりカラオケにチャレンジ!恥ずかしがりつつも、マイクは離しませんでした。
それからは、夜の時間に限らず、私の予定に付き合ってもらう機会を増やしてみました。
雑貨屋さんで一緒にお買い物してみる。友人たちとの旅行に連れて行ってみる。ママ友とお互いに子連れでお酒を飲みに行ってみる。
すると、息子も普段会えない人に会えたり、初めての景色が見られたりして、なかなか楽しそうです。
自分でできることも増えるし、意見を求められるのも嬉しいお年頃のようです。
いままでは何事も子ども中心になっていたのですが、その様子を見ていると、大人の予定に巻き込んでみるのもいいかもな、と思えました(もちろんTPOはわきまえて)。
そういえば自分が幼い頃も、両親の友人に会わせてもらえたり、自営業を営む父の仕事にくっついていったり、いつもと違う大人の世界を見るのはワクワクして楽しい体験でした。
何でもかんでも子ども向きにあつらえた環境でなくとも、意外に楽しんでくれるものなのかもしれません。
そして私自身も、「やりたいことできてない…」という原因不明のモヤモヤが晴れ、満足感が増しました。
すべてがうまくいくわけじゃないけれど。
とはいえ、イヤイヤ期まっさかりの3歳児。提案しても「やだ!」と突っぱねられることはしょっちゅうで、実際のところうまくいったと思えるのは10回に1〜2回がいいところ(苦笑)
家族や友人など周りのサポートなくしては考えられませんし、正直いうとやっぱりひとり時間も欲しい…!
ただ、「子どものための時間」と「私の時間」を分けすぎることなく、いい意味でのグレーゾーンを増やしてみようかな、と。
そうやってバランスを探りつつ過ごせたらいいか〜とゆるく考えたいです。
完ぺきにはいきませんが、せめて家族みんなが笑顔でいられるように「母ちゃんも楽しもう!」と思いはじめた今日このごろです。
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